☆ 基礎から学ぶ、 子宝 ビタミン E 1
( d-αートコフェロール ) 、 の特性 5 ;
テーマ: 三石巌 理論
精神科医こてつ名誉院長のブログ ;
☆ 子宝 ビタミン E 1
( d-αートコフェロール ) 、 の特性~
抗不妊作用、 フィードバック・ビタミン ;
子宝 ビタミン E 1 、 は、
妊娠ビタミン 、と、 いわれる通り、
「 抗 不妊 作用 」 、をもっている。
その抗不妊作用は、
ビタミン E の種類によって、大きく違う。
これをあらわしたのが、「 表8 」、だが、
これを見て、わかるとおり、
ただ、 ビタミン E 、とだけいって、
種類を明らかにしなければ、
かなりの見当違いが、あり得る。
玄米食主義者は、 よく、玄米は、
ビタミン E 、 を含んでいると主張する。
確かに、それは、 事実だが、
その期待を妊娠におくならば、
当てが外れる、 公算の大きい、
ことを知るべきだ。
ビタミン E の種類が、ちがうと、
「 代謝 回転 」 、 の速度がちがう。
この場合、 代謝回転 、とは、
分解の意味として、よい。
ビタミン E 、 は、 その種類によって、
そのままの形で、 長くとどまり、
あるいは、 比較的に、すみやかに消失する。
代謝回転の格段におそいのは、
子宝 ビタミン E 1 、 だ。
小麦胚芽、 以外の、
ビタミン E 、 の種類をみると、
E 3 、が、 E 1 、 に比べて、
圧倒的に、多い。
ところが、 E 3 、は、
代謝回転が、 はやいので、
E 1 、 なら、 一日に、 一回ですむのに、
E 3 、 だと、 一日に、 三回の摂取が、
必要となる。
粗製の、 大豆油 、 に例をとると、
E3 、 の含有量は、 E 1 、 の六倍 、だ。
そして、 E3 、 の生物活性は、
子宝 E1 、 に比べて、 格段に、 低い。
ビタミン E 、 といえば、 ただちに、
小麦胚芽油を思う、 我々の習慣は、
どこから見ても、 当を得たもの、
と、評価せざるをえないのだ。
ビタミン E 、 の、 生物活性の目安として、
「 国際単位 」 ( IU ) 、 が用いられる。
子宝 ビタミン E1 、 の場合は、
その、 1 mg 、は、
1・49 IU 、 になるが、
E 2 、 場合は、
1 mg 、が、 0・1 IU 、
E3、 E 4 、の場合は、 それは、
0・01 IU 、 だ。
各種のビタミン E 、らの生物活性とは、
本書でいう、 広義の助酵素 ( 補酵素 )
作用をさしている。
たんぱく質な、 酵素 コウソ 、 による、
代謝は、
原則として、 細胞膜 、 などの、
膜で行われるが、
各種のビタミン E 、らのうちで、
E 1 、たちのみが、 膜に入ることが、
出来る。
それゆえに、 E 1 、の生物活性が、高い。
ところで、 抗不妊作用の実態は、
妊娠に必要なホルモンの産生を促進する、
事であろう。
このような事は、 もともとは、
生体の正常な営みに属する。
それができないために、 不妊になった、
と、 考え得る。
生体の正常な営みの本質は、
「 フィードバック 」 、 だ。
ある要求があった時に、
それに応じて、 代謝がおこる、
という、過程が、 フィードバック 、 だ。
血圧、 体温、 血糖値、
性ホルモン血中濃度 、 など、
生きてある体、な、 生体 、 では、
一定の幅に、 制御されている要素が、
非常に多い。
この恒常性は、
「 ホメオスタシス 」 、 とよばれるが、
これを可能にするのは、
フィードバック
≒ 応代謝 、 だ。
ビタミン E 1 、 の大きな役割の一つは、
フィードバックを形成する、
一連の代謝らのなかに登場する、
ということだ。
フィードバック過程は、
遺伝子 、 という、
情報ら、を、帯びてある、
たんぱく質らでもある、
デオキシリボ核酸 ≒ DNA 、
が、 要求をうけ、
それに応えて、 行動をおこす、
という、 一連の、
酵素 コウソ 反応らから成り立っている。
ビタミン E1 、 たちの、 80 % 、は、
DNA 、 への格納庫な、
細胞の中の、 核
≒ 細胞核 、 に在る。
ちなみに、 ビタミン E 製剤への製造の、
草分けである、 エーザイ 、 では、
ビタミン E1 、 のみを、
ビタミン E 、 としている。
ビタミン E 、 を愛用した経験のある人は、
ほとんど、 例外を無しに、
その効果の、 広範、かつ、
あらたかな事実を知っている。
ビタミン E 、 には、
きわめて広い守備範囲がある。
この事実を思うとき、
「 オルソンの仮説 」 、が、
説得力をもってくる。
オルソンの仮説 、 とは、
次のような内容のものだ。
「 ビタミン E 、 たちは、 おそらく、
酵素 コウソ 、 への産生を指令する、
遺伝子らの性質に、 影響をおよぼす、
ことにより、 生命の基礎を支配して、
酵素らの生合成を制御しているのだろう }。
これを、 私の表現に翻訳してみよう。
「 ビタミン E 、たちは、
コーディング ≒
タンパク質たちから成る、 遺伝子、な、
デオキシリボ 核酸 、 たちが、
螺旋 ラセン 、 を成してある、
それ自らの、 一定の部位らを開いて、
遺伝情報らを、 伝令 RNA 、へ、
転写させ、 その、 転写された情報ら 、に、
基づいて、 特定の、 タンパク質ら、
を、 作り出させる、 事 、
の過程に介入して、
タンパク質から成る、 酵素 コウソ ら、
の、 生合成を制御しているであろう 」 。
「 コーディング 」 、 とは、
DNA ≒ デオキシリボ 核酸 、
に記憶されている、
暗号化された ≒ コードされた 、
遺伝情報らが、 解読されて、
酵素 コウソ 、 として働く、
タンパク質ら 、 が、
合成されるまでの過程だ。
ここには、 二十段ほどの代謝らがある、
と、 されている。
ここに介入する、 酵素らのうちの、
一つ、への、 助酵素として、
ビタミン E 、 があるとすると、
オルソンの仮説は、説明される事になる。
ネズミの、 ビタミン E 含有濃度を、
臓器別に、しらべた結果をみると、
格段に多いのは、
『 脳下 垂体 』 、 であり、
次は、 『 副腎 』 、 だ。
おそらく、 このデータは、
人体にも、あてはまるであろう。
DNA 、 の、 開裂 ≒
その塩基らの結び付きらを、 開いて、
遺伝子、 ともいう、
遺伝されてある、 情報ら、を、
リボ 核酸 、な、 RNA 、 によって、
翻訳させるに至る時々の、
その開きようの成る事 、
の、 頻度が高いのは、
フィードバックに多忙な器官である、
ことが、 想像できる。
コーディング 、 の、 第一段階に、
ビタミン E 、 が、かかわるとするなら、
ほとんど、 間断を無しに、
フィードバックをしている、
『 脳下 垂体 』 、 で、
ビタミン E 、 たちの濃度が高い、
という事実は、
オルソンの仮説を裏書きする事実として、
理解されてよいだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生体は、 DNAからの指令の下で、
必要に応じて、 必要な量の、
酵素タンパクらを合成する。
子宝 ビタミン E 1 、 たちは、
この、 コーディング 、 に介入して、
酵素 コウソ 、への生合成を制御している。
もちろん、 タンパク不足では、
話にならない。
ビタミン E1 、たちは、
コーディング 、 への補酵素だ、
つまり、 細胞分裂に必須だ。
ビタミン E1 、たちは、
視床下部ー 下垂体ー 副腎系の、
フィードバック・ビタミン 、 だ。
ビタミン E1 、たちは、
プレグネノロン 、 から、
黄体ホルモン ( プロゲステロン )
、 への、 代謝を推す、 補酵素だ。
プロゲステロン 、 が不足すると、
男性ホルモン ( テストステロン )、
女性ホルモン ( エストラジオール ) 、
が、 不足する。
不妊症への治療に、 ビタミン E1 、は、
最も重要。
{F69DAB71-48AC-40D1-A9CA-C8857E8D16F6}
{57DC8099-FE31-4A23-842A-2BAFBE0D473E}
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基礎から学ぶ、 ビタミン E1 、 の、 6.
生体膜での、 リン脂質らの二重構造、
不飽和脂肪酸たちの自動酸化 ❗ 。
☆ 細胞を包む膜、 すなわち、
細胞膜、そしてまた、
細胞内小器官をつつむ膜は、
構造からみて、 変わりが、ない。
細胞内小器官が、
細胞膜から変化してできたものである、
ことを考えれば、
これは、 当然の次第だ。
この膜たちに対し、「 生体膜 」、
という、 言葉が使われる。
生体膜たちの主な成分が、
「 リン脂質 ( レシチン ) 」、
であって、
全体が、 層構造をしている事実は、
早くから知られていた。
やがて、
リン脂質たちが、 流動していること、
タンパク質たちが、 そこに、
島のように、 転々と浮かんだ状態でいる、
こと、
タンパク質たちのうちには、
膜の表面から裏面まで、 貫通した、
形のもののあること、
タンパク質から、
外方に向かって、 糖鎖がのびている、
こと、などが、 わかって、
生体膜についての知見らが増えた時点で、
1973年に、 シンガーのモデルが発表された。
現在にて、 我々が、 生体膜について、
考える時々には、 シンガーの模系を、
より所にするようになっている。
生体膜の構造は、 ともかく、
その機能らは、 誰にでも、 わかる、
性質のものだ。
というのは、 生体膜は、 壁ではなく、
特定の物質らを、中から外へ、
外から中へ、と、 選択的に通過させる、
ことが、 至上命題となっている、
からだ。
我々が、 外界にある、
色々な物らの中から、
食べられる物らを選択して、 口に入れ、
不要となった物らを、 大小便の形で、
排泄するのに、 よく似ている。
生体膜たちは、 物質らへの選択が、
可能な構造を取っているわけだ。
生体膜の基本は、 脂質二重層 、だ。
脂質の主要な物は、 リン脂質 、だが、
この分子は、
二本脚をもった人の様な形をしている。
二本脚は、 脂肪酸の鎖状分子だが、
多くの場合にては、
その一つは、 飽和 脂肪酸 、で、
もう一つは、 不飽和 脂肪酸 、 だ。
脂肪酸たちは、 水になじまない、
ところから、 「 疎水性 」、だ、
と、 いわれる。
その頭は、 グリセロール
( グリセリン ) 、 であって、
それが、
コリン・ イノシトール ・セリン
・エタノールアミン、 などの、
帽子をかぶっている。
この頭の部分たちは、
「 親水性 」、で、 水に、よくなじむ。
リン脂質の、 グリセロール 、 は、
親水性、で、
脂肪酸は、 疎水性 、 ということだが、
その二重層は、
疎水基らを、 内側に、向きあわせ、
親水基を、 外側に、 向けている。
したがって、 細胞膜の場合にては、
親水基は、 一方では、
外部環境に対し、
一方では、 内部環境に対している。
細胞の外部も内部も、 水溶液が、
主役をつとめる、 という状況の反映が、
ここに見られるのだ。
リン脂質たちの二重層の中には、
タンパク質も、コレステロールも、在るが、
いずれも、流動している。
この流動性は、 生命のあかしであって、
その速度は、 適度でなければ、ならない。
生体膜の内部での流動性を制御する、
役目を負うのは、 コレステロール 、達だ。
これが、 多いほど、 流動性は、 落ちる。
タンパク質たちの役目は、
膜の形を安定化させる作用のほかに、
酵素 コウソ 作用 、や、
レセプター作用
≒ 受け入れ作用 、 などだ。
細胞の受け持つ、代謝に必要な、
酵素 コウソ 、らのうちのあるものは、
膜内にある。
レセプターとは、 受容体の意味であった。
副腎皮質を例にとれば、
そこの細胞膜には、
「 副腎皮質 ホルモン 」 レセプター 、
が、 なければならない。
そして、 これらな、 タンパク質、 らに、
異常がおこれば、
代謝は、 不能となり、
細胞への来訪者への受容もできなくなり、
しかも、 膜構造は、 くずれるであろう。
このような、 タンパク質の変性の原因は、
主として、 酸化
≒ 酸素 サンソ 、 と、 結びつく、
などして、 何彼が、 その他者から、
負電荷な、 電子、 を、 自らの側へ、
引き寄せる、 電子強盗を働く、
電子強盗 、 に仕立てられる事 、 だ。
ここにおいて、
有力な抗酸化物質としての、 ビタミン E1 、 たちの役割を思わざるをえない。
ところで、 酸化促進物質からの攻撃を、
最初にうけるのは、
タンパク質ではなく、
リン脂質たちの中の、 不飽和 脂肪酸 、
たち、 だ。
この攻撃により、 不飽和脂肪酸たちが、
負電荷な、 電子 、 を、 うばわれたり、
電子を奪う態勢を成してある、
電子強盗な、 『 水素、の、 遊離基 』 、や、
『 水素 ➕ 酸素 、の、 遊離基 』 、 に、
くっつかれたりする事によって、
『 電子強盗 、 に成らしめられる 』 、
『 酸化 』 、 をおこすのは、
子宝 ビタミン E1 、 たちのような、
何彼の原子や分子らが、
電子強盗 、 に成らしめられたり、
電子強盗、 をされたりする事を防ぐ、
『 抗酸化 』 、 を成す、
物質 、が、 存在しない場合だ。
不幸にして、 不飽和脂肪酸が、 酸化により、
『 過酸化 脂質 』 、 になると、
それが、 リン脂質から、はずれて、
その付近にあった、 無傷の、
不飽和脂肪酸が、 あとがまに入り、
正常な、 リン脂質を再構成する。
このような現象を総括してみると、
ビタミン E 1 、たちも、 必要、
万一の場合の、 補充用の、
不飽和脂肪酸 、 たちも、 必要、
ということになる。
むろん、 生体膜たちを正常に保つための、
条件な事らに着目しての話だ。
ビタミン E1 、 たちに問題をしぼれば、
生体膜たちへの保全のうえで、
これは、 きわめて重要な役割を演じている、
ということだ。
ビタミン E1 、たちが欠乏すれば、
生体膜たちに異常がおき、
多くの生理機能らが、阻害に追いこまれるのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ビタミン E 1 、 リン脂質
( レシチン ) 、 たち、が、
不足した状態において、
生体膜の不飽和脂肪酸が自動酸化される。
酸化された、 不飽和脂肪酸 、 たちは、
生体膜から外れ、 付近にあった、
無傷の不飽和脂肪酸が、後釜にはいり、
正常な、リン脂質を再構成する。
酸化された、 不飽和脂肪酸への、
代用品がない場合には、
脂肪酸ラジカル 、 が、
周囲の不飽和脂肪酸を、 次々に酸化してゆく、
連鎖反応が起こり、 過酸化脂質 、を生じる。
不飽和脂肪酸が燃え尽くされると、
酵素タンパクが、攻撃を受け、
細胞の代謝が、不能となる。
生体膜内に入れる、 ビタミン E 、は、
子宝 ビタミン E1 、 のみ ❗。
子宝 ビタミン E1 、と、 レシチン 、
があれば、
生体膜での機能らを修復し得る。
レシチン 、 が多い食材は、 卵 ❗ 。
{4B3FD039-F6BE-4348-B54F-AB2231A4A705}
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( d-αートコフェロール ) 、 の特性 5 ;
テーマ: 三石巌 理論
精神科医こてつ名誉院長のブログ ;
☆ 子宝 ビタミン E 1
( d-αートコフェロール ) 、 の特性~
抗不妊作用、 フィードバック・ビタミン ;
子宝 ビタミン E 1 、 は、
妊娠ビタミン 、と、 いわれる通り、
「 抗 不妊 作用 」 、をもっている。
その抗不妊作用は、
ビタミン E の種類によって、大きく違う。
これをあらわしたのが、「 表8 」、だが、
これを見て、わかるとおり、
ただ、 ビタミン E 、とだけいって、
種類を明らかにしなければ、
かなりの見当違いが、あり得る。
玄米食主義者は、 よく、玄米は、
ビタミン E 、 を含んでいると主張する。
確かに、それは、 事実だが、
その期待を妊娠におくならば、
当てが外れる、 公算の大きい、
ことを知るべきだ。
ビタミン E の種類が、ちがうと、
「 代謝 回転 」 、 の速度がちがう。
この場合、 代謝回転 、とは、
分解の意味として、よい。
ビタミン E 、 は、 その種類によって、
そのままの形で、 長くとどまり、
あるいは、 比較的に、すみやかに消失する。
代謝回転の格段におそいのは、
子宝 ビタミン E 1 、 だ。
小麦胚芽、 以外の、
ビタミン E 、 の種類をみると、
E 3 、が、 E 1 、 に比べて、
圧倒的に、多い。
ところが、 E 3 、は、
代謝回転が、 はやいので、
E 1 、 なら、 一日に、 一回ですむのに、
E 3 、 だと、 一日に、 三回の摂取が、
必要となる。
粗製の、 大豆油 、 に例をとると、
E3 、 の含有量は、 E 1 、 の六倍 、だ。
そして、 E3 、 の生物活性は、
子宝 E1 、 に比べて、 格段に、 低い。
ビタミン E 、 といえば、 ただちに、
小麦胚芽油を思う、 我々の習慣は、
どこから見ても、 当を得たもの、
と、評価せざるをえないのだ。
ビタミン E 、 の、 生物活性の目安として、
「 国際単位 」 ( IU ) 、 が用いられる。
子宝 ビタミン E1 、 の場合は、
その、 1 mg 、は、
1・49 IU 、 になるが、
E 2 、 場合は、
1 mg 、が、 0・1 IU 、
E3、 E 4 、の場合は、 それは、
0・01 IU 、 だ。
各種のビタミン E 、らの生物活性とは、
本書でいう、 広義の助酵素 ( 補酵素 )
作用をさしている。
たんぱく質な、 酵素 コウソ 、 による、
代謝は、
原則として、 細胞膜 、 などの、
膜で行われるが、
各種のビタミン E 、らのうちで、
E 1 、たちのみが、 膜に入ることが、
出来る。
それゆえに、 E 1 、の生物活性が、高い。
ところで、 抗不妊作用の実態は、
妊娠に必要なホルモンの産生を促進する、
事であろう。
このような事は、 もともとは、
生体の正常な営みに属する。
それができないために、 不妊になった、
と、 考え得る。
生体の正常な営みの本質は、
「 フィードバック 」 、 だ。
ある要求があった時に、
それに応じて、 代謝がおこる、
という、過程が、 フィードバック 、 だ。
血圧、 体温、 血糖値、
性ホルモン血中濃度 、 など、
生きてある体、な、 生体 、 では、
一定の幅に、 制御されている要素が、
非常に多い。
この恒常性は、
「 ホメオスタシス 」 、 とよばれるが、
これを可能にするのは、
フィードバック
≒ 応代謝 、 だ。
ビタミン E 1 、 の大きな役割の一つは、
フィードバックを形成する、
一連の代謝らのなかに登場する、
ということだ。
フィードバック過程は、
遺伝子 、 という、
情報ら、を、帯びてある、
たんぱく質らでもある、
デオキシリボ核酸 ≒ DNA 、
が、 要求をうけ、
それに応えて、 行動をおこす、
という、 一連の、
酵素 コウソ 反応らから成り立っている。
ビタミン E1 、 たちの、 80 % 、は、
DNA 、 への格納庫な、
細胞の中の、 核
≒ 細胞核 、 に在る。
ちなみに、 ビタミン E 製剤への製造の、
草分けである、 エーザイ 、 では、
ビタミン E1 、 のみを、
ビタミン E 、 としている。
ビタミン E 、 を愛用した経験のある人は、
ほとんど、 例外を無しに、
その効果の、 広範、かつ、
あらたかな事実を知っている。
ビタミン E 、 には、
きわめて広い守備範囲がある。
この事実を思うとき、
「 オルソンの仮説 」 、が、
説得力をもってくる。
オルソンの仮説 、 とは、
次のような内容のものだ。
「 ビタミン E 、 たちは、 おそらく、
酵素 コウソ 、 への産生を指令する、
遺伝子らの性質に、 影響をおよぼす、
ことにより、 生命の基礎を支配して、
酵素らの生合成を制御しているのだろう }。
これを、 私の表現に翻訳してみよう。
「 ビタミン E 、たちは、
コーディング ≒
タンパク質たちから成る、 遺伝子、な、
デオキシリボ 核酸 、 たちが、
螺旋 ラセン 、 を成してある、
それ自らの、 一定の部位らを開いて、
遺伝情報らを、 伝令 RNA 、へ、
転写させ、 その、 転写された情報ら 、に、
基づいて、 特定の、 タンパク質ら、
を、 作り出させる、 事 、
の過程に介入して、
タンパク質から成る、 酵素 コウソ ら、
の、 生合成を制御しているであろう 」 。
「 コーディング 」 、 とは、
DNA ≒ デオキシリボ 核酸 、
に記憶されている、
暗号化された ≒ コードされた 、
遺伝情報らが、 解読されて、
酵素 コウソ 、 として働く、
タンパク質ら 、 が、
合成されるまでの過程だ。
ここには、 二十段ほどの代謝らがある、
と、 されている。
ここに介入する、 酵素らのうちの、
一つ、への、 助酵素として、
ビタミン E 、 があるとすると、
オルソンの仮説は、説明される事になる。
ネズミの、 ビタミン E 含有濃度を、
臓器別に、しらべた結果をみると、
格段に多いのは、
『 脳下 垂体 』 、 であり、
次は、 『 副腎 』 、 だ。
おそらく、 このデータは、
人体にも、あてはまるであろう。
DNA 、 の、 開裂 ≒
その塩基らの結び付きらを、 開いて、
遺伝子、 ともいう、
遺伝されてある、 情報ら、を、
リボ 核酸 、な、 RNA 、 によって、
翻訳させるに至る時々の、
その開きようの成る事 、
の、 頻度が高いのは、
フィードバックに多忙な器官である、
ことが、 想像できる。
コーディング 、 の、 第一段階に、
ビタミン E 、 が、かかわるとするなら、
ほとんど、 間断を無しに、
フィードバックをしている、
『 脳下 垂体 』 、 で、
ビタミン E 、 たちの濃度が高い、
という事実は、
オルソンの仮説を裏書きする事実として、
理解されてよいだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生体は、 DNAからの指令の下で、
必要に応じて、 必要な量の、
酵素タンパクらを合成する。
子宝 ビタミン E 1 、 たちは、
この、 コーディング 、 に介入して、
酵素 コウソ 、への生合成を制御している。
もちろん、 タンパク不足では、
話にならない。
ビタミン E1 、たちは、
コーディング 、 への補酵素だ、
つまり、 細胞分裂に必須だ。
ビタミン E1 、たちは、
視床下部ー 下垂体ー 副腎系の、
フィードバック・ビタミン 、 だ。
ビタミン E1 、たちは、
プレグネノロン 、 から、
黄体ホルモン ( プロゲステロン )
、 への、 代謝を推す、 補酵素だ。
プロゲステロン 、 が不足すると、
男性ホルモン ( テストステロン )、
女性ホルモン ( エストラジオール ) 、
が、 不足する。
不妊症への治療に、 ビタミン E1 、は、
最も重要。
{F69DAB71-48AC-40D1-A9CA-C8857E8D16F6}
{57DC8099-FE31-4A23-842A-2BAFBE0D473E}
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基礎から学ぶ、 ビタミン E1 、 の、 6.
生体膜での、 リン脂質らの二重構造、
不飽和脂肪酸たちの自動酸化 ❗ 。
☆ 細胞を包む膜、 すなわち、
細胞膜、そしてまた、
細胞内小器官をつつむ膜は、
構造からみて、 変わりが、ない。
細胞内小器官が、
細胞膜から変化してできたものである、
ことを考えれば、
これは、 当然の次第だ。
この膜たちに対し、「 生体膜 」、
という、 言葉が使われる。
生体膜たちの主な成分が、
「 リン脂質 ( レシチン ) 」、
であって、
全体が、 層構造をしている事実は、
早くから知られていた。
やがて、
リン脂質たちが、 流動していること、
タンパク質たちが、 そこに、
島のように、 転々と浮かんだ状態でいる、
こと、
タンパク質たちのうちには、
膜の表面から裏面まで、 貫通した、
形のもののあること、
タンパク質から、
外方に向かって、 糖鎖がのびている、
こと、などが、 わかって、
生体膜についての知見らが増えた時点で、
1973年に、 シンガーのモデルが発表された。
現在にて、 我々が、 生体膜について、
考える時々には、 シンガーの模系を、
より所にするようになっている。
生体膜の構造は、 ともかく、
その機能らは、 誰にでも、 わかる、
性質のものだ。
というのは、 生体膜は、 壁ではなく、
特定の物質らを、中から外へ、
外から中へ、と、 選択的に通過させる、
ことが、 至上命題となっている、
からだ。
我々が、 外界にある、
色々な物らの中から、
食べられる物らを選択して、 口に入れ、
不要となった物らを、 大小便の形で、
排泄するのに、 よく似ている。
生体膜たちは、 物質らへの選択が、
可能な構造を取っているわけだ。
生体膜の基本は、 脂質二重層 、だ。
脂質の主要な物は、 リン脂質 、だが、
この分子は、
二本脚をもった人の様な形をしている。
二本脚は、 脂肪酸の鎖状分子だが、
多くの場合にては、
その一つは、 飽和 脂肪酸 、で、
もう一つは、 不飽和 脂肪酸 、 だ。
脂肪酸たちは、 水になじまない、
ところから、 「 疎水性 」、だ、
と、 いわれる。
その頭は、 グリセロール
( グリセリン ) 、 であって、
それが、
コリン・ イノシトール ・セリン
・エタノールアミン、 などの、
帽子をかぶっている。
この頭の部分たちは、
「 親水性 」、で、 水に、よくなじむ。
リン脂質の、 グリセロール 、 は、
親水性、で、
脂肪酸は、 疎水性 、 ということだが、
その二重層は、
疎水基らを、 内側に、向きあわせ、
親水基を、 外側に、 向けている。
したがって、 細胞膜の場合にては、
親水基は、 一方では、
外部環境に対し、
一方では、 内部環境に対している。
細胞の外部も内部も、 水溶液が、
主役をつとめる、 という状況の反映が、
ここに見られるのだ。
リン脂質たちの二重層の中には、
タンパク質も、コレステロールも、在るが、
いずれも、流動している。
この流動性は、 生命のあかしであって、
その速度は、 適度でなければ、ならない。
生体膜の内部での流動性を制御する、
役目を負うのは、 コレステロール 、達だ。
これが、 多いほど、 流動性は、 落ちる。
タンパク質たちの役目は、
膜の形を安定化させる作用のほかに、
酵素 コウソ 作用 、や、
レセプター作用
≒ 受け入れ作用 、 などだ。
細胞の受け持つ、代謝に必要な、
酵素 コウソ 、らのうちのあるものは、
膜内にある。
レセプターとは、 受容体の意味であった。
副腎皮質を例にとれば、
そこの細胞膜には、
「 副腎皮質 ホルモン 」 レセプター 、
が、 なければならない。
そして、 これらな、 タンパク質、 らに、
異常がおこれば、
代謝は、 不能となり、
細胞への来訪者への受容もできなくなり、
しかも、 膜構造は、 くずれるであろう。
このような、 タンパク質の変性の原因は、
主として、 酸化
≒ 酸素 サンソ 、 と、 結びつく、
などして、 何彼が、 その他者から、
負電荷な、 電子、 を、 自らの側へ、
引き寄せる、 電子強盗を働く、
電子強盗 、 に仕立てられる事 、 だ。
ここにおいて、
有力な抗酸化物質としての、 ビタミン E1 、 たちの役割を思わざるをえない。
ところで、 酸化促進物質からの攻撃を、
最初にうけるのは、
タンパク質ではなく、
リン脂質たちの中の、 不飽和 脂肪酸 、
たち、 だ。
この攻撃により、 不飽和脂肪酸たちが、
負電荷な、 電子 、 を、 うばわれたり、
電子を奪う態勢を成してある、
電子強盗な、 『 水素、の、 遊離基 』 、や、
『 水素 ➕ 酸素 、の、 遊離基 』 、 に、
くっつかれたりする事によって、
『 電子強盗 、 に成らしめられる 』 、
『 酸化 』 、 をおこすのは、
子宝 ビタミン E1 、 たちのような、
何彼の原子や分子らが、
電子強盗 、 に成らしめられたり、
電子強盗、 をされたりする事を防ぐ、
『 抗酸化 』 、 を成す、
物質 、が、 存在しない場合だ。
不幸にして、 不飽和脂肪酸が、 酸化により、
『 過酸化 脂質 』 、 になると、
それが、 リン脂質から、はずれて、
その付近にあった、 無傷の、
不飽和脂肪酸が、 あとがまに入り、
正常な、 リン脂質を再構成する。
このような現象を総括してみると、
ビタミン E 1 、たちも、 必要、
万一の場合の、 補充用の、
不飽和脂肪酸 、 たちも、 必要、
ということになる。
むろん、 生体膜たちを正常に保つための、
条件な事らに着目しての話だ。
ビタミン E1 、 たちに問題をしぼれば、
生体膜たちへの保全のうえで、
これは、 きわめて重要な役割を演じている、
ということだ。
ビタミン E1 、たちが欠乏すれば、
生体膜たちに異常がおき、
多くの生理機能らが、阻害に追いこまれるのだ。
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ビタミン E 1 、 リン脂質
( レシチン ) 、 たち、が、
不足した状態において、
生体膜の不飽和脂肪酸が自動酸化される。
酸化された、 不飽和脂肪酸 、 たちは、
生体膜から外れ、 付近にあった、
無傷の不飽和脂肪酸が、後釜にはいり、
正常な、リン脂質を再構成する。
酸化された、 不飽和脂肪酸への、
代用品がない場合には、
脂肪酸ラジカル 、 が、
周囲の不飽和脂肪酸を、 次々に酸化してゆく、
連鎖反応が起こり、 過酸化脂質 、を生じる。
不飽和脂肪酸が燃え尽くされると、
酵素タンパクが、攻撃を受け、
細胞の代謝が、不能となる。
生体膜内に入れる、 ビタミン E 、は、
子宝 ビタミン E1 、 のみ ❗。
子宝 ビタミン E1 、と、 レシチン 、
があれば、
生体膜での機能らを修復し得る。
レシチン 、 が多い食材は、 卵 ❗ 。
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