『系統番号に思うこと…』

　この12月から江ノ電バスで系統番号が導入されることになりました。
　江ノ電バスで新たに導入される系統番号はアルファベットと数字の組み合わせとなってますが、既に導入されている神奈川中央交通との共同運行路線は従来のまま。
　これ自体全く問題ないと思ってます。なぜなら、神奈川県の主要なバス会社でアルファベット＆数字を使っているのは…おそらくここぐらいかなと。（あくまで筆者の印象なのであしからず…）
　神奈中、東急、相鉄、京急、京王、川崎市営など…多くは漢字＆数字スタイルで、数字オンリーは横浜市営くらいでしょうから。
　従って、アルファベット＆数字は斬新で覚えやすいと思うんです。
　ところが、もしすべてのバス会社がアルファベット＆数字になったら…たぶん日本人にとっては分かりづらいんじゃないかな、と。
　例えば横浜の場合、横浜市営は数字オンリー、神奈中は「横」＆数字、相鉄は「浜」＆数字、そして今回導入される江ノ電がアルファベット＆数字…見事に分類されてます。これが市営以外アルファベット＆数字になったら…

※江ノ電バスですが、横浜駅に発着する系統が12/16改正で廃止になるそうですので…

…とにかく、日本人の利用者にとっては分かりづらくなると思うんですけど…まあ、分かりづらいなら系統番号を意識しなきゃいいだけの話なんですけど、それなら系統番号なんて意味ないし、いっそのことバスの行き先もローマ字オンリーで表記したらいかがでしょう？　それとも、どこかの鉄道会社の駅名標みたく、日本語、英語、中国語、韓国語で…
　確かに外国人観光客のためっていう大義名分は理解できなくもないですけど、路線バスの利用者の大半は日本人ですよね。果たしてそこまでやる必要があるのかなあ…まず日本人に分かりやすく、そして外国人観光客にも…っていうのが、理想的な考え方だと思うんですけど…日本の路線バスですよ！

　最後になりますが、今回の文章を読んで不快に思った人がいたらごめんなさい。でも、漢字プラス数字という組み合わせの系統番号が好きで路線バスファンやってるようなもんなので…えっ、単なる島国根性じゃないかって？　とんでもない、根性なんてたいそうなものはこれっぽっちも持ち合わせておりませんから。

【追記】
　江ノ電バスの系統番号の一覧を見てみたんですけど…上大岡駅発着系統が「Ａ」で、大船駅発着系統が「Ｎ」だそうです。上大岡の「Ｋ」は鎌倉で使われているから使えないし、大船の「Ｏ（オー）」は「０（ゼロ）」と混同しやすいのでスルーということでしょうけど、上大岡から「Ａ」、大船から「Ｎ」…とてもじゃないけど思い付かない。これなら系統番号はいらないな。やっぱり、外国人観光客のための記号でしかないんだ。

【追記の追記】
　前述の江ノ電バスの系統番号ですけど、辻堂駅が「Ｊ」で、七里ヶ浜駅が「Ｃ」、磯子駅が「Ｓ」、洋光台駅が「Ｄ」…お手上げですね！