2017年度 4Q (1月~3月) TVアニメ総括
4月に入り13話まで放送されたヴァイオレットの最終回を待って、取りまとめました。 注:ネタバレあります、
★★★:大変良かった
・ヴァイオレット・エヴァーガーデン
初回を見た時は「美少女戦争ロボット」の話かと思いましたが、そのうち、そんな風に思えるまで歪んでしまった生身の少女の話と気がつき、泣けてきました。中盤から泣き回続出。「マイ泣けるアニメ」のトップには「クラナド・アフター」が君臨していましたが、ヴァイオレットはそれに匹敵する「泣けるアニメ」でした。
だんだん心を取り戻し、他人のために泣けるようになっていくヴァイオレットを見るのはうれしかった。「「愛している」が、少しわかります。」良かったね、ヴァイオレットちゃん!
戦争ベースという点では、そもそもの展開は安直かもしれませんが、京アニの素晴らしい絵と声優の力量で良くまとまっていると感じます。待望の、京アニの持ち味を発揮できる原作です。ヴァイオレットの人格がおかしいとか、この時代設定でこの義手はありえないとか、そこが気になる人は見ない方が良いです。これはメルヘンですね。新作が待ち遠しい!!この先の話か、生い立ち話か。
PS:最終回でヴァイオレットちゃんが死ぬかもしれないという不吉な予感がしてなりませんでした。外れて良かった。もし死んでいたら、会社休んだかも。
・3月のライオン 第2シリーズ
今期は自分の主人公自身の将棋エピソードよりも、周りの人々の話が多かった。その中で、いじめについてはアニメとしてはリアルな扱いでした。いじめ自体がまだ終わっていないというか、心の傷が消えてしまうのではないことも含め、取り扱いが難しい問題を正面から取り組む姿勢に好感が持てます。他にも自分にも思い当たるエピーソド満載。深堀りの日常系かな。個人的には野口先輩、好きだなぁ。
・博多豚骨ラーメンズ
原作なんて知らないし、タイトルから「若者オチャラケ系」かと思って、録画しなかったことを悔やんでいます。久々の「たやすく人が死ぬ系」アニメ。中途半端な感じがしないので、好きなジャンルです(勿論アニメの手法として)。昔の作品でいえばノアール、ブラックラグーン、最近ではギャングスタとか。この作品では青春的な青臭さと人殺しやリンチが同時進行していても、そこには仁義と言うか、根底には「決まりごと」ある。そこを外れなければ犯罪は犯罪ではない。都合の良い世界です。「博多の人口の3%が殺し屋」とか、スゴイ設定だね。
★★:良かった
・キリングバイツ
これは改造人間(恐ろしいことだ)企画もの?そう言えばゴキブリの話もあったね・・ふーん・・程度にしか感じなかったけど、見ていくうちにドップリはまりました。「牙の鋭い方が勝つ」良いと思います。かわいいJK(風)がやることは、何でも許される。ラーテル(名前は聞いたことがある程度)自体も、小さくて弱そうだし。と書いて、最終回にビビりました。野本君がこのまま死ぬはずはないと思っていたら・・(Wiki読んだ)。2ndシーズンが放送される日を待ちましょう。
★:面白かった
・魔法使いの嫁:みんなの疑問 結婚したらどんな子が生まれるのであろうか・・?
・刻刻:今までにない切り口で良かった。そのためか、最後の落ちはイマイチ。
・デスマーチからはじまる異世界狂想曲:都合が良い系、かつハーレム系。うらやましい。
・りゅうおうのおしごと!:ロリ要素、必要でしょうか?必要だよね!結構真面目な展開でした。
・恋は雨上がりのように:文学作品のような美しい流れであった。でも、3か月もかけてやる話かな。
・ゆるキャン△:JK日常系は緩すぎてつまらないのが定番だが、これは最後まで見ることができた。多分「キャンプ」の力が大きかったのであろう。「バイク」「自転車」にはないパワーだ・・。
・宇宙よりも遠い場所:南極を目指すJKとか、その発想力に脱帽。
・ラーメン大好き小泉さん:あんな何杯も食べれないって!
・伊藤潤二「コレクション」:最近ホラーものって無いよね。
★ちょいエロ
・25歳の女子高生:最終回の先生がかわいかった。
・citrus:ツンデレとマイルドヤンキーのライトユリ、みたいな。
★事故物件
・メルヘン・メドヘン:落ちて、残念でした。とはいえ、円盤を買って残りを確認するほどではないけど。
★2019年度1Qに続くため評価先送り
土曜日に5作品もありますが・・。
・七つの大罪 戒めの復活
・バジリスク ~桜花忍法帖~
・グランクレスト戦記
・ダーリン・イン・ザ・フランキス
・刀使ノ巫女
・BEATLESS
・斉木楠雄のΨ難(第2期)
・一人之下 ラテンタイショウ編
以上!