一つだけ、書いておきたいことがあります。あっちリーグの人たちのトップの人達奴等に対して心底頭にきてます。
ですが、基本無視で当ブログは進めておりますのでよろしくお願いします。
<理由>バスケを語る上で何の意味も持たないから。
シーズンが終わったら、そのうちbjリーグが誕生した経緯とか書きたいとは思ってますので、何らかの言及はあるかもしれません。
さて、シーズン回顧第3回。対称的にシーズンを送った2チーム。東京・大阪編です。
東京アパッチ(12勝28敗 最下位)
得点 | 失点 | 3P% | 2P% | FT% | RBD | AST | STL | BLK | TO | F |
82.7(5) | 91.5(8) | 29.7(8) | 48.1(7) | 76.8(1) |
38.9(8) |
13.3(6) | 10.1(1) | 3.1(5) | 13.9(3) | 19.9(3) |
■昨シーズンプレーオフに進出し、その後練習開始のアナウンスも表には出てこなかった東京。
ドラフト前のプロテクトでは#16信平、#88広瀬を除く全選手をプロテクトし、ドラフトでの指名選手は0でした。
シーズンオフの学校訪問情報はHPで確認できるものの、他の情報はほぼ確認できず、ようやく8月公開練習が始まりましたが、チームは既にぼろぼろでした。
外国人選手の契約は進まず、ようやく9月も半ばに差し掛かった頃、#50ニック・ビリングス #5ジェレミー・マクガイヤとの契約が発表になり、その後#35ヘリコ、#3マイコーとの契約を結び、12人体勢でのスタートとなりました。
9月頭のプレシーズンマッチが、先週の体調不良により公開練習になってしまいます。ジョーHCが合流したのもこの日で、最初の外国人選手が合流したのは、10月初めのプレシーズン埼玉戦#50ニックが、羽田から直行して合流です。この次点で、既にチーム作りが遅れていました。
■開幕戦は、招待券の乱発で9170人を集めるも大阪に惨敗。2戦目は第4Qでまさかの20点差逆転負け。
4戦目から、高松・大分・富山相手に5連勝を飾りますが、これで一部選手が何か勘違いを起こしてしまったようです。12月からは暗黒の時代に突入します。
さらに、わずか4戦で#50ビリングスをカット。更に12月半ばには、#5マクガイヤもカット。12月頭には、#0トニー・ジョーンズと契約します。更に、年明けには、昨シーズンロスターに名を連ねた#42デミオン・ベーカーと契約します。年が明けると、埼玉にようやく1月ぶりの勝利。新潟にはまさかの連勝と一瞬調子が上向きかけたと思われたのですが、オールスター前後で5連敗を喫します。2月は仙台・大分に1勝ずつ上げるものの、#12仲摩の戦線離脱、#35ヘリコの中期離脱などで、11連敗を喫してしまうこととなります。更に、3月頭には#0ジョーンズとの契約を解除。3月31日に大阪から金星を上げるものの、最後までチームとして機能することは無く、最下位で今シーズンを終えました。
■結局、外国人選手が3人いなくなってしまい#30ピペンの穴は埋められずしまい。途中#44栗野を#34青木とのトレードで獲得しましたが、カンフル剤にはなりませんでした。
それはそう、アパッチの選手の個人能力は決して低くありません。シュートスキルにしても、フリースローは断トツのリーグ1位なんです。じゃあ、なぜ2P、3Pのシュート率が悪いか。
答え:無理なシュートが多いから。
結局、チームプレーが上手く出来ないのでフリーが作れず無理うちなシュートになるか、24秒取られるか。
12月頭辺りは、#35ヘリコもそれを嫌って、自分でボール運んでフリーなうちに打つみたいな酷いプレーやってましたから。ああなると、もうバスケットは成立しません。
泥沼化は、3月まで続きシーズン最後に#11青木が得点を取りに行きだしてからようやく一つの形が見えてきたような気がします。
トランジション(攻守の切換)は異様に遅く、自軍がシュートを決めてから相手に速攻を喰らうなどのパターンが多々見られました。
ジョーHC自身が、基礎を疎かにする向きがあり、いきなりフォーメーションを組み込んでプレーしているような気がします。フォーメーションの前段階にある2on2、3on3のシンプルなバスケットはほとんど見ることが出来ませんでした。
フォーメーションも、シーズン初めはスタック(スクリーナーを二人配置する)をハイポストに置いた「アトランタ」を多用してましたが、シーズン後半はホーンを多用。2・18仙台戦ではフォメの練習してんのって位同じフォーメーションでごり押ししてました。
スチールはリーグ1位ですが、失点はリーグ最下位。スチール狙いすぎで、ディフェンスになってない証拠だと思います。リバウンドも最下位。スクリーンアウトからやらなければ意味がありません。
■課題が多すぎて、来シーズンはまた1からチームを作り直さなければいけないと思います。
そのためにも、来期の構想を速く固めて、一日でも速い次シーズンのスタートを切ってもらいたいと思います。
大阪エヴェッサ(29勝11敗 1位 プレーオフ進出)
得点 | 失点 | 3P% | 2P% | FT% | RBD | AST | STL | BLK | TO | F |
85.8(1) | 80.2(3) | 33.9(2) | 49.0(5) | 74.4(2) |
48.8(1) |
12.8(7) | 6.1(7) | 4.8(1) | 12.8(8) | 18.0(7) |
■昨シーズンは、シーズン1位、プレーオフ優勝とありえない位順調にシーズンを終えた大阪エヴェッサ。
シーズン終了後の動きがすばらしく速いです。5月には、ほぼ現有のメンバーで台湾遠征を行い、シーズンオフを与えません。プロテクトは#10波多野、#19中村、#31城宝の3人に押さえ、ドラフトは1順目からの指名権を獲得します。そしてドラフトで、#11佐藤、#15斉藤を獲得。日本人は#6石橋、#13宍戸と契約。8月中までに、ほぼ全ての外人の残留を決定。総勢11人でのスタートとなります。更にサプライズは、元日本代表#9仲村直人との練習生契約。台湾遠征後も、プレシーズンマッチを数多くこなし、9月末には韓国(KBL)のチャンピオンチームと日韓チャンピオンシップに出場。第1回チャンピオン(両チーム)となりました。
■シーズンに入って、開幕戦は東京を圧倒しますが、第2戦は大逆転で何とか勝利。その後、新規参入の高松、アウェイの新潟など5連敗ともたつきますが、シーズン中を通して悪かったのはこのときだけでした。
結局その後も連勝を重ね、去年より2つ星を落としたものの、29勝というハイアベレージでシーズン1位を獲得しました。
■#44ワシントン、#50ニュートンがインサイドの核。#31城宝、#33ロティックが、アウトサイドの核。ここに、#10波多野がリバウンドを強力に確保。#10波多野は、シュートも上達したなあ。
何より、スーパーシューター#12パルマーの存在がでかい。42点取ったときもぶっタマゲタが、なんせノーマークのミドルレンジはほとんど外さない。来シーズンは、NBDLくらいには挑戦できるんじゃなかろうか。
トランジションもメチャクチャはやい。リバウンド・ブロック共リーグ一位。全体的にスキの無いチームでした。
シーズン途中では、アーリーチャレンジで練習生#9仲村を、富山とのドラフト権とのトレードというウルトラCで獲得(これについては、色々物議を醸す所。ルール体系作りが急がれます。)
逆に言えば、今のエヴェッサを脅かすチームが増えてくればリーグ全体のレベルも上がるということでしょう。
今年は、高松・大分が頑張りましたが、下位4チームは4チーム併せて1勝しか出来ませんでした。
■スタートの出場比率が高く、今シーズンも控えには受難のシーズンでした。鳴り物入りで獲得した#11佐藤も、結局思うようなプレイタイムをもらうことが出来ませんでした。大阪の弱点は、去年も今年も控えに外人がいないのと、日本人層の薄さになると思います。(ただ、#6石橋も#13宍戸もなかなかいい選手。)
■とは言え、今シーズンも結局他を圧倒してしまった訳で、来年の強化ポイントは、やはり日本人選手の実力のアップに尽きると思います。いつまでも、オン4に頼らないですむ日本人選手が出てくることを期待したいです。
次回は、高松・大分。
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