カフェ・デ・キリコ

キリコの徒然

「消費税増税反対」の署名をやって……

2012-02-28 09:31:50 | Weblog
私は賛成です~という方が結構いらっしゃいます。

そんな中で
こういう投稿が目に止まりました。反論したいと……

「財政の透明化〜国費がどう使われているか、国民が確認できるように

労働者派遣法廃止し、巨大企業の内部留保を放出させる

防衛費を抜本的に整理し、普天間基地は廃止し、新基地はつくらず

アジア重視の平和外交を貫き

政府の途上国援助(ODA)は巨大開発事業から撤退
ソフト面の支援に力を注ぐ

国交省はこれ以上道路やダムは造らない

農水省は農道を造らず
土地改良事業は事業農家の要求に基づいたものだけにする

簡単に言えば民主党が掲げた「コンクリートから人へ」を貫けば
国の財政はまともになる
出血を止めないで輸血しても何の解決にもならない」……と。

本当に何とか「消費税増税反対」の一点で各界各層の人々と幅ひろく共同を組めないものでしょうか。
無駄と浪費の削減、大企業・富裕層優遇の不公平税制の是正によって、消費税増税に頼らず
社会保障の充実をはかってほしいものです。
やっぱし、大増税は国民の暮らしも、景気も、財政も破壊すること見え見え~だと思います。
反対の意思表示をしていきたいと思います。

[掲示板]またまた昨日の続きです

2012-02-24 02:37:41 | Weblog
昨日の記事をざっくりと要約すると……。

(1)そもそも、ストレステストという1次評価を先に出してもらって。2次評価はあとで別にやる、という話だった。

(2)だが、保安院は、ストレステストという1次評価だけやって原子力安全委員会にあげた。(話が違う)

(3)原子力安全委員会の班目春樹委員長は『再稼働とは関係ない、2次評価まで終わらなければ安全性の判断はできない』『1次評価は安全委員が要求している安全性のレベルに達していない』と発言した。つまり、1次評価だけでは再稼働は認めない、と発言した。

(4)今後のストレステストの委員会で検討していくよ。

ということですね。
3.11以後の報道において、原発推進側だとされている原子力安全委員会が、
ここにきて、再稼働の壁として、機能しようとしているわけです。

4月の原子力規制庁発足で、原子力安全委員会は消滅するわけですが、
最後の最後で、原子力委員会は、良心といいますか、
最後の意地といいますか、本来の役目を全うしようとしているのでしょうか。

アタリマエのことを当たり前のようにやろうということですね。
大飯原発3・4号機の再稼働を強引に進めようとする、原子力安全・保安院と、規制庁・原子力安全委員会、の対立構造がみえています。

これまで保安院設立以降、存在感がほぼゼロだった安全委員会が
、3.11以降、国民の厳しい目にさらされたということで、
機能が回復したということも言えるのではないか、とも思ったりします。

とにかく、班目春樹氏には、贖罪の意味を込めて、最後の大仕事を、全うしてもらいたい。
                    ★たんぽぽ舎さん、再びありがとうございます。

わたしも、心からこころからそう願いたいと思います。

[掲示板]たんぽぽ舎から……昨日の続きです

2012-02-23 08:23:49 | Weblog
原子力安全委員会から、ストレステストは再稼働とは関係がない
との意見が出されています。

それでは、後藤政志さんの、解説を見ていきましょう。

▼後藤政志より原子力安全委員会 斑目委員長の東京新聞報道に対して
=====(文字おこし、ここから)

後藤「はい、後藤です。今日(2012年2月18日)、
2月18日付東京新聞ですね。ここにですね、
あの、河川の放射性物質のこの、え…が、
どのように蓄積しているかってことの問題もあったんですが。
その横にですね。
えー、原子力安全委員会の委員長斑目委員長の1次評価の、
え…レベル疑問という形で、原発再稼働と関係ないと。
これは実はストレステストの話なんですね。
これ、非常に注目すべき内容なんでちょっとこれをご紹介いたします。」

▼東京新聞:斑目委員長 
1次評価のレベル疑問「原発再稼働と関係ない」:社会(TOKYO Web)

後藤「えっと…斑目春樹委員長がですね、
17日にあの、定期検査で停止中の原発を、再稼働する条件とされている、
安全評価。つまりストレステストの1次評価について、
ということでですね。
え…カッコにして、言葉として入っているのは、
『再稼働とは関係ない、2次評価まで終わらなければ安全性の判断はできない』、
それから、『1次評価は安全委員が要求している、
かっこ、安全性のレベルに達していない、カッコ閉じ、との見解を示した』ということです。

で、これ、はですね、えっと非常に重要なお話で。
これ、わたくし、いの委員も私も、それ、主張してるんですが。
1次評価というのはここに解説も出てるんですけれども。
その……炉心が融けるまでの話なんですね。
で、それまでを、保安院が、え…指示を各、え…電力会社に出した指示というのが、
1次評価をとにかく先に出しなさい。それで評価をしたあと、
2次評価はあとでやると、そういう話だったんですが。

2次評価は、切り離す。それで、1次評価だけで3号4号については、
一応妥当であるという評価をしたということなんですね。
それで安全委員にあげたと。

しかしながら、安全委員会の委員長自身がこういう発言

(『再稼働とは関係ない、2次評価まで終わらなければ安全性の判断はできない』
『1次評価は安全委員が要求している安全性のレベルに達していない』)

をしてる、ということなんですね。
これはあの、至極まっとうな話なんですね。

実は、えっとストレステストの委員会の中でも、井野委員や私だけではなくて、
岡本委員、司会役をやってますね、
東大の岡本委員も、最初に2次評価の重要性を指摘しているんですね、
委員会の中で。で、ほぼ、考え方としては委員は大体、2次評価まで要るというような、
それに近いニュアンスで話しをしてきているわけです。

ところが、保安院は、1次評価だけで、判断を止めてると、こういう構造なんですね。
これは一体どうしたものかと。いうことです。

でこれにつきましては、私は、月曜日ですね、
明後日の月曜日のストレステストの委員会で冒頭で申し上げるつもりです。
どういうことかと、いうことをですね。

で、あの、そうしますと、そもそもですね、
大飯3・4号があって、次に伊方とか、いろんな話がありますけれども。
そういう話、すっ飛んでしまいますよね。そういう問題ではない。

つまりストレステストていうの、一番最初からずっとこう議論しているところの、位置づけ、
何を意味してるか、ということですね。
原子力安全委員会の委員長が、この、ストレステストの1次評価について、
再稼働とは全く関係ないと。安全性の評価になってないんだと、
いうことを言ってるということの、意味ですね。
これはあの、非常に重要な話なんで、ちょっと、今日はお伝えしておきました。
それが1つです。

あと、えっと、前にもご紹介してるかもしれませんけれども。
えっと…クレヨンハウスというところですね、そちらから、出していただいている、えっと…私が講演したときにですね、
それを本にしたものがあります。『原発を作ったから言えること』という本で。
あの、定価、え…500円プラス税という形なんで、比較的お求めやすい価格になって、
るかと思います。と同時に、中身も、ひ、比較的分かりやすく、書いてあると思いますので、
もしよろしければご覧頂けるかと思います。どうもありがとうございました」

       ★たんぽぽ舎さん、ありがとうございました。感謝しておりますです。

[掲示板] 「1次評価だけでは不十分」=安全委、再稼働判断せず―斑目委員長

2012-02-22 20:24:25 | Weblog
 原発再稼働の前提とされるストレステスト(耐性評価)の1次評価について、
国の原子力安全委員会の斑目春樹委員長は20日、
「1次評価だけでは安全性評価としては不十分」とした上で、
「再稼働の是非は政府が判断する。安全委は判断しない」と述べた。
同日の定例会議後の記者会見で質問に答えた。

 ストレステストをめぐっては、経済産業省原子力安全・保安院が、
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)に関する評価審査書をまとめており、
安全委は21日から妥当性について議論を始める。

3月末までに結論を出す予定だが、地元自治体は再稼働に慎重な姿勢で、
斑目委員長の発言は再稼働問題に影響を与える可能性がある。 

                         
                      ★時事通信 2月20日(月)17時16分配信

『ひとりでいいんです<加藤周一の遺した言葉>』 凡人会・加藤周一 講談社

2012-02-20 18:25:41 | Weblog
『中華料理店やイタリアレストランで加藤周一を囲んだ市民サークルの勉強会で
「対話や座談を中心に編んだ」』
と言う内容の本です。わかりやすく面白くわたしも加藤さんの
まん前に座って拝聴しているような、こころの琴線に響いてくる本でした。

こういう時間が持てた凡人会のみなさま、本にして下さってありがとう! 
独り占めしなくてありがとう!

「少し長めのあとがきー加藤周一さんと凡人会について」を記してくださった
<ヨジローさん>ありがとうございます。



<第一章 今度は勝ちたいですねー戦争と憲法を語る>
での中見出しです。

1 十五年戦争

 戦後六十年の意味/満州事変そして二・二六事件/その日、雪が降っていた/
 表現の場が徐々に狭められていく/当時の国民は支持していた/
 矢内原忠雄はこういった/

2 濁流に呑まれて

 「まとめて供養する」/身をいかに処すか/知識人と個人主義/
 渡辺一夫先生/憎む、さもなくば愛さん/いずれはこうなるべき運命/
 医者として/

3 私たちの憲法のゆくえ

 知識人とは/個人の権利/ショパンを聴きながら/政治は関係ないのか/
 「戦後」という時代が終わる時/「普通の国」について/
 軍隊でなくともできることはある/「軍事的脅威」を問題にするのなら/
 靖国問題/仲間外れの国・日本/米国崇拝から憎悪へ映る可能性/
 むしろ、われわれのほうが有利/絶対に挫折しない覚悟

第二章 ひとりでいいんですー歴史をめぐる対話
第三章 複数の視点からー文学と宗教をめぐる対話
第四章 「名前」の力、眼の力ー芸術をめぐる対話
第五章 技術者と知識人のあいだー現代社会をめぐる対話
第六章 人生のいちばん大事な部分ー最後の対話

目次です。各章に中身出しがあります。

本を開いたらもう止まりません…………

大阪市職員調査憲法違反と批判……共産党志位委員長

2012-02-18 09:33:06 | Weblog
朝日新聞(2/17)に4面9行の記事が載っていました。

この思想調査って、いまに想像を絶する内容になっていくと思い背筋が寒い思いです。
街中には盗撮、じゃあなかった「防犯カメラ」が張り巡らされました。
そして「共通番号法」を……全てキー叩けば「そこに正確でないかもしれない」情報がある。

わたしは以前、住基ネットに意見をつけて「背番号は嫌」です、と送り返した事があります。
たかが市井のひとり、でも戦前、大塚で喫茶店をやっていた父の生き方が
そういう「自由」を大事にしないものには必要以上に敏感に反応してしまいます。

とうとう「独裁……ファッショ振り」発揮の橋下市長が、思想調査のアンケート~なんてことを! 
天皇が「元首」とも……

やっぱ、始まったかと……「労働組合は自分に関係ない」と思って
身をすくめてやり過ごしていた牧師さんは、ある日突然官憲の訪問を受けた。

『片手いっぱいの星』……何があったらヒトは人になれるのか

2012-02-17 21:07:35 | Weblog
『片手いっぱいの星』 ラフィク・シャミ/若林ひとみ訳 岩波書店 1988

衝撃的な出会いの本となってしまい、しばらくはこの本の世界から抜け出ることができないかと……カフェ・デ・キリコで珈琲飲んで下さった方たちに、どのようにお伝えすれば目を通して頂けるか思案中~と、下記の紹介記事が~突然目の前に現れました。森恵子先生、ありがとうございます。

<図書新聞 1988年11月26日>
舞台は、政情が不安定でほとんど一年ごとに軍事クーデターが起きていた一九六O年代初めのシリア。「ぼく」は、ダマスカスに住む十四歳の少年、父さんはパン屋で母さんと妹の四人家族だ。ぼくには友達が三人いる。七十五歳のサリームじいさんと、同級生のマハムートと、ヨゼフだ。ぼくは一つ年下のナディアが好きだ。ナディアのお父さんは秘密情報機関で働いている。ぼくは、「えんぴつと紙で、いつも真実を追求して政府をおびやかす」新聞記者になりたいと思っている。作者の自伝的色彩の濃い作品である。
 ぼくは、字が書けないので大事な体験をみんな忘れてしまって残念だ、というサリームじいさんの言葉から、日記をつけ始める。物語は、十四歳から十七歳まで三年半のぼくの日記を追って活力に満ちた青春時代を描き出す。
 一年目は、息子を早くパン屋の仕事につけたがっている父さんに学校をやめさせられるかもしれないと思いながらも、学校へ通ったり夏休みにアルバイトをしたりのぼくの日常が描かれる。大きな出来事としては、ぼくの詩が出版社に認められたこと、マハムートとヨゼフと三人で不正と戦う秘密組織「黒手団」を作ったことである。
 二年目は、ぼくの新聞記者修業である。パン屋になるため学校をやめさせられたぼくは家出をしようとするが、半年頑張ってみろとサリームじいさんにとめられる。打開策として、ぼくはパンの配達係になる。配達先でぼくはマリアムという女性に気に入られ、マリアムさんに新聞記者のハビープさんを紹介される。新聞記者になりたいというぼくの希望をハビープさんはなかなか取り合ってくれないが、何もしないぼくの父さんが警察に連行されたことやスパイに送った黒手団の警告状を知り、ぼくが新聞記者になる手助けをしてくれることになる。そればかりか、本屋の働き口まで世話してくれる。
 三年目は、地下新聞の発行である。反政府的な記事を書き逮捕までされたハビープさんは、一度は新聞記事を書くのを断念するが、ぼくが靴下にいれて配る方法を思い付くと一緒に靴下新聞を書こうと言ってくれる。記事を書くのは、ハビープさんとぼくとマハムート。靴下新聞は「シリアで唯一まともな新聞」として評判になる。新聞が五号まで出たとき、ハビープさんが逮捕される。ぼく達はナディアも入れて、新聞を続ける決心をする。
 作者は「ぼく」の気持ちをストレートに読者に伝えたいために小説の形で書いていたものを日記の形に直したそうだが、その効果は十分に出ていると思う。学校をやめさせられたぼくの悔しさ、詩集が出た喜び、恋の悩み、父さんを拷問した政府に対する怒りなど手に取るように伝わってくる。
 本書は、新聞記者志望の少年を主人公にしたため職業小説的要素が加わり、しかもそこに政府を向こうにまわしての新聞発行という冒険的要素まで加わって、日記形式の作品には珍しく迫力ある筋の展開となっている。折しも日本では新聞週間が始まったが、危険を承知で地下新聞を書くぼく達の勇気と正義感とエネルギーにははらはらしながらも思わず拍手を送りたくなった。日本は平和で国も安定しているが、若者は受験戦争の中で汲汲としている。十七歳で地下新聞発行などという大きな仕事ができ、青春のエネルギーを燃焼できる「ぼく」が羨ましい。また、書くことを職業とする新聞記者の訓練として日記の形式はぴったり合っている。 作者のラフィク・シャミはダマスカスで創作活動を始めたが現在はドイツに住み外国人労働者作家の旗手とされている作家である。シャミは、シリアに暮らす人々のこととシャミの少年時代、それに無二の親友だったサリームじいさんのことを知って欲しくてこの作品を書いたと言っている。この言葉通り、サリームじいさん始め町の人々は生き生きと描かれている。父さん、母さん、カーティプ先生、マハムート、ヨゼフ、ナディア、ハビープさん、スズメを 連れた変人、皆それぞれにたくましく精一杯生きている。中でも、ぼくを陰日向になり助けてくれるサリームじいさんは印象的だ。「わしは(人生で)あきらめたことは、一度もないぞ」や「三百回だまされても、新しい友だちをさがしつづけ、あまり疑り深くならんことだ」などのサリームじいさんの人生哲学は味わい深い。アラブでは星は希望を表すという。本書の題名の「片手いっぱいの星」とは、作者の、ぼくの、そして作品に出てくる人々皆の将来への希望を象徴しているのだろう。
 チューリヒ市児童図書賞など四賞を受賞した本書は、シリアといえばレバノンやイスラエルのそばの争いが絶えない国としか思い浮かばなかった私の目を開かせてくれた。(森恵子)


復刊して欲しい運動もあったようです。
<リクエスト内容>
子どもから大人へ、何があったら人はまっとうに育つのか。身近に支え励まし背中を押してくれると同時に しばしばステキな逃げ道を用意し そっと逃がしてくれる人、文化。今 私達が暮らすこの社会に何が欠けているのかを くっきり浮き彫りにして見せてくれる本です。子どもにも 大人にも読んでほしい本です。


浅草・手ぬぐい店「ふじ屋」、そして新内岡本文弥師匠……

2012-02-16 22:36:45 | Weblog
今日、病院の帰り大室山(12日の山焼きで真っ黒にお化粧されていました)の麓を
走って来ましたが、雨が雪に変わりました。寒いわけです。
ワイパーもぎごちなくギコギコ……

朝日夕刊に連載されていた「人脈記・つむぐ 織る」が14回で終了しました。
<明日を見つめ技を伝える>染色の世界は長い不況下にある中
後継者を育てながら伝統を守る二人の人を紹介しています。

江戸小紋の染師小宮康孝氏とご子息康助氏。

もうおひとかた
浅草の手ぬぐい店「ふじ屋」川上千尋さん。
やはりお父さんの桂司さんから厳しく鍛えられとおっしゃっています。

 わたしは今から30年ほど前に、岡本文弥さんの手ぬぐいをもとめてふじ屋さんにおじゃまし
 桂司氏に「ぶんやぞうし」と言う本のカバーと見返しに使いたい
 手ぬぐい(柄のデザイン)を相談したことを思い出しました……。

この最終回の最後に川上千尋氏が語られた

「現役の人間が楽しく働いていなけりゃ、後継者は育ちません。
昔の職人のように黙って仕事に打ち込むんじゃなく、
自分の工夫や仕事の楽しさを伝える努力が必要です」

言葉がどっしり胸に落ちました。なんか、全てに通じるのではと……。

「子どもの本のもつちから」 清水眞砂子 『クレスコ』連載

2012-02-09 19:33:13 | Weblog
ガラ子さんから一筆箋と共に13回分の清水眞砂子さんの子どもの本の紹介文が届きました。 

  「クレスコはお読みでないと思って
  郵送します。今のシリアの状況が
  わかった「片手いっぱいの星(第11回――
  を買って読みました。書評にひかれて)
  最近の児童書のテーマと傾向が読んで
  認識できます」 (現在13回まで)

と書いてありました。

早速図書館に行って調べましたら、3冊ありました。

      ★
03・「海辺のあさ」ロバート・マックロスキー/文・絵 石井桃子/訳 岩波書店
11・「片手いっぱいの星」ラフィク・シャミ/作 若林ひとみ/訳 岩波書店
12・「わたしと あそんで」 マリー・ホール・エッツ/文・絵 よだ・じゅんいち/訳 福音館書店
      ★

さあ、楽しみがまた増えました。ありがとう! 尊敬する清水眞砂子さんの推薦ですものネ。

中山千夏さん……わたしが言いたい事をズバリ!

2012-02-08 17:54:47 | Weblog
『雑記』ーその159 <伊豆新聞8日付>で
「……好きなゲームをしたいとなると、家計が火の車だろうが、
ゲーム機から放射能が漏れだしていようが、お構いなしなのだ。
政府も政府だ、子どもに原子力をすわせるなっつうの。
子どもよりタチが悪いのは、
自分は一般人よりリコウだと思い込んでいるところである。

私に言わせれば、今、原発推進を唱える輩は、
学者だろうとなんだろうと、金の亡者か愚か者以外のなにものでもない。

今、本当にリコウなのは、
福島事故に心底、懲りて、脱原発を願っているふつうの老若男女なのだ。」

業界から1800万円を貰っていた3人の
原子力政策の基本方針を決める委員のコメント

★「発言が影響されてはいけないという意識がかえって高まる」(東大・田中知氏)

★「個人の立場で、自分なりに厳しいことも発言している」(大阪大・山口彰氏)

★「原子力を前にすすめるための寄付なら受ける」(京大・山名元氏)

これってこれって、社会に通用する話なのでしょうか?

「ひとりでいいんです 加藤周一の遺した言葉」 凡人会 加藤周一  講談社 

2012-02-07 18:16:09 | Weblog
『ひとりでいいんです』 ■造本 四六版並製 アンカット・スピン付 270頁 

 目次
第一章 今度は勝ちたいですね――戦争と憲法を語る
第二章 ひとりでいいんです――複数の視点から
第三章 複数の視点から――文学と宗教をめぐる対話
第四章 「名前」の力、眼の力 ――芸術をめぐる対話
第五章 技術者と知識人のあいだ――現代社会をめぐる対話
第六章 人生のいちばん大事な部分――最後の対話
  少し長めのあとがき――加藤周一さんと凡人会について 小川与次郎

内容説明
 加藤周一氏が逝ってはや3年。、まさに危機に直面している日本と世界の現状を見て「加藤周一だったらなんと言うだろうか……」との思いを抱く向きも多いかもしれません。その一方で「カトウシュウイチってだれ?」という人も確実に増えているでしょう。
 本書は、戦後日本を代表する知識人がその晩年、市民グループの求めに応じて談論風発した記録です。
 内容は多岐にわたり、戦争と憲法、ファシズム、歴史認識問題、ヒューマニズムと文学・映画、社会主義の功罪など市民からの時に素朴、時に尖鋭な質問に真正面から答え、さらに踏み込んだ答えを示すさまは、さまざまな批判はあるにせよ、「戦後」という時空間の最良の部分がどこにあるかを示してくれます。加藤周一の人物像に迫る入門書としても読める本です。
内容(「BOOK」データベースより)

<帯>
戦後を代表する知識人が逝って三年、遺されたものを受け継ぐ試み。後続の世代に託された軽やかにして熱い言葉の数々。
世代間の対話、その最良の姿がここにある。

<カフェ・デ・キリコ> はや今年イチオシの本です。体が震えてきます……

アンジェラ・アキのSONG・BOOK

2012-02-05 10:54:25 | Weblog
ぜひ、みてほしいので、
4日午前11時だということを
もう一度、ご連絡します。
アンジェラ・アキ ソングス
です。


*******************

ガラ子さんのメールに返事です。

以下****************

聴きました。大変興味がありました。
学生さんの詞にもそれぞれの<青春と生活>が出ていてなるほどと……

わたしの音楽に対する接し方は、昔から自分でも疑問に思っていた(?)のですが
「リズム」と「歌い手の声の質と歌い回し」
歌詞は結構無視なのです。
どうしても気になって、例えばビリー・ジョエルとかデビット・ボウイは
翻訳本の購入をしましたが~。

顕著なのは日本人の歌手の歌詞も聞き取れないのです。
リズムなのです。それと声の質が心地よいと、好きになります。

今回のアンジェラさんの話は新しい「感覚」でした。

それで思い出したのが、紅白でガガさんの歌詞が字幕とはかけ離れたものだった
との記事を読みました。

麻薬とか戦争とかホームレスetc~はネグレクトしてしまう。
字幕文字が少ないのでしょうがないとは言え
そこらあたりどう考えるか~翻訳そのままでは<社会性と習慣が違うので>
その国の問題として訳されるのが
いや、訳者の感覚で<学生たちがそうだったように>歌詞が出来るのですね。

ジョプリンさんの詞は、それなりの濃い内容と受け取りました。

エイミーやマイケル、モダンジャズの演奏者など数多い才能が麻薬や薬とかで失われていく……今日日

でも、ああ言うメッセージ性のない感傷的なものになってしまうと、
わたしにとってはちょこっと不本意かな?

感想がずれたかしら……ネ!

また、教えて下さい、
新しい事を知ることは<閉塞生活者>には、ともかく新鮮です……ありがとう!

勝手ながら本日開店!                                         

2012-02-03 11:28:38 | Weblog
ひとりでずーっと、珈琲飲んでいて……分かち合いたいと突然思ったのです。
いやそうではなく、機ぜずして昨日おふたりの常連の方から
{どうしたのかと思って、体調崩したのか心配していたの。}
と、声掛けて下さったので、ハッとしてなのです。

お話したいこと山ほどあり過ぎてどうしよう……

頭から離れないのは内橋克人氏の提案と言葉です。
 ★「(国民が)『鬱憤晴らし政治』の渇望を満たそうとすれば1030年代」の政治が繰り返される」
 ★提案されている『FEC自給圏』についてです。


2012年1月の本です

『ひとりでいいんです 加藤周一の遺した言葉』 加藤周一 凡人会 講談社

『戦後世界経済史』 猪木武徳 中公新書2000

『人生は、ガタゴト列車に乗って』 井上マス KKロングセラーズ

『リンネル』2012・1、2月号

『深夜食堂 TV版 2』 安倍夜朗 小学館

以下、頂いた書籍
『こころに効く「断捨離」』 やましたひでこ 角川SSC新書

『「食べない」健康法』 石原結實 PHP文庫

『実践 自律訓練法』 佐々木雄二 ごま書房新社

『ブラックジャック創作秘話ー手塚治虫の仕事場からー』[原作]宮崎克 [漫画]吉本浩二 秋田書店


☆彡贈呈本です。さっきゆうメールで届きました。ありがとう。

『我らが青春の北アパート』 古田江一 <640頁の大作です> 限定出版