1 :依頼16-42@白夜φ ★:2010/01/22(金) 09:21:43 ID:???
アクアマテリアル:98%水の新素材開発 プラスチック代替--東大チーム
◇医療用などでの利用が期待
強い力で伸縮しても元に戻り、大半が水でできたゲル状の新素材を、相田卓三東京大教授
(超分子化学)らが開発した。硬さはこんにゃくの500倍といい、石油由来のプラスチックに
代わる素材として医療や環境分野での利用が期待できる。21日付の英科学誌ネイチャーに
発表した。
新素材は「アクアマテリアル」と命名した。
研究チームは、水に、化粧品や歯磨き粉の吸着剤に使う市販の粘土鉱物を入れ、紙おむつの
吸湿剤「ポリアクリル酸ソーダ」を添加。その上で医療用の高分子有機物を改良した物質
「G3バインダー」を加えると、数秒で透明なゲルができた。ポリアクリル酸ソーダと
G3バインダーが、ナノメートル(ナノは10億分の1)級の粒子でできた粘土をつなぎ直すことで
固まるという。
成分は98%が水、粘土2%弱、新開発の化合物0・2%以下で、グミキャンディーのような
手触りがある。強度は美容整形に使われる既存のシリコンゴム程度で、粘土を増やすと硬くなる。
水が蒸発する約100度まで耐熱性があり、切断してもすぐはり合わせれば元通りになる。
相田教授は「人工関節や臓器の傷をふさぐ充てん剤など、応用範囲は広い」と話す。【奥野敦史】
毎日新聞 2010年1月21日 東京朝刊
▽記事引用元
http://mainichi.jp/select/science/news/20100121ddm012040016000c.html
毎日jp(http://mainichi.jp/)
▽関連リンク
・Nature 463, 339-343 (21 January 2010)
doi:10.1038/nature08693; Received 27 May 2009; Accepted 17 October 2009
High-water-content mouldable hydrogels by mixing clay and a dendritic molecular binder
http://www.nature.com/nature/journal/v463/n7279/abs/nature08693.html
・JST
高強度で自己修復性のあるアクアマテリアルの開発に成功
―水からできた究極の環境無負荷材料として期待―
http://www.jst.go.jp/pr/info/info707/index.html
4 :15:2010/01/22(金) 09:25:12 ID:haUI8TZY
朝鮮日報では朝鮮人が発明したと書いて有る、このニュースには朝鮮人が出て来ない。ドチラが本当?
8 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 09:33:20 ID:VwrDNVLA
>>4
natureを見ると判りますが共同研究のようですね。
17 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 10:31:49 ID:83aCg/pv
たくぞー先生んとこか。
22 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 10:52:15 ID:BkHa7Shz
融点が高く柔軟性のある氷をイメージすればいいのかな。
原材料価格が極端に安い固体材料ということになるな。
重量あたりとか断面積あたりの強度は大したものじゃないだろうが、
材料価格あたりの強度は高い……という条件で考えれば、
これはもしかしたら革命の始まりかもしれない。
エスキモーの住むイグルーみたいな住宅を、
温暖な土地でも使えるようになるかもしれない。
23 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 10:53:09 ID:ZMGZW/fS
ググッてもG3バインダーについては出てこないな・・・・。
30 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 11:33:48 ID:83aCg/pv
>>23
そりゃ無いでそ。
自分とこで合成した化合物だろうし
33 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 11:44:24 ID:83aCg/pv
第三世代のデンドリマーだからG3か了解
36 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 11:55:43 ID:ZMGZW/fS
日刊工業新聞の記事は簡にして要だな。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720100121eaaj.html
東大、高強度で自己修復性持つ含水材料を開発
掲載日 2010年01月21日
東京大学の相田卓三教授らは、高強度で自己修復性を持つ含水材料を開発した。
95%以上が水分で、同じ程度の水を含むこんにゃくの500倍の強度。
水と、化粧品などで使う層状粘土鉱物(クレイ)2―5%と0・4%以下の
有機高分子化合物を混ぜるだけでできる。
大部分が水の物資で生体適合性も高く、究極の環境無負荷材料として期待される。
詳細は英科学誌ネイチャー電子版に20日掲載された。
混ぜるだけで作れるよう、非共有結合による方法を採用した。
両末端デンドロン化高分子という物質と水、クレイナノシートに加え、
強度を高めるポリアクリル酸ソーダ(ASAP)で構成。扇状に分子が広がる
デンドロン基とクレイナノシートの表面との相互作用でクレイナノシートを
高度に均一分散させた非共有結合性の構造を実現し開発につなげた。
39 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 12:08:06 ID:83aCg/pv
トヨタ自動車も随分前からこの手のコンポジットの研究やってたよね。
あれは水入ってないけど。
41 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 12:13:03 ID:ZMGZW/fS
自動車のバンパーやタイヤなどゴムの代替化もありうる?
ブリジストンやばい?
42 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 12:17:37 ID:ZMGZW/fS
<今後の展開>
今回開発された水を主成分とするアクアマテリアルは、環境に優しく、容易に
作製することができます。また、非共有結合でできているために自己修復性で
あるという特徴と十分な強度を持つことからどんな形にも成形することや、
いくつもの成形物を貼り合わせてより複雑な形状にすることもできます。
さらに生理活性物質を取り込むこともできるので、異なる酵素活性を持たせた、
いくつかのブロックを貼り合わせて反応シーケンスの場をデザインできる可能性があります。
このように、今回開発した材料は究極の環境無負荷材料のプロトタイプとして、
「超分子化合物」や「主に水でできた材料」は強度がなく実用できないという従来の
概念を打ち破り、バイオリアクター用材料および骨、軟骨などの再生材料や代替材料、
アクチュエーター材料など、さまざまな応用分野を切り開く可能性を持つものです。
45 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 12:21:03 ID:ZMGZW/fS
プラスチック系の石油消費を大幅に抑える可能性がでてくる?
51 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 13:12:37 ID:2syrK1C/
>>41
耐熱にナンアリ
63 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 14:23:24 ID:1CVUJFrY
こりゃノーベル賞もんだな。。。。
不燃材料としても最強だわ。。。
ほとんどが水っておいおい。。。
すごすぎやろ。。。。
65 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 14:35:28 ID:1hLqffQR
壁材に使ったら、気化熱で夏場の温度上昇を抑えるとか、耐震性上がるとかないのかな
66 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 14:37:50 ID:RQ+XY2mG
有人宇宙船の外壁内壁、人工衛星の配線なんかにも使える
67 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 14:42:35 ID:MGJnkOGE
水分含有量が多いのは別に大したことじゃないんだよな
スイカですら9割以上水分だし
衝撃を加えても水が漏れないようにしたのがすごい
71 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 15:24:20 ID:HwMGKFRx
建材として利用出来れば、火災に強い建物が出来る?
ほとんど水が含有成分なら、砂漠の緑化に役立てられる?
72 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 15:44:26 ID:1CVUJFrY
次世代の耐熱パネルにも応用できそうだな。
日本版シャトルの耐熱素材として最適かもな
73 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 15:55:37 ID:eQ0+RD1R
>>71
紙おむつの原料で砂漠の緑化云々は既にあったはず
74 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 16:05:49 ID:/BP8kkrU
どんな質感なのか想像できん…
こんにゃく?粘土?氷?ゴム?
76 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 16:37:47 ID:CeAbALuB
軟骨が近いんじゃないかな。
軟骨も大半は水分だし、ゲル系の中では堅い方だし、
開発者が挙げている用途も人工軟骨に相応しいような例だし。
87 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 18:12:31 ID:ZMGZW/fS
医療用途をうたってる処を見るとコストは高そうだね。
88 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 18:13:29 ID:9fytu3rz
一リットルの水に、大匙一杯の粘土と小匙一杯の謎粉を入れたら、
硬質ゴム程度の硬さのある固体になるわけか。
土木用の素材として重宝しそうな気がする。
崩れそうな斜面をこれで固めるとか、簡易堤防とか、
道路の簡易舗装とか、軟弱地盤の補強とか。
95 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 18:38:23 ID:4GvaFin0
とりあえずオモチャとして市販すれば、
いろんな人が自分の専門分野で実験してみて、
開発者が想像できなかった用途を見つけるはず。
100 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 20:01:11 ID:I3GZENSJ
http://www.asahi.com/science/update/0121/TKY201001200568.html
相田教授は「手術中にも簡単につくれ、傷口をふさぐ材料に使ったり、
人工関節の成分として使ったりできるだろう」と話す。強度を高めるな
どの改良を進めれば、プラスチックなど一部の石油製品を代替する可能性もあるという。
プラスティックの代用になるなら石油の使用量を減らせるな
101 :名無しのひみつ:2010/01/22(金) 20:25:08 ID:1NOQIiJB