
撮影の仕事もたまって来た今日この頃、あいにくの天気で撮影できないので前からしようと思って先送りにしていたD3xのテストをしてみた。
今回のブログはかなりマニアックなので要注意。
発売されてから一ヶ月が過ぎようとしているD3x。
値段もだいぶ落ち着いて来た感じがある。というよりもかなり安くなったよなぁ。
その間に随分と仕事で使って来たので損は無いんだけどね。
仕事では室内や外観、眺望といった普段の仕事でする撮影は一通りやってみたけどかなりの満足度であった。
やっぱり画素数はあるにこした事が無いのかな、、、。とりあえず元には戻れそうにない。
その事を確認する意味もあってD3xとD3を比べてみた。
外で撮っても良かったんだけどシビアにやってみようと思って室内でやってみた。
解像度チャートでもあれば良かったんだけど無かったので解りやすく日経の株価の欄を見開きで。
全体像は下の様な感じ。

ストロボで全体に光をまわしてある。メーターで測っても0.1位の差しか無いようにしてある。
ただ6段の露出の差が出る撮り比べなのでストロボの色温度が変わってしまうのでグレーカードを入れてグレーはNX2で調整してある。
後はシャープネスも全くかけていない。NX2で開いてPhotoshopCS4に送っただけだ。
使ったレンズは手持ちのレンズでは一番解像度の良いマクロの60mm。
撮り比べの意味で24-70mmも。両方ともNikonの最新鋭レンズだ。
手ぶれにも最新の注意を払うべく三脚でがっちり固定してレリーズはMacでCamera Contorol Pro2を使って行った。
ピント合わせもMacでライブビューモードで100%の画面を見つつシビアに合わせてある。
ピントの位置は画面のほぼ真ん中でレンズの解放時に一番合う所とした。
まず60mmを付けてf2.8~f16まで一通り撮ってみた。
まず中央部の切り抜きを100%で。
ファイル名がそのままカメラ名と絞り値になっている。


まず開放でこれほど綺麗に写るとは思わなかった。実用域だ。一番線が細いのはf5.6位かな。
f16を超えると回折が出て来てだんだんぼやけて来ているのが解る。
次に画面左上のかなりギリギリの所を100%の切り抜きで。


これらの画像を見てびっくりした。
ここまでこのレンズがすごいとは思わなかった。全く周辺がぼけていない。
f2.8のデータを見ても開放のぼけは中央部と同じ位の物で周辺だからという物ではなさそう。
ただ周辺なので光量が落ちているのが解る。
周辺の一番シャープな所はf8くらいか。
f4~f11の間であればどこでもかなりシャープな画像がどこでも撮れる事になる。
むやみに絞り込む事も無く前後のぼけみが一番自分の好みの所で撮れる事になる。
f22の回折は結構来ている感じなので実用としては開放からf16までかな。
で、ここで気になって普段最も良く使う24-70mmも撮ってみた。
まず中央部の切り抜きを100%で。
全ての絞りでは無いけど。
左が60mm、右が24-70mm。


ズームレンズとは思えないほど遜色が無い。ちょっとだけ24-70mmが線が太い印象。
開放からしっかりと解像している。回折の出方も同じ感じだ。
次にまた左上を切り抜き。


ここでレンズの差が出たな。
開放からあまい描写の24-70mm。それに比べしっかりしている60mm。
周辺までしっかりと描写しようとするとf8~f11が欲しい所だ。
それでも60mmにはかなわない。
ただここまでの性能のズームレンズは他社ではズームはおろか単焦点でもかなわないんじゃないかなと思う。
ちょっと長くなったので2回に分ける事にする。
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