カフェ・デ・キリコ

キリコの徒然

米田佐代子さんの「森のやまんば日記」2022年1月2日

2022-01-03 08:33:22 | Weblog
「行き着くところまで行ってみる―2022年のご挨拶
投稿日: 2022/01/02 作成者: yonedasayoko

 昨年秋から、このブログが書けなくなりました。読んでくださっている方もあり、「どうしたの?」と心配してくださる方もいて、個人的には「だいじょうぶ。生きています」とお返事してきましたが、そのいきさつをブログという公開の場で披露できる状態ではありませんでした。思えば2021年は「阿修羅のごとき年なりき」と振り返りたい思いです。年明け間もなくの2月初め、89歳だった姉が心不全で急逝しました。すでにコロナ禍による医療ひっ迫で、救急車は来てくれたものの馴染みのある病院はすべて満杯で入院させてもらえず、救急車があちこち探してやっと受け付けてくれる病院を確保、「地獄でホトケ」の思いで駆け込み、「ここにはいたくない。おうちに帰る」と叫ぶ姉を看護師さんたちがなだめすかしてストレッチャーに載せていく後ろ姿に「すぐにお迎えに来るから」と声をかけたのが最期、入院してから4日目の朝でした。その間面会は一切できず、異変の知らせで駆け付けた時はもうすべてが終わっていたのです。それから数か月、おひとりさまで遺言書も残さなかった姉のさまざまな手続ききを一手に引き受けて駆け回りながら、ひとりの人間が生きた痕跡が跡形もなく消えていくのをあまりにも理不尽なことのように思いつけて、彼女の「生きたあかし」を小さな冊子にして残してやりたいと思い始めたのはもう9月になってからでした。

 けれども、11月20日に『らいてう没後50年』の記念イベントをする予定があり、わたしは「基調報告」をしなくてはなりません。高良留美子さんから引き継いだ「女性文化賞」も選定しなくてはならない。有名な作家やアーティストの方がたにわたしごときが賞をさし上げるのはおこがましいから「地域で生活者として普通に暮らし、女性として自分の思いを発信している方を見つけ出すためには現地をあるかなくてはならないのですが、コロナのおかげでそれもままならず、それでも10月初め、なんとかこれはと思う方に信州まで会いに行ったその3日後、夫が突然倒れて入院、半身まひ状態に陥る‟事件”が起こりました。

 以来3か月、「正月には帰宅できるかも」という期待もむなしく、彼は病院で年越ししています。ここ何年かかかって調査と執筆に明け暮れ、出版社と「今年中に書きあげて出版する」約束を交わしていた矢先でした。はじめはコロナのせいで面会禁止でしたが本人の意識は明瞭で、医師立会いの下でやっと会えた時、真っ先に発した言葉が「オレの原稿がメモリーに保存してあるか確かめてほしい」ということだったのです。89歳の彼が驚異的にリハビリに取り組んでマヒした手が動くようになり、嚥下障害も発語障害(構音障害というのだそうな)もかなり克服してきたのは、原稿を完成させたい一心だったのでしょう。わたしは医師にも、看護師さんや療法士の方がた、介護担当の方にも彼の思いを訴え、個室に移れば面会可能と聞いて個室をお願いし、「週2回2人まで」という約束を守りながら、A4判で百数十ページの原稿を片っ端からプリントして病室に持ち込み(パソコンを持ち込む余地がなく、本人もまだキーボードが打てる状態ではない)、「どんな字でも鉛筆で書きこんでくれれば打ち直すから」と言ってあります。スマホはおろか、ガラケーの携帯さえ持ったことのない彼に携帯を持たせ、かけ方を教え、「かかってきたら、ここを押せば受信できる」と教えて何とか通信できるようになりました。病院の方たちはみんな親切で、看護師さんや療法士の方はもとより、受付の方までわたしが行くと「転ばないように気を付けてね」と言ってくれます。わたしは面会のない日も一日おきに病院へ通い、洗濯ものを届けたり手紙をことづけたりしています。

 そして今年の女性文化賞は、無事に長野県飯田市の相沢莉依さんという方にさしあげることができました。11月13日には地域のみなさんが「祝う会」をひらいてくださり、わたしも行くことができました(このことも後で書きたい)。けれども、そのとき恒例になった副賞のリトグラフを制作してくださる高良留美子さんの娘さんである竹内美穂子さんも来てくださったのですが、一緒に泊まった宿でその夜高良留美子さんの病状をうかがい愕然としました。退院しておひとりで暮らしていると聞いてお元気と思っていたのですが・・・。それから1か月後の12月12日、高良留美子さんは卒然として逝かれました。竹内美穂子さんのお話では、のこされたメモに「行き病めど 生き充ちていま ここに立つ」とあったそうです。わたしは、高群逸枝の晩年の作とおもわれる「満ち足りて枯れけむ花の心ぞも」という俳句とらいてうが戦時下1942-3年ごろ疎開先の戸田井で詠んだのではないかと思われる「生き生きてまた秋風の中にたつ」という句を思い出しました。老境にあって「充ち足りて」と自己の生をふりかえり、しかもそれを「立つ」と表現する意思の深さを感じたからです。わたしはこのように「充ち足りて」「立つ」ことができるだろうか?

 これに加えて、昨年1年間は思いもかけないことに、じぶんを語りなおす必要に迫られました。信濃毎日新聞が、らいてうの家が信州にあること,若き日のらいてうが悩み深い青春の一時期信州松本市郊外に滞在し、そこで自然と対話したことが『青鞜』の原風景となったということ、そしてわたし自身が敗戦後間もない長野市で新制高校生活を体験したことなどを合わせて「米田佐代子の人生とらいてうと信州」をインタビュースタイルで9月から12月まで12回にわたって連載するという‟大事件”に巡り合いました。取材執筆したのは文化部の河原千春記者です。彼女はすでに信州佐久出身の女性史家もろさわようこさんのインタビュー記事を長期連載し、昨年末『志縁のおんな』(河原千春編)として刊行されています。その合間に、信州出身でもないわたしをつかまえて「しつこい(これは讃辞)」取材攻勢をかけ、わたしの書いたもので入手できるものはほとんど読んだという勉強家で、わたしのアルバムを丸ごとコピーするという「身ぐるみはがされるような」思いをしましたが、わたしが信頼感をもって「これはあなたが書く原稿で、わたしが書くのではないから」とゆだねた記事です。12回連載したと言っても字数は足らず、わたしが書けばちがったアプローチになったかもしれませんが、これは若い女性記者が、「平塚らいてうを雲の上の人にしない」というわたしのスタンスを理解したうえで、らいてうが戦時下に日本の戦争の本質を見抜けなかった錯誤と、そのことに悩みもがいた日々、戦後どのようにそこから立ち直っていったかを、じぶん自身が時代と向き合うところから読み取ろうとする模索を書いてくれたことに感謝しています。12回分A3でないと入らない大きさですが、ご希望の方にはコピーをお送りします。宛先を書いてコメント欄にどうぞ。コメントは公表しません。

 そしてもう一つ、このことともかかわりますが、今年のわたしの課題はこれまでの「通説」的でないらいてうを書くことです。わたしが夫の原稿の完成を応援したいのは、研究者の端くれとしてこれまで手掛けてきたらいてうを、新しく見直したいと思っているからでもあります。そして彼はわたしに「あんたもらいてうを書かなくちゃだめだ」というのです。そのためにも不可欠なののは、最近らいてうの戦後日記で脚光を浴びたのですが、らいてう手書きの日記やダイアリーメモ、書簡、手記などがご遺族の奥村家とわがらいてうの会に分かれて所蔵されており、これを整理公開してらいてう研究に役に立てたいというのがわたしの悲願でした。昨年、奥村家から申し出があり、両者はもともと奥村家で保管していた資料であること、自伝編集中の小林登美枝さんが必要な分をご自分の手元に置かれ、それがらいてうの会に渡った経緯からいって、両者は「一体」のものであることを認識したうえで、これを公的機関に委ねて整理公開の手続きをとるのが良いのではないか、というご提案がありました。今その手続きが進行中です。じつは昨年らいてうの会の定款が改正され、会長制ではなく代表理事制になることになり、わたしは昨年秋に会長を退任する予定でしたが「没後50年」行事もあり、年度途中で会長退任よりも2022年度を迎える通常総会で退任するのが妥当ではないかと考えてわたしから申し出たのです。それまでに『らいてう資料』の整理公開の道をつくってから退任したいと思っています。

 自由人になったら「らいてう」を書きたい。あるいはもう遅過ぎたかもしれません。でも信毎の連載の最終号には、わたしの談としてかつてらいてうが語ったように「行き着くところまで行ってみる」ほかないと書かれてしまいました。見出しは、なんと「残りの人生、声上げ続ける」というのです。昔八坂スミさんという歌人がおられて「一票が 反戦平和につながれば 私は生きる 這いずろうとも」とうたって評判になったことがあります。わたしはまだよろめきながらでも自力で歩けるし、河原記者の記事によれば「目も耳も衰えてきたけれど口は達者」なのだそうです。彼女はわたしが言わなかったことを忖度して書くような人ではありません。わたしはたしかにそう言ったのです。「人間は死ぬまでは生きている」というのがわたしのモットーです。2022年はエレベーターのない3階のマンションに夫を迎え入れ、2人して一本指ででもキーボードを打って、思うことを書こう。「生きて」「立って」やがて「みち足りて枯れる花」になろう。今年も女性文化賞を出すゾ、いやその前に姉の「生きたあかし」を作らねばならぬと思いつつ。

 以上、長いブランクから立ち直りたいと思っているわたしからのご挨拶です。みなさまどうぞお元気でお過ごしください。2022年1月2日

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 お久しぶりです。
今回もまた、添付させていただきましたm(__)m
 有難うございます。

わたしも……<脊柱管狭窄症>で、ヨロヘタですが
 「一票が 反戦平和につながれば 私は生きる 這いずろうとも」に支えられています。   デ・キリコ




【掲示板】思わず『えっ』と声が出た 一晩で軽石が消えた? 沖縄・大宜味村

2021-10-31 12:43:17 | Weblog
思わず『えっ』と声が出た 一晩で軽石が消えた? 沖縄・大宜味村
10/31(日) 7:11配信

沖縄タイムス
(上)軽石で海面が覆われている大宜味村役場前の海岸=10月26日午後3時ごろ
(下)軽石が海面から消えた大宜味村役場前の海岸=10月30日午前7時半ごろ(いずれもアイモコさん提供)

 沖縄県大宜味村在住のタレント「アイモコ」のモコさんが30日、
村の海岸に流れ着いた大量の軽石が消えているのを確認し、フェイスブックに投稿した。

 モコさんによると、29日夕方までは村役場前の海岸で大量の軽石を確認していたが、
30日朝、海岸を見るとすっかりなくなっていたという。
「思わず『えっ』と声が出た。刻々と状況が変わっていることが分かった」と話した。

 本部町の新里漁港でも、28日に海面を覆っていた軽石が29日朝にはなくなっている様子が確認されたほか、
国頭村の辺土名漁港の一部区域でも同様の現象が確認されている。
目撃者らは「風向きや潮の流れの影響で流されているのではないか」と話している。

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今日の雨、衆議院選挙の結果にどう響くのでしょうか。
一票が、政治を変えられる~と言う実感を共につかみたいです。

昨日気候変動で大変な事になっているのではと「軽石」の話を散々しました。
上記の「沖縄タイムス」の報道(@ ̄□ ̄@;)!!
添付させて戴きました
                                 カフェ・デ・キリコ

【掲示板】経済評論家の内橋克人さんが死去 市民目線で辛口評論

2021-09-04 08:10:35 | Weblog
経済評論家の内橋克人さんが死去 市民目線で辛口評論

9/3(金) 20:48配信

 企業・経済と人間が接する領域に光を当てた市民目線の辛口評論で知られる経済評論家の内橋克人(うちはし・かつと)さんが1日、急性心筋梗塞(こうそく)のため神奈川県鎌倉市内の病院で死去した。89歳だった。葬儀は近親者で営む。
  
 神戸市生まれ。神戸商大卒。神戸新聞記者を経てフリーに。1970年代後半から執筆した「匠(たくみ)の時代」シリーズで、高度成長を支える開発技術者たちの実像を報告した。

 『幻想の「技術一流国」ニッポン』では、日本の生産技術にひそむ問題点を摘出し、自国を技術先進国とみなす当時の楽観的な見方に警鐘を鳴らした。

 90年代以降、規制緩和や構造改革が叫ばれると、市場原理にさらされる市民生活を擁護する立場から反対の論陣を張った。95年の阪神・淡路大震災では市民の人権を守る観点から被災者支援の充実を訴えた。同年刊の「共生の大地」では、市民事業や協同組合といった新しい生産・労働形態にもとづく「多元的経済社会」を提唱した。

朝日新聞社

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最近は、NHKラジオ第一・朝ラジオ体操がすんでから6時45分、各界の方が語る番組に出てておられ、いつかいつかと待っていましたが~~残念で仕方ありません(涙)
わたしみたいな者にもよくわかる難しい企業経済の世界を井上ひさしさんではありませんが<難しいことはやさしく>話して下さいました。今頃『ハゲタカシリーズ』胸をドキドキさせながら読んでいるのも内橋さんのお陰かと思っています。本当に長い間、いろいろありがとうございました。
伊豆高原の片隅から……謹んで合掌致します。     
                                    デ・キリコ

【掲示板】ラサール石井 共産党と連立否定の立民・枝野代表に不満「ゴジラが上陸してると思ったらできる」

2021-09-02 17:18:15 | Weblog
ラサール石井 共産党と連立否定の立民・枝野代表に不満「ゴジラが上陸してると思ったらできる」
9/2(木) 14:25配信

東スポWeb
ラサール石井

 タレントのラサール石井(65)が2日、ツイッターで立憲民主党の枝野幸男代表に苦言を呈した。

 ラサールは枝野代表が次期衆院選で「単独で過半数を目指す」とした上で、共産党との連立ついて「連立政権は考えられない」と明言したという記事に反応。

 枝野代表に向けて「何を言ってるんですか。誰もそんなこと望んでないし。野党共闘して自民党を倒し、対コロナ特化内閣を作るんですよ。今は非常時。国民を救うことだけ考えて」と訴えた。

 さらに共産党との立場の違いに「根本的な違いには目をつぶっていいんです。そんなの後から考えりゃいい。ゴジラが上陸してると思ったらできるでしよ」と現在の緊急時をゴジラに例えて連立を訴えた。

東京スポーツ

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添付させていただきましたm(__)m

わたしもそう、思います。
枝野さんの姿勢……本当にそうお考えでしょうか?
                          デ・キリコ




「二度と群馬に来るな!」 県外ナンバーに張り紙

2021-08-30 10:29:35 | Weblog
「二度と群馬に来るな!」 県外ナンバーに張り紙 「自治会の名前使われた」 地元住民らも困惑…
8/30(月) 6:04配信
上毛新聞
「二度と群馬県に来るな」などと書かれた紙が男性の車に張られた

 新型コロナウイルス感染急拡大に伴う緊急事態宣言が群馬県に発令され、県が不要不急の外出自粛を要請する中、県外ナンバーの車に「二度と群馬県に来るな」と書かれた紙が張られていたことが29日、分かった。紙を張られた車は長野ナンバーだったが、所有者の20代男性は群馬県に引っ越している。上毛新聞の取材に男性は「今どき、こんなことがあるのか」と驚いた様子だった。

 男性は28日午後4時半ごろ、ショッピングセンター「前橋リリカ」(前橋市国領町)の駐車場に駐車。約30分後に買い物を終えて戻ると、紙が張られていたという。県外ナンバーへの一方的な内容に恐怖を覚えたという。男性は張り紙の写真をツイッターに投稿した。

 張り紙には「コロナウイルスを都会から一生群馬県に持ち込むな!二度と群馬県に来るな!!ネット上にナンバープレートと車体を晒(さら)します」などの言葉が並んだ。文章の最後には、「城東町三丁目自治会」と書かれていた。

 これに対して、同会の会長の男性は張り紙の作成を否定。「自治会の名前が勝手に使われることで、前橋のイメージダウンにつながってしまうのではないか」と心を痛める。会長の男性は警察や市に相談しているが、「写真の独り歩きが心配」と頭を抱える。

 地域に住む女性(80)は「張り紙は全く知らなかった。そんなことをする人がこの辺りにいるとは思えない」と困惑した。

 山本龍市長は29日、自身のツイッターで「前橋市からも悪戯なので拡散しないようお願いします」と投稿した。
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危惧している事柄が起こった。

「ここに住んでます」と車に貼って走っているのを度々見ます。
やっぱ、戦時中……?  贅沢は敵だ→“素”敵だ
            大塚で親が喫茶<パンテオン>開いていて
            ベートーベン掛けたら<敵国の音楽中止!!>と憲兵!
            店主曰く「ドイツは同盟国!]>     
                                デ・キリコ
                                  


         
             

                     

【掲示板】都民の怒りを買う小池都知事

2021-08-15 13:44:16 | Weblog
小池都知事「帰省はあきらめて」に都民ブチ切れ!
       「五輪あきらめてって意見、聞いてくれた?」

8/13(金) 22:50配信

東スポWeb

都民の怒りを買う小池都知事

 東京都の小池百合子知事の発言をめぐり、国民および都民が大激怒している。
 小池知事は13日、定例会見で「最大級、災害級の危機を迎えている」と新型コロナウイルス感染拡大に強い危機感を示した上で、お盆休みの帰省や旅行について「延期、中止などを〝考えてください〟ではなく、諦めてください」と要請。さらに「今なさらないとダメですか、不要不急ではありませんか」「今、抑えないと助かる命も助からなくなる」と警鐘を鳴らした。

 これには都民、国民が怒り心頭だ。小池知事の発言がニュースで流されたと同時に、東京五輪を引き合いに出す人が続出。ネット上では「オリンピックあきらめてって意見、聞いてくれたっけ?」「生活に不要な五輪を開催しておいて、ふざけるな!」「その言葉、五輪に対して1年前から言っていた」という声であふれた。特に小池知事の「助かる命も助からなくなる」という発言には「助かる命をそっちのけでオリンピックやってませんでした?」「命を助けるためにパラリンピックを中止にしましょう」と厳しい指摘が入った。

 かねて国民・都民に我慢を強いて、五輪を優先してきた政府と東京都。日本の金メダルラッシュで反五輪ムードは収まりつつあったが、今回の発言で一気に再燃してしまった。

東京スポーツ
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東京スポーツ様
添付させていただきました。有難うございます。

                        デ・キリコ


益川敏英さん死去 晩年まで護憲と平和訴え続け 学術会議問題でも声

2021-07-30 06:11:11 | Weblog
益川敏英さん死去 晩年まで護憲と平和訴え続け 学術会議問題でも声

7/29(木) 22:25配信
毎日新聞

記者会見に臨む(左から)下村脩さん、益川敏英さん、小林誠さん=スウェーデン・ストックホルムで2008年12月9日午後2時5分、北村隆夫撮影
 素粒子物理学の分野で、クォークに関する「小林・益川理論」で2008年のノーベル物理学賞を受賞した京都大名誉教授の益川敏英(ますかわ・としひで)さんが23日、上顎(じょうがく)歯肉がんのため死去した。

 5歳だった1945年3月に名古屋市で空襲を体験した益川さんは、「九条科学者の会」や「安全保障関連法に反対する学者の会」の呼びかけ人に名を連ね、晩年まで護憲と平和を訴え精力的に発言し続けた。核兵器と戦争の廃絶を目指す科学者らの国際組織「パグウォッシュ会議」の活動にも長年関わり、2015年11月に被爆地・長崎市での世界大会開催にも尽力。08年のノーベル化学賞受賞者で、16歳の時に爆心地から約12キロ離れた長崎県諫早市で原爆を体験した下村脩さん(18年に90歳で死去)とともに核廃絶を訴えた。

 20年10月、菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否したことが発覚した際には、安保関連法に反対する学者の会が同月開いた記者会見にメッセージを寄せ「戦争の反省の上に作られた学術会議に汚点を残す」と菅首相を厳しく批判していた。

 益川さんとともに「九条科学者の会」の呼びかけ人を務めた宇宙物理学者の池内了(さとる)・名古屋大名誉教授(76)は「政治、社会問題に敏感に反応し、物おじせず発言していく人だった。兄貴分に当たる益川さんの姿勢に学んできた。名前を出して物申す科学者が少なくなっている中、益川さんのような科学者がいなくなるのは寂しく、つらい」と話した。

 益川さんと長年の付き合いがあり、15年に長崎市で開かれたパグウォッシュ会議世界大会にともに参加した、小沼通二・慶応大名誉教授(90)は「科学者の責務として、核兵器の廃絶、戦争反対の思いをぶれずに貫き、機会があるごとに社会に平和を訴えていた。同じ志をもった仲間がいなくなり残念だ」と惜しんだ。【岡田英、岩崎歩】

※※※※※※ 
ご冥福をお祈り申し上げます……

『毎日新聞』【岡田英、岩崎歩】さま 添付させていただきました。
ありがとうございます。                    デ・キリコ

  


  

【掲示板】<中西 繁 アート・トーク>から★なぜ大相撲はつまらなくなったのか

2021-06-12 09:46:26 | Weblog

なぜ大相撲はつまらなくなったのか

朝の山が6場所出場停止処分となった。
相撲協会が定めたコロナ指針に違反し10回もキャバクラにかよっていたという。期待の大関がこうした行動では声援は送れなくなる。そもそも部屋の錦島親方が外出禁止期間中に飲酒を伴う会食を繰り返していたというからそうしたことがまん延しているのでしょう。

先場所、遠藤が大関を二人も倒しているのにどうして殊勲賞にならないのか、という投書が新聞に出ていた。大学相撲で大活躍の遠藤が入って期待が大きかったがさほど出世しない。若貴時代が最後で、モンゴル力士が横綱を占めて久しい。しかし、白鳳が休場続きで、大関だけの場所が続いている。照の富士が大関で2場所連続優勝。この人もモンゴル出身で上位になるにしたがって態度を偉そうにしてくる。朝青龍が態度悪かった。白鳳がそれを真似している。勝利してからダメ押しをしたり、尻を叩いたりする。いかにも自分が上手だという態度。これはモンゴル人の感性ですね。強ければえばるのが普通。日本人のような常に謙虚な態度はしない。

では、どうして日本人がモンゴル人に勝てないのか?ハングリー精神がなくなったからでしょう。
新弟子審査に応募する青年が昔の半分になっているという。昔は、親方が有望な子を探した。田舎を訪ねて村の評判の子供に会いに行ったものでした。そんなことも現在はないでしょう。相撲協会にお金が集まって、力士のハングリー精神が希薄になった。

強い力士がいなく、平幕でいいような力士が、上に強い力士がいないから小結、大関となって行く。それが横綱にでもなったら笑っちゃう感じ。だからつまらない相撲になっているのだと思います。朝の山だけではない、期待の竜電が恋人に会いに25回も秘かに部屋を出ていて処分された。

八百長が発覚した時が最悪でしたが、その後どんどんつまらない相撲になってしまった。「大」相撲なんて言えない。勝手に「国技」と言っているがこれも止めたほうがいい。一から出直さないと。

IOCもそうなんです。
オリンピックは人気だからスポンサーが付く。IOCに金が集まった。IOCの幹部は金金金、金にまみれてきた。

東京新聞のコラムに北丸雄二さんというジャーナリストが書いていました。「来年の冬季五輪開催を目指したノルウェーのオスロは途中で立候補を降りた。IOCから空港は一般客と別の専用口を用意しろ、バッハ会長到着時は滑走路で歓迎式典をしろ、開会式前に国王との面会、そのあとカクテルパーティー、委員の車移動は一般車両・バス進入禁止の専用レーンを作れ、ホテルのバーは委員用に深夜も延長営業せよ、競技スタジアムにもワインとビールを置くように、」「日本の『おもてなし』精神ならそんなことない」と。

そういえば招致運動の時に綺麗なタレントさんが口をとんがらせて「お・も・て・な・し・・・」とやりましたね。
あれ以来、日本は卑屈な態度になっていった気がします。

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今回も添付させていただきましたm(__)m 
いつもありがとうございます。
わたしもあの「お・も・て・な・し・・・」を聴いたり見たり読んだりすると
背筋が寒くなりました。卑屈に見えていたのですね……寂しいです。
                                デ・キリコ

 






迷いに迷っています~コロナ<添付させていただきました>m(__)m

2021-04-29 10:45:52 | Weblog
高齢者接種後の健康調査始まらず コロナワクチン、時期未定
4/29(木) 6:00配信
共同通信

新型コロナワクチンの副反応を調査する国の主な取り組み
 厚生労働省が4月12日から始める予定だった、高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種後に健康状態を聞き取る調査が28日時点で始まっていないことが分かった。発熱や体のだるさなど比較的多い副反応の頻度を調べ、公表する取り組み。接種は5月10日以降に本格化するが、調査開始の見通しが立っておらず、国民の不安を減らすために必要な情報発信が遅れる恐れがある。厚労省の担当者は「細部が詰め切れず、計画通りにはいかなかった」としている。
新型コロナワクチンの接種証明を巡る各国・地域の状況
 国は、まれだが重い症状を医療機関が国に報告する「副反応疑い報告制度」や、先行接種した医療従事者約2万人の健康調査を既に実施している。

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兵庫の開業医、半数以上がワクチンを疑問視 新型コロナ
2021/2/19 17:33 (JST)2/19 18:47 (JST)updated
©株式会社神戸新聞社

 新型コロナウイルスのワクチン接種について兵庫県保険医協会(神戸市中央区)が行った調査で、開業医ら会員の半数以上が、免疫の持続性や、副反応など「中長期的有害事象」を問題視していることが分かった。
1月25日~2月8日に実施。649診療所、46病院の会員が回答した。
診療所に対してワクチンの疑問や問題点(選択式、複数回答)を尋ね、医師らの5割以上が「免疫の持続期間」と「中長期的有害事象」を課題とした。また4割以上が「不十分な臨床試験」、3割以上が「短期的な副反応」と「発症予防効果」に、疑問や懸念を示した。
 自由記述では「十分な接種率がなければ効果は期待できない」「安全性に対する情報が正しく広がっていないので周知徹底を」などの意見があった。一方、有効な新型コロナ対策としては、最多の6割超が「早期のワクチン接種」を挙げた。
 結果について、同協会の西山裕康理事長は「ワクチンに対する医師の期待は大きいが、現時点では既存の他のワクチンに比べ、効果や副反応に不明な点が少なくないためではないか」と話した。(井川朋宏)
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共同通信様 神戸新聞様
 有難うございました。
                   ◆迷走、混迷、瞑想生活する~? デ・キリコ



【掲示板】『珈琲いかがでしょう』……映画「かもめ食堂」の荻上直子監督が、監督・脚本~~素晴らしい世界に祝福!!

2021-04-06 19:33:38 | Weblog
映画「かもめ食堂」の荻上直子監督が、監督・脚本参加の
<注目ドラマ紹介>「珈琲いかがでしょう」 中村倫也が「凪のお暇」原作者と2度目のタッグ “幸せを運ぶ珈琲物語”が始まりました。★4月5日 テレビ東京(7)午後11時06分

4/5(月) 12:09配信

連続ドラマ「珈琲いかがでしょう」第1話


 中村倫也さん主演の連続ドラマ「珈琲(コーヒー)いかがでしょう」(テレビ東京系、月曜午後11時6分)が4月5日に始まる。原作は「凪のお暇(なぎのおいとま)」などで知られるコナリミサトさんの同名マンガ(マッグガーデン)。中村さん演じる移動コーヒー店「たこ珈琲」店主の青山一(あおやま・はじめ)が、心を込めていれたコーヒーとさりげない言葉で、人生に少し傷付いた人たちの心を癒やしていく……という“幸せを運ぶ珈琲物語”。

 中村さん扮(ふん)する青山は、爽やかで飄々(ひょうひょう)とした王子様に見えるが、その裏には想像を絶する秘密を抱えているという役どころ。原作ファンの間では「コーヒー屋さんは中村倫也にしか見えない」「ぜひ中村倫也で実写化を」などと話題を呼び、それらの声に応えて実現した。中村さんがコナリさん原作のドラマに出演するのは「凪のお暇」(TBS系)に続き2度目。

 第1話は「人情珈琲」「死にたがり珈琲」の2本立て。「人情珈琲」は足立梨花さんがゲスト出演。不器用女子の垣根志麻(夏帆さん)は、誠実・丁寧・義理・人情をモットーに働くが、その不器用さゆえ効率重視の部長(井上肇さん)に毎日のように怒られている。もてはやされるのはいつも、明るくて要領がいい後輩・馬場(足立さん)だ。

 1人さみしくランチタイムを過ごしていたある日、どこからともなくいい匂いが漂ってくる。香りの先には、青山の営むたこマークの移動珈琲店「たこ珈琲」があった。一杯一杯丁寧にいれる工程と、出来上がった珈琲のおいしさに感動した垣根は、自分の不器用さにしんどさを感じていることを思わず青山に打ち明けて……。

 「死にたがり珈琲」は、貫地谷しほりさんがゲスト出演。クレーム対応の電話オペレーターをしている早野美咲(貫地谷さん)は、心を無にしてただただ謝る毎日を送っていた。ある晴れた休日、美咲が洗濯物を干していると、どこからか珈琲の香りが漂ってくる。「こんな昼下がりは死にたくなる」と手すりに片足をかけたその時、美咲の目に、真下の青山の姿が飛び込んでくる。目が合うと笑顔を見せ、驚いた美咲はその拍子に干していたガードルを落としてしまい……。

 青山の過去に深く関わる謎の男で「ぺい」と呼ばれている杉三平役で磯村勇斗さんが出演する。映画「かもめ食堂」の荻上直子監督が、監督・脚本を担当する。監督には「パラレルワールド・ラブストーリー」の森義隆監督、「ケンとカズ」の小路紘史監督も名を連ねる。

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胸がドキドキして、ちょっとボーッとしています。 そしてテレビドラマ『すいか』も交じって混乱です。その世界って何とも気持ちがいいのです。が、何とも気持ちの悪い<謎の男で「ぺい」と呼ばれている人>がどうも馴染めません(>_<)で、取り敢えず……え~どうしよう・です。 デ・キリコ



【掲示板】やまんば日記(昨日)の<道端に伏す -ジョージ・フロイドに捧ぐ>八木絹さんの歌

2021-03-22 09:33:10 | Weblog
道端に伏す -ジョージ・フロイドに捧ぐ     八木絹

ママ、ママと呼ぶ声途切れ命果つ大き男は道端に伏す

その膝をどかしてほしい黒人の願いはたったそれだけなのに

赤き土黒き木の影吊るさるる奇妙な果実そこはアメリカ  <Srange Fruit>

金門橋揺らす怒りの人の波黒白黄赤褐色の肌

屍の上に聳ゆる米帝国英雄像が川に流さる

分断の末に大地が血反吐はくわがアメリカはこんなんじゃない

ジャマイカとインドの血を引く女である副大統領生まれし瞬間

黒人の命を賭して守りたるデモクラシーをニ度と離すな

厳戒の就任式の議事堂を見つめはためくBLMの旗 <Black Lives Matter>


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「can´t  breathe」 近藤あき子+八木絹 アートと短歌のコラボ展を観ました。
      道端に伏す -ジョージ・フロイドに捧ぐ     八木絹

ようやくパソコンが打てました。
詳しくは<米田佐代子の「森のやまんば日記」 2月23日>のブログに
是非是非アクセスしていただけませんか!

【掲示板】米田佐代子の「森のやまんば日記」より 《*NHK大河ドラマ 『青天を衝け』の渋沢栄一像に異議あり?》

2021-03-21 11:36:07 | Weblog

NHK大河ドラマ 『青天を衝け』の渋沢栄一像に異議あり?―まだ見てもいないのに彼の朝鮮認識について一言

投稿日: 2021/02/14 作成者: yonedasayoko

姉の「後始末」に翻弄されている日々ですが、時間は容赦なく過ぎていきます。あまりのことにらいてうの会に申し出て「らいてうの家4月オープンをめざして展示パネル作成原稿を2月中旬までに」といわれていた「任務」を解除してほしいと言いましたが、だれからも「OK」の返事は来ず次の会議の日程だけが送られてきて、「何て冷たい」とウラんでいました。ところが、「森発言問題」でらいてうの会が発信した声明を読んだ信濃毎日新聞の女性記者が、「青鞜110年とらいてう没後50年を記念して『黙らなかった女たち』の歴史を取材したい」という申し入れが。これを断わることはできないが、そうなったらパネル原稿も書かねばならぬ。「エイツと引き受けます」と返事してしまった。

 それなのに、今朝の新聞を見て「目が点」になりました。今日からはじまるNHKの大河ドラマ『青天を衝け』の紹介記事が「高い志で時代を駆けた生涯」という見出しになっていたからです。それも反体制の立場に立つ「しんぶん赤旗」で。あわててネット検索し「渋沢栄一」をしらべてみましたが、ウイキペディアをはじめ大半の紹介記事に書かれていないことがあります。それは、彼が朝鮮半島で京釜鉄道の建設の中心的役割を担い、この建設に反対する朝鮮人の運動が広がったという歴史的事実です。彼は、日韓併合以前の朝鮮半島において朝鮮の開化を推進するという理由でさまざまな経済政策を韓国内で推進、結果的にそれは日本の朝鮮植民地化への道を拓くことになったというのがわたしを含めて歴史研究者の多くが認めている評価ですが、それが今度のドラマでどう扱われるのか。わたしは、テレビはニュースと天気予報、それにドキュメンタリー番組以外はほとんど見ない人で、ドラマは全く見ていません。以前『あさが来た』でらいてうが登場するというのでその時だけ見ましたが、それにも「異議あり」と書いてこの時のブログはびっくりするくらい検索されました。今回のドラマも同じ作者らしいが、べつにこの方にウラミがあるわけではありません。まだ見ていないのに決めつけてはいけない。ここでは、赤旗さんが渋沢を「高い志」の持ち主であるような見出しを付けたことに異議があるのです。

 わたしが渋沢にこだわるのは、じつはわたしが大学卒業後、就職浪人になり、「研究室で採用してやる」という約束で1年以上待たされた時、ほかにすることがなかったから、渋沢栄一伝記資料を読み漁り、「日本資本主義の発達における『指導者』の役割」と称する論文を書いたことがあるからです。その時、彼が大正時代の労働運動の発展を前に「いたずらに対立するな」といって労使協調をめざす「協調会」の設立に奔走、労働者側からは「労働運動を抑え込もうとするもの」と批判されたことを、なぜ彼はそういうことをしようとしたのかという面に重点を置いて調べたのですが、その時もかれは「経済発展のためには国家優先ではなく「民業」を発展させねばならぬと主張したことを「資本家本位ではなく国民の立場に立っていた」という理解と「国策推進の一環に過ぎない」という評価をどうとらえるか考えてみようと思ったからです。

 そこで引っかかったのが、彼が朝鮮半島を経済的に遅れた国とみて、韓国経済発展の道を、という視点から日本の韓国への経済進出を先導し、その一つが京釜鉄道の建設だったからです。この鉄道は今も韓国の国有鉄道として機能し、日本帝国主義の負の歴史遺産として位置付けられています。わたしは、彼の「朝鮮民衆を開明化しなければならぬ」という信念が、じつは朝鮮植民地化への道につながったことをとりあげたのですが、昔の都立大学人文学報に書いたその論文は今もう私の手元にありません。自分でもあまり評価できないと思ったから粗末に扱ったのでしょう。ただ、下書きを当時都立大学に非常勤講師で出講しておられた遠山茂樹さんに見せたとき、彼が「あなたは、つまり渋沢を実業界の福沢諭吉ようにとらえたいのですか」と言われたことを覚えています。遠山さんの福沢諭吉論は、福沢をただ日本の近代文明推進の立役者として美化するのではなく、「脱亜論」に代表されるようなアジアを差別する視点を持っていたことも指摘し、しかしだから彼を「日本帝国主義の走狗」呼ばわりするだけではなく,女性の権利を認め「家」制度を批判、夫婦別姓を支持するなど進歩的な役割も果たしたことを合わせてとらえるべきだという立場でした。明治の自由民権家が「女性参政権」を認めることができず、実生活でも女性を商品として買うことを当然としたり、「同志」の女性を妊娠させたりしてはばからなかったことをとりあげて「自由民権運動は男の運動だ」という批判が起こったとき、その事実を認めつつ、民権運動がどのような歴史的条件の下で行われ、そこからどのように男女平等認識の可能性が開かれていったかを追求しようという先生が、わたしの意見を支持してくださったことも覚えています。

 ですから、わたしは澁沢栄一に対して、「民業」の発達をねがい、「労使協調で行こう」と呼びかけたことを頭から否定するつもりはありません。ウエーバーではありませんが、「資本主義の精神」とは本来人間が進歩向上することをめざすはずだったと思うからです。今の「資本家」たちには口先だけでもそういう姿勢がないことは二重に腹が立ちますが。しかし今、コロナ危機の中で、歴史の中で生きる人間がその時代とどう向き合ったかは、検証されなければならない。この時、渋沢の朝鮮経営に対する姿勢と朝鮮認識に「植民地支配」にかかわる認識はなかったと思う。それは今も「慰安婦問題」や「徴用工問題」に対してそっぽを向き、「日本は(遅れた国)朝鮮に鉄道を敷いたり、教育を推進していいこともやった」といってはばからない政治家や評論家がいることを思うと重要なことです。日本の多くの人びとが(女性運動家も含めて)日本の植民地支配についての認識が希薄であったことをわたしたちは愧じなければならないと思う。NHKの大河ドラマがどういう展開になるかは分かりませんが、少なくとも植民地支配問題について最も敏感な新聞の一つである「赤旗」さんが渋沢を紹介するのに「高い志で時代を駆けた」という見出しを使ったのは、いささか鈍感ではなかったか。もちろんほかのメディアも、たぶん同じような紹介ではないかと勘繰っていますけれどね。

 たぶんこれからも大河ドラマを見ないと思うけれど、一言。


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このところ毎日、心配しながらブログ拝見しておりました……

2月22付のブログの「道端に伏す ージョージ・フロイドに捧ぐ」八木絹さんの
短歌・九首を詠む事が出来たり、どうぞお元気でお願いします。

NHK「100分de名著」フランツ・フアノン<黒い皮膚・白い仮面> 小野正嗣 
を学びました。「はじめに 問い続ける勇気を与える書」始まり…………難しかったですが何とか頑張りました。
丁度、終了したばかりでしたので八木絹さんの「歌」に涙しました。

何時も添付させていただきありがとうございます!

                         m(__)m デ・キリコ





【掲示板】村上春樹氏のSNS社会への“格言”が話題沸騰 茂木健一郎氏「ストイックな方」

2021-03-03 18:48:34 | Weblog
村上春樹氏のSNS社会への“格言”が話題沸騰 茂木健一郎氏「ストイックな方」

3/3(水) 15:07配信

茂木健一郎氏
 人気作家・村上春樹氏の“格言”がネットで話題となっている。

 ウェブサイト「ユニクロ―LifeWear magazine―村上春樹に26の質問」に掲載された同氏のインタビュー内容が発端で「SNSはいっさい見ないそうですが、その理由は?」という質問に対し、以下のように答えている。

「大体において文章があまり上等じゃないですよね。いい文章を読んでいい音楽を聴くってことは、人生にとってものすごく大事なことなんです。だから、逆の言い方をすれば、まずい音楽、まずい文章っていうのは聴かない、読まないに越したことはない」

 ネット上では「さすが巨匠」「そう言えるのがうらやましい」など大反響。トレンド入りするほどの話題となった。

 脳科学者の茂木健一郎氏は3日、ツイッターでこの件に言及。ウェブサイトの画像を引用した上で「村上春樹さんのSNSに対するコメントがトレンド入りしているけれども、ストイックな方なんだと思う」とツイート。

 続けて「ぼくはSNSを文章の質で評価する発想はなくて、もちろんマジメな意義もあるけど、本質的に『気晴らし』や『雑談』の場だと考えている。村上さんはネットの雑多な感じがお苦手なんだろうなあと思う」と述べた。


東京スポーツ

【掲示板】「お前も自民やろ」批判で北九州市議選大敗 党内にショック 公認候補22人中6人落選

2021-02-02 08:33:10 | Weblog
「お前も自民やろ」批判で北九州市議選大敗 党内にショック 公認候補22人中6人落選
2/1(月) 21:21配信

◆毎日新聞

 1月31日に投開票された北九州市議選(定数57)で、自民の公認候補22人のうち6人が落選した。新型コロナウイルスへの対応を巡る政権批判などが逆風となって、地方選にも影響した形だ。次期衆院選の前哨戦と位置づけた選挙が大敗に終わり、自民県連にショックが広がった。

 市議選には7選挙区に81人が立候補した。党派別の当選者数は、自民16(選挙前議席22)▽立憲民主7(同5)▽公明13(同13)▽共産8(同8)▽維新3(同0)▽無所属10(同7)――。立憲と公明は候補者全員が当選し、維新が議席を奪還した。投票率は40.29%だった。

 「自民批判をたくさん受けた」。5選を目指し落選した自民現職の奥村祥子氏(63)は厳しい表情で選挙戦を振り返る。選挙期間中には、党所属の松本純衆院議員(1日に離党)が、緊急事態宣言下の深夜に東京・銀座のクラブを訪問していた問題などが発覚。自身も「コロナ禍できつい思いをしている人たちのことを考えていない」と感じながら、街頭で有権者の「お前も自民やろ」という批判を受け止めた。

 八幡西区の無職、時川秀希さん(71)は「40%余りの低投票率なら、自民には有利に働くはずで、6人も落選したのには驚いた。私の周りでは『コロナさえなければ』と思っている人は多く、日々の不満が候補選びにも影響したと思う」と語った。

 感染防止のため、大人数に参加を呼びかける集会などが開けなかったことも影響した。公認候補22人全員を現職で固めたのは、制約がある選挙戦を組織の力で乗り切る思惑もあったとみられるが、当選した陣営からも「出陣式を開かなかったことで後援会の運動が活発化しなかった。従来型の選挙を見直さなければいけない」との声が出た。

 落選した中には、自民福岡県連副会長らベテランも含まれ、自民県連の原口剣生会長は「残念だし、がっかりしている。(政権批判に対し)集会や演説会で、個々の候補者の考えや思いを届けられなかった」と悔やみ、次期衆院選について「応援態勢をどう構築するかこれからの課題だ」と述べるにとどめた。【浅野翔太郎、奥田伸一、佐藤緑平、吉住遊】

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【掲示板】鳩山元首相が指摘「国会を開かずに緊急事態と言っても誰も緊急事態とは思わないのでは」

2021-01-08 20:42:42 | Weblog
鳩山元首相が指摘「国会を開かずに緊急事態と言っても誰も緊急事態とは思わないのでは」

1/8(金) 18:18配信
デイリースポーツ
 
 鳩山由紀夫元首相が8日、ツイッターに新規投稿をした。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う首都圏への緊急事態宣言が、国会が開かれない状態で発令されたことを受け、「国会を開かずに緊急事態と言っても誰も緊急事態とは思わない」と懸念した。

 鳩山氏は自身のアカウント(@hatoyamayukio)で、「政府も自治体もまともな対策を取らず東京でコロナ感染が爆発的に増えて緊急事態宣言が再発令されるという国家的な危機に際して、通常国会が開かれないことが最大の国家的な危機ではないか」と指摘。その上で、同氏は「国会を開かずに緊急事態と言っても誰もまともに緊急事態とは思わないのではないかと懸念する」と見解をつづった(以上、1月8日、午後4時11分の投稿より引用)。

 昨年12月の時点で、立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党は新型コロナウイルス対策の議論などを続ける必要があるとして、臨時国会の会期を同5日から28日まで23日間延長するよう申し入れたが、自民・公明の与党などの反対多数で否決。年末年始からの爆発的な感染拡大により、1月18日召集の通常国会まで待つ余裕がないまま、緊急事態宣言が再発令された。

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デイリースポーツ様 添付させて戴きました。有難うございます。
                                    デ・キリコ