カフェ・デ・キリコ

キリコの徒然

鎌倉小町のM子さんから★小町・美鈴の四月の和菓子≪蝶の谷戸≫が届きました。

2014-04-29 17:17:07 | Weblog

気分がすぐれず、うだうだして居るところにです!

  亡きH氏が、その春を運んでくる≪蝶の谷戸≫をしばらく目で楽しみ、
  気取った手つきで口に運んでおりました。
  その様子を見ていて、和菓子の本領ここにあり……と思いました。
  あれから九か月~よき姿は忘れられないのでしょうね。

クロネコが運んで来てくれた≪蝶の谷戸≫を前に
ふっと思いついて、
翌月ご夫君を亡くされたFさんとその最後を……救急車に連絡から始まって入院中、奥様を励ましながら最後までご一緒に看取られたHさんと頂くことになりました。

三人でお茶しました。初めてなのです。

あたたかい陽射し、ゆっくり入れたお茶と
今日の主役≪蝶の谷戸≫ 目で味わい、おもむろに三等分に。
知らないうちに目に水がじわっと……

「合わせて235歳 妙齢」の三人の話は尽きません。
幾つになっても女性三人寄ればなんとやら、です。
…………

あら、と……そう犬の散歩の時間が過ぎた、と急に現実に戻り
楽しく美味しくいい時間~贈ってくれた方によろしく伝えて~
又こういう時を持ちましょうって、

「合わせて235歳」は立ち上がったのでした。

M子さん、いつものお気遣いありがとうございました。
頂いた<レオニダス鎌倉店>のチョコもH氏の思い出一杯です。



早朝掲示板≫オバマ氏発言で「誤訳」が独り歩き 日本のメディア

2014-04-28 07:09:24 | Weblog

琉球新報 4月27日(日)10時1分配信


 24日の日米共同記者会見で、オバマ大統領が尖閣諸島問題について
「事態をエスカレートさせるのは『重大な誤りだ』」と語った部分について、
多くの日本メディアが「正しくない」と訳して報じている。

公式の同時通訳で「正しくない」とされたため、そのまま使われている形だが、
尖閣問題に関してオバマ氏が安倍晋三首相に直接指摘した重要な言葉が、
「誤訳」のまま報道されているとの指摘も出ている。

 会見でオバマ氏は、米メディアからの
「中国が尖閣に軍事侵攻したら米国は武力を行使するのか」という質問に対し、
「日本の施政下にある領域に(日米安全保障)条約が適用されるという同盟の条件は、
他の複数国との間の条約における標準的な解釈だ。
われわれは単にこの条約を応用しただけだ」と説明した。

 その上で、「同時に私は安倍首相に直接言った。
日中間で対話や信頼関係を築くような方法ではなく、
事態がエスカレーションしていくのを看過し続けるのは重大な誤りだと」と述べ、
首相に平和的解決を強く求めたことを明らかにした。

 共同会見では日本政府が通訳機を用意し、
日本メディアは同時通訳を通してオバマ氏の発言を確認。
同時通訳が「重大な誤り」を指す「profound mistake」を
「正しくない」と訳したことを受け、
本紙が記事配信を受ける共同通信などを含む多くの報道機関が、
そのまま発言内容を報じた。

 沖縄の基地問題などを日本語と英語で積極的に発信している
平和団体ピース・フィロソフィーセンター(カナダ)の乗松聡子代表は
「オバマ氏が安倍首相に直接くぎを刺した言葉を、
日本のメディアの多くは重視せず、正確に報じていない。
読者、視聴者に誤解を与える」と話している。
.
琉球新報社



<考える人>さま、いつも熟読励みになっています。ありがとうございます。

2014-04-26 11:45:31 | Weblog


いただきましたコメントの二句、ずきんと来ます。

そうやって、隣組が監視するようになって……あれ? 地域社会ってあったかしら?
そのうち[徴兵制]が、若者鍛えるぞと、ひょいっとやってくる!?
護憲の催し物は、自主規制!?

規模の小さな地域が、F・E・C(食糧・エネルギー・ケア)自治圏を作り、
「人々が関わり合い、血の通った知恵がうまれ、変革の可能性を追求」できるのではないでしょうか、と常々思っていました。

そこでわたしも
<伊東市初!! 地方自治を学ぶ総合講座>
【伊東を考える市民の大学】~ご案内と受講者を募集します~
の広報を読んで参加することにしました。

設立目的★伊東市の現状、問題点を学ぶ
    ★市民一人ひとりが知恵と力を出し合い
     市政や地域に積極的に参画する

勉強してきたいと思います。

実は、「イタリアの小さい村」のBSテレビ~「考える人」さんが
薦めて下さった番組を、この処しっかり見ていて、
井上ひさしさんの「ボローニヤ紀行」を読んで
内橋克人氏の本を読んで……ずうーっと、考えていたのです(=^・^=)











ヒタヒタヒタ……朝来たら 生徒の机に教育勅語<青森県立高校>

2014-04-21 20:48:36 | Weblog


『14日の朝、1年生281人全員の机の上に「教育勅語」の原文が
印刷された紙が置かれているのが見つかった。
同校によると教頭が4階にある1年生の教室を巡回した際に、
紙が机の上に置かれているのを見つけた。

教頭は朝の自習用資料だと思ったが、その後、学年主任に確認すると
資料でないことがわかった。すでに生徒の手に渡っていたが、
同校は回収の必要まではないと判断し、県教委に経過を報告した。

警察への相談はしなかった。この日は午前6時頃から玄関を開けていたと言う。

見つかった紙は縦約22㌢、横約8㌢。
戦前における国民道徳の基本原理であった「教育勅語」の原文が印刷され、
最後に「平成二十六年四月十四日」と日付がくわえられていた』

と言うコラム欄を読んで、何か引っかかるものがあり、頭から離れませんでした。
そして頭をよぎったのが

  <戦争が廊下の奥に立つてゐた> 渡辺白泉

以前、「廊下の奥というささやかな日常生活に、戦争という巨大な現実は容赦なく進入してくる」と、大岡信さんが白泉について書かれていたことがあります。

今日日の社会状況を見ると、この妙な胸騒ぎは

  <銃後といふ不思議な町を丘で見た> 渡辺白泉

この句が浮かび上がってきました。この句は対をなしていると思います。
日常生活に侵入してきた漠然たる不安が醸しだされる思いです。


生活習慣病★「健康」の基準が変わる? 

2014-04-20 20:22:23 | Weblog
「健康」と判定される人が増える?
 
日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が、
人間ドック受診者約150万人を対象とした調査により、健康といえる基準値を公表した。

血圧やコレステロールなど複数の項目で現在の基準より緩和され、
男女別や年齢別の値も算出。今後も追跡調査を続け、
健康診断の基準を変更することも検討するという。

 同学会などは、2011年に200カ所の医療機関で人間ドックを受けた
約150万人から、持病がなく、たばこを吸わないなどの条件に合う約34万人を選別。
このうち、極めて健康な状態とされた約1万~1万5000人について、
27項目の検査結果を解析し、正常とされる基準範囲を算出した。

 その結果、血圧は男女とも、上(収縮期血圧)が147以下、
下(拡張期血圧)が94以下となり、現在の同学会の基準より高めとなった。

これまでは前者で129以下、後者で84以下を「異常なし」としていた。

 男女差や年齢差のある項目もあり、
中性脂肪では、女性は32~134と学会基準(30~149)より若干厳しくなったが、
男性は39~198となり、上限が大幅に緩和された。

 悪玉とされるLDLコレステロールは
男女とも学会基準(60~119)より高めとなった。
高齢の女性で特に高い傾向があり、65~80歳では190でも正常値とされた。

 現在の学会基準は、日本高血圧学会など各専門学会が算出した数値などを用いており、
健診を行う機関によっても独自の基準があるという。(2014/04/12-14:20)

≪デ・キリコ掲示板≫漱石の「こころ」、いよいよ20日から連載~朝日新聞・オピニオン面で!

2014-04-17 07:31:37 | Weblog

宣伝です。

「1914年、東京、大阪両朝日新聞で「こころ」の連載が始まったのは4月20日でした。ちょうど100年後の同日、当時と同じ「心(こころ)」のタイトルカットで連載を始めます。初回は特集面で、翌21日以降は社説や「声」欄があるオピニオン面に月~金曜日に連載します。100年前の連載完結は8月11日(東京朝日)でしたが、今回は9月まで続きます。現代の読者に読みやすいように、本文の旧仮名遣いの岩波文庫版に準拠します。小説本文のほか、当時の時代背景の解説や100年前の主なニュース、漱石のミニ知識なども随時掲載します。朝日新聞デジタルでも、漱石の特集ページを作ります。」以上終わり。


作家の関川夏央(谷口ジローさんとの共著『坊ちゃん』の時代)は
「勤め人」が求めた新聞小説……とくに、経済と金銭に翻弄される人間関係は重要で
「三四郎」「それから」「門」は、その角度から読むとよい、として
「こころ」は、その三つの主題に「強烈な自責の念」を加えたものだと……紹介しています。
漱石の小説は100年を経ても新しいものだといえる……とも。

楽しみに、挿絵も復刻、頑張って(笑)読んでみようといまから<こころ>しています。

憲法9条がノーベル平和賞候補に! オスロから受諾連絡!

2014-04-13 08:01:50 | Weblog
<ノーベル委員会は、あなたの提案をうけとりました>

<今年はは278の候補者が登録されています。
 受賞者の名前は10月10日に発表されます> 2014年4月、とあります。

座間市に住む女性が昨年の一月“戦争はよくない、平和憲法を守りたい”と
とネット上で呼びかけたのがきっかけです。

座間市や相模原市で活動する地域の9条の会が協力して
8月に実行委員会を結成しましたそうです。

この運動に賛同する人たちも全国に広がりました。
9条をノーベル平和賞にと、推薦する人が学者ら43人にのぼりました。

ノーベル賞は、個人か団体に限り、憲法そのものは受賞できません。
憲法9条を保持し続けた「日本国民」を受賞者と提案しました。

ネット上だけでなく実際に署名用紙をつくり、街頭からの呼びかけがあったために
わたしも署名することが出来ました(=^・^=)

改憲を許さない運動の大きな励みになるように
願いは9条を守ること!

【デ・キリコ掲示板】です


大江健三郎さん……日比谷野音4・8【解釈で憲法9条を壊すな! 大集会】でのスピーチ(要旨)です。

2014-04-11 10:44:44 | Weblog
ちょうど100年前に小説家の夏目漱石は『こころ』を書きました。
英文学者の漱石は、デモンストレーションと言う言葉を翻訳して「示威運動」という訳語を作りました。この言葉は、少しも流行しませんでした。
日本で「示威運動」という言葉が流行しなかったのは、
ずっとデモンストレーションというものがない社会体制だったからです。
しかし、漱石は「示威運動」が重要だといいました。
漱石が死んで30年経って、あの大きい戦争が始まり、
広島、長崎を経験して戦争に敗れました。

そして67年前、私は12歳でしたが、日本人は新しい方針をつくった。
新しい憲法を作りました。そして憲法を自分たちの新しい精神として、
新しい時代の精神として生き始めたのです。

私はもう79歳です。
私の人生はこの新憲法と言う時代の精神のなかでおこなわれたのです。
戦争をしない、民主主義を守るという根本の精神がすなわち
私の生きた時代の精神なのです。
それを私は死ぬまで守り抜きたいと思っています。

夏目漱石が「非常に危ない時代」だといったのは、
明治の終わりに彼はもうそういう危機を感じ取っていたからです。
いまのままの日本がすすんでいくと、
大きいゆきづまりに出あうに違いないと彼はいった。
そして30年たってあの戦争が起こりました。

ところが、いまの政府は、
いろんな犠牲によってできあがり、私たちが67年間守り抜いてきた時代の
精神をぶっ壊してしまおうとしています。
それも民主主義的な方法じゃない。
内閣が決めれば、日本が集団的自衛権を行使して、アジアで行われる、
あるいは世界に広がっていくかもしれない戦争に直接参加する。
保守的な政府すらも守り抜いてきたものを民主主義でない方法で
国民投票もなしに一挙にぶち壊して新しい体制に入ろうとしているわけです。

いま、日本人の時代の精神が最も危ないところに来ていると思います。
戦争をしない、民主主義を守ると言う、67年間続けた時代の精神を守るために
私たちにとりうる方法は、
漱石のいう「示威運動」すなわちデモンストレーションです。

私たちが未来の子どもたちに守りうる時代の精神、
次の世代のためのもっとも大切な、最も難しい仕事がこの集会、
デモから始まるんだということを改めて強く自覚したい。
しっかり歩きましょう。


☆4・8大集会で≪時代の精神・憲法守るため 漱石の「示威運動」をいまこそ≫とノーベル賞作家の大江健三郎さんがおこなったスピーチの要旨です。全文を読みたいと願っています。掲載されている紙誌がありましたらお教え下さい。

3・11 風化が……心配でなりません

2014-04-06 10:14:36 | Weblog

「今年熊本市で開催された糖尿病学会総会では
<くまもん>一色で東日本大震災の話題は皆無でした。

岩手日報社で『風化と戦う記者たち』という本を出したのですが、
名前の通りもう被災地以外では風化しており、
深刻さが伝わっていないのが現状だと思います。

一方、被災地では3月11日で時間が止まってしまっています。
このようなギャップを一体どうしたらいいのかと思い悩んでおります。
オリンピック招致している場合でしょうか。」

という記事が目に留まりました。

かねてから酷すぎると思っていたことですが、
なぜオリンピック招致を優先するのか理解に苦しみます。

福島原発事故は時間がたつにつれて大変な状態に、
その時オリンピック招致委員会からの「福島原発は東京から遠いので心配ない」
というような言葉が発せられました。
絶対に許す事の出来ない言葉です。

日本は貧困格差が多い社会~この先の不安を思うとどうなって行くのでしょうか。

そういう中で弱者に対する差別、バッシングが、
とくに{生活保護}に対する攻撃はこれも酷すぎます。

若い人たちに対する救済制度が全くないと言っていいほど足らない日本、
ちなみに生活保護率≪日本は約1.7%の210万、ドイツでも10%≫ですから、
いかに少ないか……仕事のない人奪われた人はどうしたら良いのでしょうか。

「災害そして病気や死、不幸は誰にでも降りかかる。
 辛い立場の隣人は実は明日の自分である」