ぼく、チョコレートもらいました！

彼ら１９歳男子４人にとって、私（ン十年前の私です、念の為）から

２月のこの時期に「卒業おめでとう！チョコ」をもらうなんて想定外　

だったんでしょう。　ちょっと恥ずかしそうに、でも嬉しそうでした。
　

調理師学校卒業制作の課題作品でそれぞれ賞を取り、その日は

私が招待されていたんですゥ。

高級なモノ・珍しいモノ・その時点での流行りモノなんかは学校で

食べてるやろし、口も肥えてるに違いない。　ガールフレンドから

もうすぐチョコもらうやろし・・・　

いろいろ考えたあげく彼らに用意したのは、スイス・Ｌ社製の

「ブラックチョコレート」と「ウィスキーボンボン」をセットにして

４包み、千日前のＳ店で（その頃はまだ、外国製チョコは普段

食べないモノだったので）買いました。


数ヵ月後、このうちの一人（ツマブキ君似！でした）に私の職場で

出会ったんです。

「僕のこと、覚えてはりますか？」

ダレやった？　名前はとんでしまってるけど、このツマブキ君には

前に会った覚えがある・・・　　どこやった？　う～ん・・・

「ぼく、チョコレートもらいました！　　○○君の友達です！」

あ～、あの時の？　思い出した！　ニコニコしてわたしを見てる

彼は、とっても好青年！　ステキやった！　


ちなみに、彼はその後フランスで製菓研修をし、帰国後は菓子メーカー

Ｈ社に就職した、と風の便りに聞きました。　今はエライサンかな？