カフェ・デ・キリコ

キリコの徒然

赤沢別荘地をゆっくり車を運転して行きました……

2012-11-28 07:32:34 | Weblog
そこに黒猫が、砂川しげひさ(「寄らば切るど」)描くところの猫そっくり
八本足での速さで横切ってきたのです。

ゆっくり止めました。

真ん中まで来ていた黒猫も止まり、
くるりと向きを変え戻ろうとしたのですが……

わたしの車が止まったまま動こうとしなかったので
ちらっとこちらを見てちょっと考え、また横断し始めました。

今度は走ろうとせず、真っ直ぐ車の前を歩いて横切って行きました。

<生き物は王様です> 運転しているわたしのモットーなのです。

リスも負けじとしょっちゅう横切っているのですよ。

<『トーキョー・ストレンジャー』姜尚中>  ……娘よりとっても嬉しい返事アリ   

2012-11-27 09:18:14 | Weblog
★娘にメール……
出来れば図書館から借りて
エッセイ『トーキョー・ストレンジャー 都市では誰もが異邦人』姜尚中 
<「集英社の女性誌『バイラ』」に連載された東京案内>ずば抜けて面白い。


☆彡 その返事……
あと、本の紹介ありがとう
トーキョーストレンジャー・・・アマゾンで127円の古本で注文してしまいました。
来るのが楽しみです。


<雨宮処凛 「わたしがデモに通う理由」> ……脱原発の本を読んで

2012-11-26 09:54:20 | Weblog
『脱原発とデモ――そして民主主義』瀬戸内寂聴、鎌田慧、柄谷行人ほか

福島の武藤類子さんの言葉
「毎日毎日、否応なく迫られる決断/逃げる、逃げない。/食べる、食べない。/洗濯物を外に干す、干さない。/子どもにマスクをさせる、させない。/畑をたがやす、たがやさない。/なにかに物申す……だまる」
「半年という月日の中で、次第に鮮明になってきたことは、/事実は隠されるのだ。/国は国民を守らないのだ。/(中略)私たちは棄てられたのだ」

11年9月11日「原発やめろデモ!!!!!」のあと新宿アルタ前広場に停められた街宣車の上でいとうせいこう氏の言葉
「歩き、歩き、歩き、歩き、人類に歴史を刻むのだ」「デモ隊の諸君、ならびにそれを囲む皆さん/我々は自分の未来を、我々の子孫の未来を変える権利と義務を持ちます」「だから、廃炉せよ、と我々は叫ぶのです」
………………………………………………………………………
何かこの国で、「民主主義」をめぐる大きな地殻変動が起きているのだ……

この本を読んで、わかった。自分がデモに通い続けている理由。
わたしは言葉と出会いたかったのだ。何が正しいのかまったくわからなくなったこの国で「安全神話」に象徴されるすべてが崩壊した世界で、まっとうな言葉と出会い、そしてほんの少しで社会をよりマシな方向に変える試みを繰り返すこと。それが壮大な民主主義の実践でなくてなんなんだろう。『ちくま』(12月号)より


どう生き未来を望み何を大切に何を愛し何を憎み、そして一人の人間として次の世代にどんな責任を果たしていくのかをこの本はに綴られた言葉が発してくれます。

どっか「自身の理解能力(リティラシ)」を、カタカナの所為にしているのかな?

2012-11-21 10:40:17 | Weblog
紙誌をちょこっと読んでの……昨日の続きデス。

カタカナ? 漢字だと文字面で意味が理解できる事も有り……デスガ。

オマージュ<賛辞>   カタストロフィ<破局>
ラジカル<1・根本的  2・急進的>   ポリティックス<破局>
アポトーシス<細胞の死の様式の一>   プルートゥ<冥王>

ダイアローグ<対話>   カンバセーション<会話>
デイベート<討論>   ディスる<悪意を持って批判する>

リティラシ<理解能力>   ヘッジ<最悪の事態の構え>
リカバリー<回復>(笑)   ガバナンス(意思決定)

ポテンシャル(潜在的な力)   ドクトリン<基本原則>

ポピュリズム<1・1890年代アメリカの第3政党、人民党(ポピュリスト党)の主義。人民主義  2・1930年代以降に中南米で発展した、労働者を基盤とする改良的な民族主義的政治運動。アルゼンチンのペロンなどが推進。ポプリスモ>
イノベーション<1・刷新・新機軸   2・日本では技術革新という狭い意味に用いることが多い>

無学を曝け出すようですが、辞書片手……前後の文章で意味をとっていますが、時にはとんでもない勘違いが表出してしまいます。
現役ではこういう事はあまりないのでしょう。
リタイアして何年も経っている身には辛いですね。

面白く興味深い『~知の散策』を読んで~

2012-11-20 08:16:29 | Weblog
「フォーシーズンズホテル丸の内」の紹介
★「……デザインはスタイリッシュでコンテンポラリー、そして驚く程シンプルです。」
   ↓
  「……デザインは格好良く当世風、そして驚く程簡素です。」

★「周りがテンションの高い場所だから、逆にここでは力を抜いてテンションを静める。
  こういうコンセプトだったのではないでしょうか」
   ↓
 「周りが緊張感の高い場所だから、逆にここでは力を抜いて緊張感を静める。
  こういう合意だったのではないでしょうか」


このようにしたら野暮ったく、今風ではなるのでしょうか?
内容が本当に魅力的で素晴らしいため、わたしなどは
辞書片手なのでちょこっと読みにくいです!
ららら、時代遅れのデ・キリコでした。

『井上ひさしの読書眼鏡』を読んで殆んどカナ文字がなく、
読みやすかったことが頭から離れないのです……。

今月の本です。

2012-11-19 17:48:42 | Weblog

『井上ひさし』責任編集扇田明彦 白水社

『トーキョー・ストレンジャー 都市では誰もが異邦人』姜尚中 集英社

『幸福に驚く力』清水真砂子 かもがわ出版

『日本を、信じる』瀬戸内寂聴 ドナルド・キーン 中央公論新社

『上原仏教美術館』所蔵品図録

日経おとなのOFF 11月号『白熱 西洋美術教室』  日経BP社

『ちくま』11月号


ケンタロウさん  如何でしょうか?

2012-11-18 08:55:22 | Weblog
ひたすら復帰を待ち望んでいる~ひとりです。

今朝も、「白い九重栗かぼちゃ 300g」を、酒+砂糖+みず(各大匙2)で作りました。
熱いうちに味見々々とか言いながら、はや半分無くなってしまいました。

ケンタロウさんの本が出版されると、小説を読むような感覚で楽しく、微笑ましく読んでいます。

『太一×ケンタロウ★ 男子ごはんの本』 気に入ってます。
本文中【男子ごはんの春夏秋冬。トーク集】は字が小さくて、わたしにはつらかったですよぉ。

『日の出食堂』もうれしかったです。(むか~し、芝浦日の出桟橋によく散歩に行きました)

……「深夜食堂 10」予約中 間もなく出ます。こちらも好きですが……

お元気になって、素晴らしい帽子を頭にのっけて現れる時を待っています。

<Kiai>の食器、大皿から小鉢までの5セット、購入して30年くらい経つのでしょうか?
今日も大活躍です……色もいいんです。

《湯浅誠からのおしらせ》  都知事選についてのコメント (11月4日執筆、6日発行)

2012-11-13 09:24:16 | Weblog
東京都知事選について、早速ガラ子さんから「聞きたいナンバーワン」の
メールが届きました。

わたし一人ではもったいないので、「デ・キリコの掲示板」に転載させてもらいました。

以下です****


湯浅誠からのおしらせ

都知事選についてのコメント
(11月4日執筆、6日発行)

この間、多くの方から、都知事選についてお問合せなどいただきました。ご推薦いただいた方もおられて光栄かつ恐縮でした。率直に申し上げて、今回の都知事選で私が「勝てる候補」などと言われるのは、ほとんど身の丈に合わない話と思わざるを得ないので、わざわざ態度表明するのもどうかと思っていました。しかし、新聞紙上でも取り沙汰されるようになり、沈黙していることによる不利益も生じかねない情勢になってきたことから、コメントしておきたいと思います。結論から申し上げると、出馬はしません。

以下、この間の経緯や考えたことを書きます。

1)大きな社会状況として、すでに数多くのご指摘があるように、橋下維新石原新党とつづく世の中の流れには、私も危機感を持っています。石原さんが事実上の後継者として指名した猪瀬直樹さんが石原都政路線を引き継ぐのだとすると、また、出馬を取り沙汰されている東国原さんが橋下さんとの連携を示唆されているのだとすると、この間の流れも踏まえつつ、それに違和感を抱いている人たちの思いを集結させられる対抗馬の擁立(オルタナティブの提示)は必要だと、私も思います。

2)ただし、1000万人を超える有権者を抱える巨大都市・東京都の知事は、広範な人々の利害を調整する官僚機構と良好な関係を保ち、企業から生活者を含めた多様な人々に共感を得る必要があります。イメージとしては、1000万人有権者を自分から近い順に一列に並べたときに、真ん中(500万人目)からちょっと先くらいの人たちに言葉を届けられるくらいの幅の広い陣容を組めるかどうかが重要に思います。

3)では、それは誰か、となるのが選挙です。固有名が出ないことには選挙になりません。ただし、その前段階では「こういう人」というイメージが必要です。私のイメージは以下のようなものでした。
①原発事故以降、飛散する放射能や食の安全に対する不安は高まっています。それは社会運動や市民活動に参加したことのなかった人たちも抱いています。人によっては濃淡があって、人によっては漠然としてもいる不安感を抱く人たちが共感できる人が望ましい。上から降ろしたような脱原発・反原発ではなく、重要なのは「生活者としての共感でしょう。したがって生活者目線を(「生活者目線!」と訴えるだけでなく)体現している人が望ましい。
②加えて、グローバル化が進行する中、グローバルな競争関係にいかに対処するか、という知見も必要です。とりわけ巨大都市で一人勝ち状態の東京では、「東京が牽引役」と漠然と感じている人が多いと思われます。直線的なグローバル批判よりも、多様性(ダイバーシティ)、普遍性(ユニバーサル)をキーワードに、「グローバルとは競争の激烈化とイコールではない」「多様性と普遍性の尊重が発展と成長につながる」という主張を説得的に展開でき、それを体現するグローバルなキャリアを持った人が望ましい。
③石原新党や橋下維新の諸政策を「新自由主義」と断じる人たちは、どんな対抗馬でも票を入れる。しかしそれだけでは数十万票規模にしか達しないだろう。むしろ問題は「あのマッチョな感じについていけない」と肌感覚で違和感を抱いている人たちの共感を得られるかどうか。ソフト・柔軟・親しみといった対極的な諸要素を併せ持つ人が望ましい。
④知名度や実績は高ければ高いほどいい。ただ、仮にそれほどの高い実績や知名度がなくても、諸分野の専門家のバックアップや候補者に欠けているものを補う態勢の担保を選挙戦中から示すことで、知名度不足からくる不安感、不信感をできるかぎり払拭することは不可能ではない。 その他、政党人でないことなど、さまざまな要素がありますが、ここでは割愛します。

4)そのようなイメージから、私は今回、都知事選には「生活者としての立ち位置とグローバルなキャリアを併せ持ち、猪瀬さんや東国原さんとは対極的なキャラクターを持つ女性」が望ましいのではないかと考え、それに当たる人を探しました。幸い、お一人おられたので、11月頭に急遽お会いしてお話してみましたが、残念ながらお子さんが小さいことなどから固辞されました。この時点で、私にとってベストの候補はいなくなり、あとは誰がベターかという話に移りました。

5)「勝つ」ことが困難でも、「勝てない可能性が高いが、オルタナティブを提示し、一定の票を獲得することで、異なる民意を示す価値のある選挙戦ができるか」という次元もあり得ます。理想的な形は作れなくても、意味のある選挙戦ができれば、それは都知事選に続く衆議院選挙、都議会議員選挙に向けて、オルタナティブを望む少なからぬ都民の存在を可視化できる(それは、都知事選を、次の総選で自分の政党の得票数増加に結びつけようといった個々の政党の思惑とは別のレベルの話として)。そのラインは、過去2回の選挙で次点候補が獲得した169万票だろうと思います。対戦候補によってはそれだけ取っても勝てないかもしれない。しかし、次点候補がそれ以上の票数を獲得したのは1975年以来ありません。オルタナティブを提示しつつ、それだけの票を獲得したとしたら、仮に選挙で勝つことができなくても、一定の民意を示したと言えるのではないか、と思います(もちろん「選挙なんだから勝たなくては意味がない」という言い方もありますが…)。

6)そのためには、いわゆる「左派」系の政党を支持している人の数では到底足りません。それ以外の100万人近い人たちが支持してくれないと、その数には至りません。これは、投票する人たちの5人に1人という気の遠くなるような数です。現在の社会運動の広がり具合、浸透具合を冷静に見るかぎり、その人たちが仮に現在の石原新党、橋下維新といった流れに何らかの違和感を抱いているとしても、同時に社会運動や市民活動にも違和感や拒否感を抱いている可能性は少なくない。「どちらを選ぶか」と問われれば「まあ、どっちもどっちだろうけど、まだ前者のほうに実績と勢いと展望があるのではないか」「後者では、東京がどうなってしまうかわからず不安だ」と感じる人も少なくないのではないかと推測します。危ないのは「石原新党、橋下維新に違和感を抱いている人は少なくないはずだ」という点に重きを置きすぎて、「自分たちに違和感を抱いている人も少なくない」という点を軽視したり忘れてしまうことです。

7)そうだとすると、目指すべき戦略は、①社会運動や市民活動に対する不安や不信感をいかに払拭し、②相手候補に対する違和感にいかに明確な言葉を提供できるか、ということになります。②は社会運動や市民活動が比較的ふだんからやっていることで、相対的な得意分野と言えるかもしれません。①は比較的ふだんから忘れられがちなことで、相対的な不得意分野です。しかも①と②はバーター関係にあり、どちらかに偏りすぎると他方を失いますから(先鋭化すれば広がりを失い、広げすぎれば無原則となる)、両者が得票数最大化に向けて絶妙のバランスを取るように工夫する必要があります。それは容易なことではありません。選挙の事務局内でも「ここが均衡点」の判断は分かれるでしょう。容易ではないから、今まで勝てませんでした。そして、①が不得手で②が得意なのだとすれば、当面力を入れるべきは、当然不得意分野である必要があります。

8)そのためには、自分たちにないものを補っていく布陣が必要です。実績不足については実績のある人を、不安に対しては安心感を与えられる人を、不信感に対しては自分たちと対極にいるような人でチームを構成し、応援団に配置できることが望ましい。もちろんそれも容易なことではありません。ないものを補ってくれるような人たちが、社会運動や市民活動に不安や不信感を抱いている可能性も少なくないからです。だからこそ、対話と調整の技法が必要です。それができなければ、結局選挙戦も広がりを欠くものになります。そして選挙が組織戦でもある以上、社会運動や市民活動に携わる一人ひとりがそれを身につけていかなければ、候補者だけにその広がりの獲得を期待しても、無理な話です。結局、草の根ベースで一人ひとりがそれをできるかどうかが、選挙でも問われることになります。その点は、社会運動や市民活動の日々の現場と変わりません。『ヒーローを待っていても世界は変わらない』ゆえんです。タテに突き抜けるような一点突破型の手法だけでいけるなら、そもそも苦労はありません。

9)諸般の事情から、今回の都知事選で私自身がそれを担うことは不可能になりました。当初から自分自身についてはきわめて消極的でしたが、現在では完全にゼロです。「諸般の事情」については、いずれご説明する機会も来るかもしれませんが、いま詳細を述べることは差し控えます。ご了承いただければ幸いです。


最後に、蛇足ながら一つだけ。11月4日の朝日新聞紙上(東京都版)で、私のことについて以下のように報じられています。「『失敗した。石原氏がここで辞めるなら、東京にいた』。10月末、立候補を求めにきた脱原発運動の関係者に漏らしたという」。これは事実無根か、またはかなりの歪曲があると思います。そもそもカギ括弧付の一人称で紹介されていますが、朝日新聞からこの発言を確認されたことはありません。「脱原発運動の関係者」という匿名の者からの伝聞を私の第一人称の発言として紹介するのは初歩的なルール違反ではないかと思います。そもそも大阪でも活動を始めた目的は、私にとっては上述した都知事選で焦点化されている課題と同根であり、石原氏が辞任するまで、このタイミングで辞任する可能性があることを予期していなかったことはうかつだったと思っていますが、大阪に来たことを「失敗だった」とは考えていません。この点、当日のシンポジウムの記録が残っているようですので、自分自身の正確な発言内容を確認した上で、朝日新聞に対して、しかるべき対応を取りたいと思います。

以上ここまでです。

★お読みくださいました方、本当に有難うございました。


『いま考えなければならないこと』加藤周一 凡人会  岩波ブックレット

2012-11-11 11:12:42 | Weblog
……苦しまぎれに「いつかまたお会いしましょう」と
『ひとりでいいんです』(講談社刊)のあとがきに書いてしまったとおっしゃる小川与次郎さん。

「すると奇跡は起こった。
この原稿が、加藤さんが、ひょっこり姿を現したのである。
……「春宵一刻、万年億だな。またお会いしましたね。ヨジローさん!」~はじめにより」

今日震災から1年8ヶ月~
没後4年、「3.11」後の私たちに加藤周一が残した言葉。
「唯一の被爆国」と「原発先進国」は折り合いますか?

No855の「ブックレット」2回目が読み終わりました。

目次は
1 原子力と「世界平和」
2 フランスのカブト虫
3 「いつの日か我らうち勝たん」

わたしは2章の「森さんとフランス、あるいは日本」に相当惹かれ興味深く読みました。
それで『運命』(講談社 56年刊)を読まなくては、と思ったのです。
白木三郎という画家が出てくるそうですが、白木は森(有正)ではないですか……
の問いに「違います」と加藤さんはお答えです。

それからの10ページ、もう目が離せませんでした!

森有正さん~~栃折久美子さんの装幀本や著書を通じてのミーハー的ファンなので、
余計興味を持ったのです。
バビロンやマリアンヌ宛の日記や経験の哲学など思い出しています。

その白木三郎ですがわたしは……
「落合風景」を描いてフランスに戻った佐伯祐三かと、思いました。
  <フランスの風景は絵になるが日本の風景は絵にならないから
   フランスにとどまる、などという場面があります。>

やっぱし『運命』読まなければならないでしょうか?

でも、主題は「日本人として生まれた所与は、外国で育とうと捨てることはできない……その事実を直視しないでフランスに留まっても根無し草になってしまう」です。

<世界2位の富裕層大国~日本>??

2012-11-10 08:06:37 | Weblog
ルイ・ヴィトン、グッチ、エルメス、アルマーニ……
メンズラグジュアリーブランド(数十万円のスーツを売る)

例えばスーツ。30万円台後半方という価格にもかかわらず売り切れ、
一時は30人以上が再入荷を待ったとか……

日本で100万ドル(約8千万円)以上の金融資産を保有する人は昨年、
182万人で過去最多。6年前に比べ約40万人増え、
米国(307万人)に次ぐ世界2位の富裕層大国という(調査会社キャップジェミニ)。
成熟した日本市場で、男たちは高くても「いい物」に向かうのか? 
                            <一昨日の夕刊からデス>



年収200万円以下で働いている人が3人にひとり……という日本の現実???

テーブルの隅っこに乗っている本……

2012-11-09 19:55:06 | Weblog
『いま考えなければならないこと 原発と震災を見すえて』加藤周一 凡人会 岩波ブックレット
『思索と経験をめぐって』森 有正 講談社学術文庫
『ふるさと文学さんぽ 岩手』監修・須藤宏明
『裏読みシャーロック・ホームズ ドイルの暗号』小林司 東山あかね
『本のおかわりもう一冊 桜庭一樹読書日記』桜庭一樹
『チェブラーシュカとなかまたち』ウスペンスキー・さく いじゅういんとしたか・やく
『ハチドリのひとしずく いま、私にできること』監修・辻 信一
『二分間の冒険』岡田淳
『空色勾玉』萩原規子
 
『世界』11月号
『クーリエ・ジャポン』11月号 こうすれば、きっと「社会」は変えられる!


★只今注文中…………
『幻想薔薇都市』加藤周一
『深夜食堂 10』安倍夜郎

☆只今購入、思案中…………?
『運命』加藤周一  <古書で3500円>

閑話休題

2012-11-08 17:45:10 | Weblog


この思考になれてきたせいか、悩みってなんだろうと思うようになった。
「悩みや心配事の多い毎日で、眠れない」
「あれもこれも出来ていない」「する事が溜まってしまう」etc~

問題を悩みにしない、はっきり区別する……
井上ひさしさんの言うとおり、なんかにつけ一呼吸おいて、受け止め考えるようにしている。
世の中多くの人たちはそうして毎日を過ごしているのだろう。


「誰が認めなくても、自分が自分を認めてやればいい」……村山由佳さん。

「自分を育てるには自分だ、と自覚することが、人生を豊かに生き直す秘訣だと思います」
被災者から「小説を読んでいる時だけ現実から逃れることが出来る」と。
「誰も不幸せになりたくないし、できることなら人を許したり、愛したりしたいし、
光が見たいんですよね。人は腹黒いことも考えずにはいられないんですが、
そういうものに足を踏み入れてもなお、目だけは光を希求している……」


★「珈琲片手のモノローグ」<12・2・2>

「ひとりでいいんです」(凡人会・加藤周一)

「ゲド戦記研究」(織田まゆみ) 「片手いっぱいの星」……

最近読んだ本たち。抑えきれない気持ちを話したいし、
共感持っている人の話を聴きたい。

昔は、お互いなんとなく珈琲飲みに行って話せる仲間が居た。

不思議なのだがどんなジャンルにも必ずオーソレティがいた。

例えば、マルティン・ベックシリーズや87分署シリーズ……
もう、箸のあげおろし(あれ、変か?)まで詳しい人がいる。
コミック、「11人いる」、SFの嫌いなわたしに紹介してくれ、
案の定はまってしまう。
その他映画、音楽、絵画、芝居~数知れず……

しかし、今日日のいま、そういう話し相手と触れ合うことは難しい。

こちらも自分の価値観をゆずらず、
其れゆえの遠慮と気まずい思いにならない様な配慮が邪魔をして話を
面白くなくしてしまう。

環境的に言えば、「話が好きで人の話も聴く事が好き」な仲間と
暮らせたらいいと思う。
ことを行うのに、誰かに負担が行くのが一番良くないと思う。

「ひとりでいいんです」を読んでひとりで支えきれないほど感動した。
そんな時に聴いてくれ、意見を言ってくれる人が
共感してくれる人がそばにいたら、どんなに良いだろう。
ささやかな望みではないだろうか。

リタイアしてきて時間が出来た。個人それぞれの事情があるだろう。
其れを乗り越えていける仲間たちがほしい……
そんな都合の良いことってないか?
寂しい人って多いと思う。それぞれ何かを求めている、と。

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<3・11>から1年8か月
上記のメモから9か月……この間よく乗り越えてきたなと思う問題が山積みだった。

  ☆『ひとりでいいんです』加藤周一

  ☆「問題が起こったら問題を解決して悩みにしない」井上ひさし

絶えずこの視線に立って、過ごしてきたような気がします。

また明日からもやっていけるでしょう。