完走秋ドラ（１）

◇ぼんくら２
原作の「日暮し」をうまくギュッとまとめた良作でした。
佐吉とお恵の馴れ初めと女役者さんのネタばらし、
何より屋良くんが演じていた湊屋の長男・宗一郎が、
最後まで抱える闇の部分の描写がカットされてしまったのは残念。
…全７回だと仕方ないのかなぁ。
原作では出てこない長助が佐吉たちと暮らしている改変はとても良かったですけど。

佐吉も葵も藤も真犯人もみんな哀しい…同情できない湊屋総右衛門も哀しい人なのかもしれません。
葵と再会することなく死別してしまった佐吉ではありますが、
新しく築いた家庭で幸せになることを願います。
２もあったら３もありますように(＞人＜)
といっても佐吉は名前ぐらいしか出てこないのですが、
原作の「おまえさん」は面白いので映像でも観てみたいなと思うんで。



◇サイレーン
最後までドキドキさせてもらえたドラマでしたが、
最終回はドラマのオリジナル展開だったからなのか？ちょっと弱いというか、
説得力に欠ける感じがなきにしもあらず。
けっこうとんでも展開なドラマではあったんですけど(^_^;)
整形を都合良く使いすぎたかな～なんて。
ユキとカラ(サチ)が実は双子だったのもオリジナルなのかな？？？
こちらも都合よくはあるものの、
カラの執着と殺すことができなかった理由としては納得できたかなと。
ブラックすぎる終わり方は誰にも気づかれずに入れ替わりが成功したままEND…は後味悪すぎかw

菜々緒さん演じる殺人鬼カラとキャナメくんの月本先生が魅力的でした。
イライラさせられっぱなしだったヒロインのキャラ設定をもうちょっと考えて欲しかったかも。
カラに監禁された時、自業自得じゃん(爆)
…とか冷酷なことを思わせないでほしかったです。




◇無痛
完走したはいいけど、感想なし(爆)
余計なオリキャラとか中の人に合わせたキャラ改変など悪いことが重なって中途半端に終わった印象。
イバラくんは良かったと思いますが、不都合な部分を全とばしてラストだけ続編を取り入れるって雑すぎ。
続編の「第五番」はひたすら胸くそが悪いので観たいとは思わないとはいえ、
インパクトのある部分だけ前面に押し出して掘り下げないって愛がないと思ったり。


◇コウノドリ
これはシリーズ化してほしいですね。
実写で変えている部分も多少あれども、感動寄りになりすぎず、
出産に伴う様々な問題を考えさせられ、だからといって出産は怖いとなるのではなく、
そういう場合もあるという覚悟と命への責任を厳粛に受け止められる気持ちになれるような…。
当たり前なことは何ひとつなく、
偏見や無知がこのドラマを通じて少しでも解消されるのであれば続ける意義は大きいのではないでしょうか。

ベイビーのピアノ、実際に綾野くんが弾いていたと知ってビックリ！
ちゃんと弾けると説得力が違う気がします。
空井くんも良かったし、ちょっと哀しみを抱えた穏やかな役が綾野くんに合ってるのかも。
星野くんは笑っているほうが好きですが、シノリン(四宮)のツンデレはくせになりそう。
変に恋愛要素を入れてくるなどの改悪がなくて本当に見易いドラマでした。
原作モノがみんなこのレベルになるといいのに…やっぱり愛の差ですかね(遠い目)




ではでは