もちろん、バラードだけでなく、まとわりつくリズムのハードテイストな曲も
気持ちいいとやりすぎのギリギリのラインでかっこいい

やってる方も楽しいけど聴いてる人も気持ちいいでしょ?のライン

ファーストアルバムということもあって、アレもコレも音をいじくり倒してるとこがまた可愛い

レコーディングはさぞ楽しかったことでしょう

彼らの音楽性にも表現力にも感心したのはもちろんだけど、
このアルバムを総括した人がすごいなぁ~と。またまたへんなとこに気持ちが飛んでった
楽曲がしっかりしてるのは当たり前のこととして 13色のクレヨンを箱詰めしたような
このふり幅の広い曲たちをつながりを持たせながら際立たせていく作業は楽しい反面苦労だったろうなぁ。
このアルバムに出会えてよかったなぁ

こういう出会いってなかなかないんだよね。
それからと言うもの頭の中ではずっとずっとぽがまわってる始末
FCの連絡先もブックにあったけど・・・どうしよう。
ファン層は若い子対象なのかしら?うーーーん、悩むなぁ

でもチケット取り易いのはやっぱりFCだよね。
ちょっと大人だけどいいよね?
そんなことを考えながら過ごしていたある日。。。
サウダージが新曲として流れてきた
もう止まらない。

型にはまろうと頑張ってた自分を捨てた。
しばらくして最初の会報が届いた
しっかりめのスーツですましている3人 七五三みたい

しっとりした曲だから衣装も合わせてるのね。
姉ちゃんの結納の席に並ばされた弟みたいな感じ

その会報でラジオ番組があると知り、「聴いてみよ~」と思ったのはいいけど、
これまた家中どこを探しても電波の入りが悪い
ノイズだらけの向こう側では あの・・・あの3人が屈託なく
常にヤバめな空気をはらんではしゃいで喋っていた

限界ポルノラジオ あまりTVに出ない3人と会える(?)のはそこだけだった。
毎週どうやったらクリアに聞こえるか試行錯誤してた。
そんなことに必死になってる自分が可笑しくも楽しかった
そして待ちに待ったライブの案内が届いた。
2枚
もう友人に声はかけてあった。
彼女も興味津々らしい。
ジャパンツアー 渋谷公会堂



記念すべき初なまポルノに逢える日がきた



グッズに列を作って並んでいるのは、今どきの女の子たち
やっぱりちょっと場違いか

でも久しぶりの日本語のライブというのも手伝って友達とちょっと興奮状態
それにドラムがポンプさんっていうのがポイント高い

なぜかポンプさんよりスリムでお若い男子が・・・このツアーのドラムはタカシくん
ポルノメンバーよりも年下ということもあってみんなに可愛がられてましたっけ。
もちろん ライブは 笑いあり



このとき「新しい曲ができた!」と言って聞かせてくれたのは『狼』
そのときにオリコノ浜という名前をきいた。まさかほんとにあったとは・・・
そういえば、タイミングもあるんだろうけど新曲はライブで初披露って多いよね
それだけファン思いってことなのかしら。
演奏はまだまだ荒っぽいところもあるけど
見て! 聴いて! 楽しんで!! とサービス精神に溢れたステージだった

つい気張りすぎてしまう前の3人を、ベテランのサポート陣がフォローしている姿が
彼らがいい環境にいることを教えてくれた。
学園祭の延長で彼らを見ている。
なんだかとっても爽やかで親密な時間だった。
途中のMCでは「ドリフの公開放送のやっとた」と言ってもらえて喜んだのもつかの間
「今そうそうって頷いたのはアダルトじゃね


訛りをそのままに喋る彼らはこの会場を自分たちのペースに巻き込んでいった。
Tamaちゃん、MC中によく「わし、知らん」的なポジションで 昭仁に「Tama、参加して」って言われてたのがどうしようもなくアタシのツボだった

CDを聴いたときから参加したかった FU FU

こんな風に踊ったのは何年振りだろうか。終わって会場を出るときに「楽しかったねぇ」って言えるライブは久しぶりだった。
一緒にライブにきた友人は「アレ(昭仁)は前に体育の先生でもしてたの?」
もう拍手もの



たしかにライブに来たというより体育祭のノリだったね

「ポルノいいねっ また来ようね」友人のその一言がとても嬉しかった。
アタシの踏み出した一歩が階段をひとつ 確実に登ったように感じた。
エアロもBONJOVIもかっこいいけど、絶対そばにいけない距離はそこに歴然としてあって
盛り上げ上手なステージングに安心しつつも 何年も会えない王子様を今この瞬間に感じられる切ない恋をしているのと同じ。
ただ待っているだけの儚さ。
でも、ポルノはまだこれから大きくなるだろう。
彼らの周りには彼らのいいところを見ていてくれる仲間がいる。
出来るだけやりたいようにさせてあげよう そんな心遣いを感じてた。
おこがましいとは思うけど、育っていく姿をつぶさに見ていたい そう思った。
これからの彼らの人生を含めて、音楽との関わりあいに興味があった。
さぁ、次はなにを見せてくれる? なにを聴かせてくれる?
そんな思いを誰にも話せないまま
半年後 もう 彼らは手の届かない大きな人たちになっていた。