ペアリングの限界!? / The limit of pairing wine?

2020-09-10 | (クラフト)ビール / (Craft) beer
たとえば、
イタリアン×イタリアのワイン
どれらも「できる限りナチュラル」

そうなると、少なくともワインは、
どんなボトル&味わいが来るのか、
とても大雑把だけど想像できてしまう。

すんごいレストランで
料理&ワインをいただく時に、
"想像できてしまう"ことほど、

興ざめなことはない。

天才シェフのお料理が
(コースとしても単体でも)
完璧すぎるので、

僕は、敢えて
「ワインをいただかない」
ことにした。

天然のガス入りウォーターと
ナチュラルな果実のジュースで☆

きっと大正解!!

僕は、ずっこいので、
お隣さんの、同じコース料理の
「ワインのペアリング」を観察。

・ソムリエールによる1本1本の説明
・ボトルから香り/味わいを想像
・ボトル単価のイメージ

ええっ!?
「このお料理に、このワイン??」

思わず、声に出しそうになる場面も
あったけれど(苦笑)、

(お隣の)お会計の金額が
聞こえて来た時、

(全体の金額からコースの金額を
差し引いて)
ワインペアリングの料金を推察、

「う~ん、そうか。そうだよなぁ」

※お隣のご夫婦は、
とっても満足してらしたので、◎!!

カンテサンスの時に、
同席してくれた仲間の大満足と
同じく、そういうものなのです(!!)。
 
・・・僕は、いったい
何を求めているのでしょう??笑

80点台の「うん、悪くないよね」
そういう、
想像の範囲内の感動ではなく、

わお!
アンビリーバブル!
エーーークセレント!!!

参りました!!
お師匠さんには、
生まれ変わっても適いません!

・・・(プロのソムリエールさんに)
そんなジェットコースターのような
&滋味深さも織り混ぜた、

感動体験を常に期待するのは、
欲張り過ぎるのでしょうか??

【写真】
仏ロワールの
"異端児/革命児"と呼ばれる、
セバスチャン・リフォー

らしくない!?
「端正な正統派」by お師匠さん




※瓶詰め時に、最低限の酸化防止剤
 (SO2を10mg/L)を投入し、
 軽い濾過も行うことで、
 酒質を安定させた1本、とのこと。

※インポーターDionyさんの、
 資料はコチラ

【ただけんコメント】
アロマは、白桃のみずみずしさ、
黄桃の缶詰の懐かしさ。

その香りは、
田舎のおばあちゃんちに結びつき、

山に囲まれた北海道の田舎、
ちょろちょろ流れる小川、

その冷た~い小川に
スイカを沈めたり、
夏の畑に実ったキュウリやトマト、
などを冷やしたり、

そんな懐かしい景色が蘇ります☆

・・・農作業の合間に、
ばあちゃんちに戻り、

黄桃の丸ごとの缶詰を、
「全部食べてみたいなぁ」
と思いつつ、

半分、いえ、4分の1に
カットされたのを、
妹と一緒にかぶりつく。

・・・そんな(忘れていた)
原始的な風景を思い出させてくれる、
キレイな1杯。

ところがですね!!

口に含むと、なかなかの役者で、
ごつごつした複雑な旨み&酸味が
支配的。

とても(アロマで感じた)キレイさ、
懐かしい光景とは程遠い、
力強い主張。

2杯目からは、
「(黄桃の)サイダーかっ!」
と思うほど、

シュワシュワと
音が聞こえそうな生命力。

いやはや。
ミネラリーだけど!
ソーヴィニヨン・ブランだけど!

これは・・・
ペアリングが難しい。

和食に合いそうだけど、
生半可な気持ちで、
(酢が強めの)お寿司に合わせたら、

カウンターパンチ食らいます!
(かなり強烈なやつ!!)

というわけで、
安易なカルパッチョも厳しそう。

※強いて言えば、
 「鯖の棒鮨」やアジ、あるいは、
 旬で、脂がしっかり乗った
 サンマ/イワシをお酢でしっかり
 締めたものならば、いけそう!!

・・・でも、

ソーヴィニヨン・ブランの
このフルーティーさ/華やかさが
ちょっと邪魔しそうだなぁ。

というわけで、

僕は、魚はパスして、
ジャガイモでいただく
「チーズフォンデュ」がいいなぁ☆

モッツァレラとか、
ナチュラル系のチーズは、
間違いなく負けてしまうけれど、

プロセスチーズと言いますか、
加熱しても力強い脂分のチーズ
&フレッシュなジャガイモ。

そこへ、良質なオリーヴオイルを
たら~りとかければ、

ソーヴィニヨン・ブランの
このフルーティーさ/華やかさも

オリーヴオイルが
しっかり受け止めてくれて、
いい感じにマッチしそう!!

以上、ただけんの
妄想ワールドでした!苦笑

・・・・・・・・

ワインに限らず、お酒のペアリング。

1.プロの方の、それなりの
  お値段を要求されるもの、

2.アマチュア最強クラスの方が
 著名なシェフとコラボされたもの、

などなど、

いろいろな機会を
体験させていただきましたが、
・・・難しいなぁ。

※冒頭のイタリアンのお店で
 感じた/痛感したことは、

究極的に言うと、
料理が完璧ならば、お酒は必要ない。
(むしろ邪魔してしまう)

フレンチ/イタリアン/和食/
中国料理、なんでもいいのですが、

「お料理」と呼ぶほど、
手をかけていない、素材重視の、
肉&魚のシンプルな

ビストロ料理ならば、

ペアリングするお酒の活躍する
余地が残されていると思う。

・・・それが、僕の、
今のところのペアリング論。

冒頭に述べた
「ペアリングの限界!?」とは。
そーゆー意味です☆

あ~!!!
世界を/地球を股にかける
食べ歩きツアー、待ち遠しいなぁ!!




#Sebastien #Riffault
#Les #Quarterons 2018
#Diony
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