気分がすぐれず、うだうだして居るところにです!
亡きH氏が、その春を運んでくる≪蝶の谷戸≫をしばらく目で楽しみ、
気取った手つきで口に運んでおりました。
その様子を見ていて、和菓子の本領ここにあり……と思いました。
あれから九か月~よき姿は忘れられないのでしょうね。
クロネコが運んで来てくれた≪蝶の谷戸≫を前に
ふっと思いついて、
翌月ご夫君を亡くされたFさんとその最後を……救急車に連絡から始まって入院中、奥様を励ましながら最後までご一緒に看取られたHさんと頂くことになりました。
三人でお茶しました。初めてなのです。
あたたかい陽射し、ゆっくり入れたお茶と
今日の主役≪蝶の谷戸≫ 目で味わい、おもむろに三等分に。
知らないうちに目に水がじわっと……
「合わせて235歳 妙齢」の三人の話は尽きません。
幾つになっても女性三人寄ればなんとやら、です。
…………
あら、と……そう犬の散歩の時間が過ぎた、と急に現実に戻り
楽しく美味しくいい時間~贈ってくれた方によろしく伝えて~
又こういう時を持ちましょうって、
「合わせて235歳」は立ち上がったのでした。
M子さん、いつものお気遣いありがとうございました。
頂いた<レオニダス鎌倉店>のチョコもH氏の思い出一杯です。