カフェ・デ・キリコ

キリコの徒然

8月の雑誌です。

2009-07-31 21:20:55 | Weblog
「芸術新潮」 特集*トミ・ウンゲラーのおかしな世界
「AERA Mook」 姜流 姜尚中
「くりま」文藝春秋増刊9月号 半藤一利が見た昭和
「ちくま」筑摩書房
「本」読書人の雑誌 講談社

本です
「精霊の守り人」上橋菜穂子 偕成社
「獣の奏者 闘蛇編Ⅰ」 上橋菜穂子 講談社
「トリッポンとおばけ」萩尾望都・作 こみねゆら・絵 教育画劇
「金魚」ユ・テウン作 木坂涼訳 セーラー出版 

二つのミュージアムに……

2009-07-26 09:56:54 | Weblog
このところ天気に振り回され予定がなかなか立てません。霧で真っ白、庭にも走っているのです。H氏もリハビリに戻るので、どうしても済まさなくてはならない用事が~切羽詰ってきたので上京します。ついでに28日~★「東郷青児美術館」(新宿)ミリオンセラーの絵本原画と世界の絵本画家たち、★「Bunkamuraザ・ミュージアム」(渋谷)奇想の王国 だまし絵展~を観たいなと……。

素敵なプレゼントが……「江崎・黄紋・角・亀虫」

2009-07-16 10:14:42 | Weblog

エサキモンキツノカメムシ……今朝、「かめむし」が床にひっくり返っている。今年の夏は非常に虫が少ない。20分の1~もっとかなぁ?  拾ってみたらなんやら背中に黄色いハート模様? さて驚いたわたしは小さなジャムの空き瓶に虫を入れ、早速調べ始めました。行き着いた先は下記の貼り付けです。

エサキモンキツノカメムシとは
 エサキモンキツノカメムシは学名が「Sastragala esakii HASEGAWA」、半翅目(カメムシ目)・異翅亜目(カメムシ亜目)・ツノカメムシ科に属するカメムシです。漢字で書くと「江崎・紋黄・角・亀虫」です。その特徴は何といっても背中(「小楯板(しょうじゅんばん)」)にあるハート型の模様(紋)でしょう。とてもよく似た種類に、模様の上方の切れ込みがない、三角模様の「モンキツノカメムシ」がいます。ツノカメムシとは、両肩に角状の突起があるからです。また、江崎とは、命名者(記載者)の「ハセガワ」氏が昆虫学者・江崎悌三博士に捧げたためだそうです。

大きさ……10~14ミリ<家に来たのは12ミリ>だそうです。5~10月、本州・四国・九州に。網戸の右下に猫が開けた穴が……そこから訪問してきたのでしょう。日本ミツバチも昨夜は二匹ブンブンでした。不思議と嬉しくなりました。

元気をありがとう~新聞記事!

2009-07-15 11:13:53 | Weblog
笑い=崩れゆく豆腐を笑う寄せ豆腐
バカヤロー小さい声で独り言

追悼=マイケルさんコンサート(50回公演の初日)の十三日
   2000人のファンが集まった……<君はいないけど>
歴代最多記録=オリコントップ100 16作がランクイン
       72年12月・ビートルズ/87年8月・石原裕次郎の13作
       89年7月・美空ひばりの12作

支える=イチロー選手。「あのWBCの経験だった」と。
    決勝の韓国戦。延長十回の打席で
    「過去にもなく、未来にもないだろう恐怖」に襲われたものの
    「それに打ち勝った事が今季の僕の中に反映されている」と。
    心の中で自分の打席の実況を始めたとか。
    心と対話し、その恐怖心を乗り越えようとしたのでしょう。
    毎日「自分との対話」をしているそうです。積み重ねは本当に大事だと思いました。

三宅一生氏 被爆体験を語る
オバマ演説に感銘 ニュ-ヨーク・タイムズに寄稿「核兵器廃絶と世界平和の実現」を呼びかけたそうです。7歳で被爆 『原爆を生き延びたデザイナー』と呼ばれたくなかったので……オバマ氏の訴えたことが「奥底にしまっていたものを呼び起こした~声を上げることは道義的責任。目を閉じれば、だれもがけっして体験してはならないことが今も見える」「もし世界から核兵器をなくそうと思えば(被爆体験は)議論しなければならない問題だ」と表明されました。
オバマ氏に広島を訪問するよう求めています。

ルーシー・リーさんのボタンとか器……そしてリーさんへの慈しむような優しい気持ち、あの表情が思い出されました。

今日「7・15」 感動を沢山もらいました。元気をだそう!

G子さんからのメール

2009-07-14 06:11:27 | Weblog
「npj通信に、すこし元気の出る論評がありました。
添付します。」とメール頂きました。
わたしも早速、デ・キリコに添付です。どうぞよろしくお願いします。


7月13日(月) 都議選では共産党も得票を増やしていた [選挙]
 都議選での民主党躍進の余波が政界を揺るがしています。今回の結果は、民主党の一人勝ちでした。

 全42選挙区のうちの39選挙区でトップ当選(推薦1を含む)、1人区で6勝1敗の成績、58人の候補者のうち落選者はたったの4人などの事実は、「民主党ブーム」とも言える風の存在を示しています。同じ日に投開票された奈良市長選挙でも民主党推薦の新人候補が当選しました。
 名古屋市長選、さいたま市長選、千葉市長選、静岡県知事選、そして今回の都議選に奈良市長選と民主党の連勝が続きました。強力な追い風が民主党に吹き、自民党にはそれ以上の逆風が吹いているということが分かります。
 他方、都議選での公明党の全員当選と共産党の不振は予想外でした。しかし、それによって、公明党は支持され、共産党は批判されたと考えるのは早計です。

 まず、事実を確認しておきましょう。前回の選挙と比較した各党の議席の増減と投票数の増減を下に掲げておきます。

民主党  +19議席  +117万1000票
自民党  -10   -9万9000
公明党   0   -6万4000
共産党  -5   +1万4000
その他  -4   -9万1000
 
 これを見ると、民主党の一人勝ちだったのは、議席の上での話だということが分かります。民主党だけが19議席増やしているからです。
 減らしたのは、自民党が10議席、共産党が5議席、その他が4議席(ネット1議席、諸派1議席、無所属2議席)でした。議席だけを見れば、負けたのは自民党と共産党だと言いたくなるのも無理はありません。
 しかし、それを都民の選択の結果かと言えば、そうではありません。今回の選挙で都民が投じた票の数は、別の事実を示しているからです。

 選挙は、議会での議席を決めるものですから、議席数の増減に注目するのは当然です。しかし、それを直ちに有権者の選択の結果であるというわけにはいきません。
 選挙制度や候補者の擁立の仕方などによって、当選数が変わることがあるからです。この乖離は小選挙区で極めて大きくなり、定数が奇数の複数選挙区でも似たような現象が起きます。
 したがって、有権者がどのような選択を行ったのかを見るためには、議席だけではなく、得票にも注目する必要があります。今回の選挙でも、得票数の増減を見れば、議席数の増減を見ただけでは分からない事実を読み取ることができます。

 得票数では、民主党が117万票も増やし、共産党も1万票余を増やしています。他方で、自民党は10万票弱、公明党は6万票以上、その他も9万票以上を減らしています。
 このことから分かるのは、第1に、今回の結果は、自民党が失った票の10倍以上を民主党が獲得しており、したがって、自民党が敗北したという以上に民主党が勝利したというべきものであること、第2に、この民主党の増加分は、投票率を10ポイント以上押し上げた人々の票を吸収したもの(おそらくは、前回選挙に行かなかった無党派層)であるということです。
 民主党の勢いは、これまで選挙に行かなかったであろうような人々の支持を新たに獲得することによって生じているということが分かります。つまり、次の総選挙でも、投票率が上がれば民主党に有利になるということになります。

 そればかりではありません。共産党と公明党についても興味深い事実が分かります。この二つの政党は強固な支持基盤をもっている点では共通していますが、選挙の結果は対照的になりました。
 共産党は得票を増やしたのに議席を減らし、逆に、公明党は得票を減らしたのに現状を維持しました。つまり、逆風が吹いていたのは共産党ではなく公明党の方に対してだったのです。
 共産党は得票を減らしたわけではなかったけれども、当選を可能にするほどには増えなかったということになります。逆に、公明党は得票を減らしたけれども、落選するほどの減少にはならなかったということでしょうか。

 別の言い方をすれば、「棒杭現象」の影響が共産党には大きく、公明党に小さかったということでしょう。強固な支持基盤(棒杭)があっても、投票率がアップして当選可能ラインが上昇(水面が上がる)すれば、「水没」する可能性が高まるからです。
 その結果、共産党候補の何人かは「水没」してしまいました。公明党でも危ない候補は何人かいましたが、かろうじて「水没」を免れたというわけです。
 その背景には、共産党の方が革新無党派に依存する割合が高く、これらの人々の一部が民主党支持に回った可能性があること、公明党が当選可能性の高い選挙区に限って候補者を立て、選択と集中による選挙戦を展開したことなどの事情があったように思われます。選挙戦術によって左右された部分が大きかったと言えるかもしれません。

 さて、この都議選の結果を受けて、麻生首相はどうするのかが注目されています。もう、解散・総選挙に打って出るしかないでしょう。
 解散に反対する閣僚が出たら、罷免して自分が解散詔書にサインすればよいのです。自民党が分裂しようと公明党が抵抗しようと、断固として自らの意志を貫けばよいだけです。
 起死回生の勝負では、明確な決意を示すことが必要です。今が、その絶好のチャンスではありませんか。反対と抵抗が強ければ強いほど、首相の決断が際だつというプラス効果もあるのですから……。
★以上です。




おや、おや……

2009-07-13 05:53:40 | Weblog
「わかっているんだ
都議選、自民・公明合算で過半数割れになりましたが、石原知事の議会対策が大変だろうということを、NHKは全く言いません。民主も与党だということを、わかっているのですね」 ねこぱんだ雑記ヨリ
 ★マサさんのコメントがありましたので転載させて頂きました
 マサ 2009/07/13 06:34
オール与党体制という実態をなぜ報道しないのか?総選挙でも今から二大政党論のタレ流しです。ここは、負けて兜の緒を締めよ!野中元自民党幹事長も指弾するように、翼賛体制は戦争への道です。捲土重来を期す!


「ねこぱんだ雑記」さんのブログ拝見……本当に上手なずらし方<自公or野党>少しは石原知事の傲慢さのトーンが下がるだろうと。トンでもない事。今までも全くの与党。 二大政党とか……どちらに行っても現状は変わらないでしょうに。

数字……

2009-07-12 11:08:32 | Weblog
大貫妙子さんのラジオでゲストに色々お話を聴く番組が耳にはいってきました。なかなか面白く、ゲストは養老猛司さんでしたが「車一台オシャカになるまで乗ると、1000万匹の虫を殺す」とおっしゃってました。

また、あのベトナム戦争~マクナマラの戦争と言われた氏は「ひどい過ちを犯した」と。その氏が「人類は20世紀に1億6千万人を殺した。21世紀に同じ事が起きていいのか。そうは思わない」と、六年前母校で講演したそうです。

大きすぎる数字はなかなかピンと来ない。いろんな意味でもっと敏感に理解出来るようにならなくてはならないと思いました。

6/24付「亡くなられて一年~」のコメント紹介です

2009-07-09 11:09:46 | Weblog
「宮迫千鶴さんを語る会」のお知らせ (CAMUNet/代替医療利用者ネットワーク)

2009-07-08 08:51:17

CAMUNet[カムネット/代替医療利用者ネットワーク]という非営利市民団体の井上朝雄と申します。

これは昨年6月に亡くなった画家でエッセイストの宮迫千鶴さんについて書かれていた方に、ぶしつけとは思いましたがお伝えしたくて、書き込みさせていただきました。

私たちは宮迫千鶴さんのあまりに早く、あまりに性急だった死を惜しみ、「宮迫さんについて語る」集まりを持ちます。

日時は来週土曜日(18日)の午後、場所は東京・高田馬場です。
ゲストは夫で画家の谷川晃一さん、ご友人のジャーナリスト佐田智子さん、そして長年の親交があった翻訳家でCAMUNet副代表の上野圭一さん。

詳細は、

http://camunet.at.webry.info/200906/article_1.html

ご都合が許せば、ぜひご参加ください。
また、宮迫さんに関心ある方をご存じでしたら、このインフォメーションをお伝えいただければありがたく存じます。

失礼いたしました。

★わたしも、一人でも多くの方にお知らせしたく思いました。



「世紀の顔合わせ」中曽根・不破対談  <サンデー毎日>

2009-07-08 09:52:26 | Weblog
「サンデー毎日」19日号と「新潮」八月号<辻邦生・北杜夫 往復書簡>特集を文教堂で購入。地続きのマックに入り「珈琲+ぽてとぱい+ソフトクリーム」を盆にのせ、明るい席に座り込んでパラパラと。両誌本日発売、売り切れる可能性あり、朝、予約しておいて無事入手。

対談は「旧制高校」「マルクス」から「核持ち込み密約」まで91歳と79歳~迫力あるそれでいて相手を思いやる対談でした。「日米核密約」の真相は改めて驚きました。「密約」は「歴代の外務次官が首相・外相を選別」していて「信用できるひと」にだけ知らせてきた。小淵さんは『密約は絶対にない』と答弁したが外相時代に知らされていた首相の一人……と。「秘密合意」されてから首相が23人、外相は34人。知っていたのは首相5人(岸、宇野、橋本、小渕の各氏)、外相6人~なかでも知らないとウソを平気でつく首相。「うそ」は本当にいけないと思う。

八月六日、九日 ナガサキ・ヒロシマを目指して「51回核廃絶を願う平和行進」……志位・オバマの書簡交換 中曽根「オバマの核廃絶宣言に鋭敏に食いついたね」 不破「反応は期待しなかったんですが、丁寧な返事が……」
「政権交代」論と対談は続いていきます……

最後に「編集長後記」で不破さんが「日本が核問題で世界にモノがいえるようになるためにも、中曽根さんは一肌脱ぐべきだ」とせまったと。二人の対談は新聞で働いていた時からやりたかった、そうです。

盆を綺麗にし、一年に一回入るか、入らないマックを後にした。

六月の本です

2009-07-07 08:29:12 | Weblog
「妖怪大百科」水木しげる   小学館

「童話迷宮」上下 釣巻和:原案・小川未明  新潮社

「マルクスは生きている」不破哲三  平凡社新書

ミュージックマガジン増刊
「オルタナティブ・ミュージック」写真と文 石田昌隆

「詞華集 生きていてほしいんです ー戦争と平和」  童話屋

「テロリストのパラソル」藤原伊織  講談社 

藤原新也さんのブログ……やっぱし

2009-07-01 07:46:30 | Weblog
何か、喉に引っ掛かって嚥下できない状況でいた「イランの現況」について、納得してしまいました。鋭い見方、指摘……こう有ったのです『今回のイランの騒乱がそういった工作の結果かどうかは慎重に情勢を見極めなければならないが、今ユーチューブで流され、欧米各国で報道されて反感を買っている「ネダの死」つまり19歳の少女が政府軍によって射撃され血を吹いて死ぬシーンを見るとき、いやが上にも私はアメリカの「湾岸戦争」への突入の口実とした「ナイラの偽証」を思い出さずにはいられない。

 つまり駐米クウェート大使の16歳の娘ナイラがイラク兵士が嬰児を保育器から取り出して殺したと涙ながらに語ったあの偽証である。
 この偽証はアメリカの大手広告会社が取り仕切っていたわけだが、今回も騒乱の剣が峰において、もっとも人々の心の琴線に触れる「少女」が登場していることに少なからず定石の臭いを嗅いでしまうのである。』

政治が動いている時、人事とは思えない。わたし達の周りを凝視して行きたいなあと思っています。菅家さんの17年半をみても……。