カンテサンス訪問記 / Impression of Quintessence

2020-07-02 | フランス料理 / French cuisine
昨日の
「もう一度食べたい一皿」に続き、
今回は、全体的な評価について。

※食事を終えた当日中に
 Facebookへ投稿した内容を
 基に編集しています。

・・・・・

本音の本音の愚痴を、大先輩に
めいっぱい聴いていただけたので、
スッキリ!笑

ここでは、率直な感想を記します☆

※ご対面の際に、
 包み隠さずお話しますので、
 ご遠慮なくお訊き下さいませ。笑

【感想】
思考がフリーズ/
意識がブッ飛んでしまうような、
"大"感動を期待してはいけません。

※3ツ星レストランとは
料理/お酒/サービス/雰囲気など、
あらゆる点で、お客様へ常に、
満足この上ない体験を提供する場所
なのだと思い込んでいました。苦笑

注がれた高級ワインが閉じたままで、
ペアリングの体も成していなくとも、
怒ってはいけません。

※ソムリエさんが言いました。
「本日15:00に抜栓しましたが、
 まだまだなのでスワリングするか、
 しばらく放置して下さい」笑
「本来ならば、1日前から
 抜栓すべきボトルなのですが...」
ならば、そうしておくれっ!!爆笑
(それでも1杯4000円。苦笑)

料理を説明する某ソムリエさんの
声が小さくてモゴモゴ。
聞き取れなくても、
アンラッキーと諦めましょう。

※ワインの説明は、水を得た魚
 のようにハキハキとこなす
 ところを見ると、彼にとって
 岸田シェフの料理はペアリングの
 対象に過ぎないのかな!?苦笑
 
今回は、ここまで!!

ごめんなさい、
「すべてが超一流」
「めくるめく感動の連続」

を期待していたため、
評価は大変厳しいです。

【ミシュランという基準】
13年連続ミシュラン3ツ星を獲得!
日本代表を代表するフレンチが
このレベルならば、

2ツ星/1ツ星は、
一体どうなってしまうのだろう??
そんなことまで
心配してしまいます。苦笑

※めちゃくちゃ
 意地の悪いことを言うと、
 ドラマ「グランメゾン東京」の
 大成功により、"ミシュラン"を
 強力にPRした同店の地位は、
 (少なくとも2~3年)
 安泰だと思います。笑

※率直に感じたことは、
 今回の我々のように、
 前日に発生したキャンセル枠に
 飛び込んだ(単価の安い)一見客の
 感想も重視すべき。

少なくとも僕の感想は「1ツ星」、
すなわち、"近くに訪れたら
行く価値のある優れた料理"です。

※「2ツ星」の基準、
"遠回りしてでも訪れる価値のある
素晴らしい料理"には至らず。
(総合的な評価)

以下、その理由を明記します。

メインの羊肉は、筋が多すぎて、
ナイフでカットするのにも一苦労、
そして味わいに深みがまるでない...
(敢えての国産羊だから!?)

※付け合わせの
「とうもろこし&パルメジャーノの
 フリット」の方が、よほど印象的。

その前の魚料理、
「山口・萩産のクエ」も、

確かに、火入れのテクニックは
凄いと思うのですが、

ソースを含め、
「シンプルを敢えて小難しく」
してしまった感が否めず・・・

(モダンフレンチとは、
 こーゆーもの!?)

(毎週通う、2,000円未満の
 女将さんの魚ランチの方が
 よほど満足度&コスパが高い)

※こちらも、付け合わせの
 「パセリ&トマト&枝豆のパスタ
 (=ラビオリ)」の方が印象的。

終盤の「お口直し~デザート」の
構成/内容に閉口します。

まず、お口直しの
「ショコラと紫蘇のシャーベット」

率直な感想は、
「和の素材を無理使いしなくても」
苦笑

※「一発屋の歌手」のような
 "インパクト/面白さ"は魅力。
(ハハハと笑ってしまいます。笑)

1つ目のデザート
「パッションフルーツ」は
シンプルかつ大胆、バランスも◎

くりぬいた
パッションフルーツの中に、

・サワークリーム
・レモンのソース
・ラム酒のシャーベット
・パッションフルーツを戻す

正直、この1皿が
この日のマイベスト★
(ここで終えたかった・・・涙)

2つ目のデザート
「パイナップルのケーキと
 ココナッツアイスクリーム」は、

甘さのブレーキが壊れており、
ひと口で断念。
友人にプレゼントしました。苦笑

※お菓子作りに挑戦した女の子の
 力作/ご好意なので、
 いただいてみたけれど・・・
(そんなイメージでしょうか??
 決して他意も悪意もありません)

3つ目のデザートは、スペシャリテ
「メレンゲのアイスクリーム」

うーん・・・
「こーゆーもの」として
勉強になりました!

※こちらも、
 甘さのバランスに欠けるため、
 海水を吹きかけた表面を
 あらゆる角度からいただいた後、
 断念・・・
(最後の締め括りがコレかぁ...)

・・・以上が、
僕にとって、このお店が
「1ツ星」である理由です。

※誤解してほしくないのですが、
 僕は決して「カンテサンスが
 訪れるに値しない」とか、
 そんな誹謗中傷を目的として
 このレポートを書いていません。

ポケットコンシェルジュの
このインタビュー
で、
述べられているような、

「料理/レストラン」というものに
対する"考え方や姿勢"など、
すごいなぁと感心しきりです。

お料理も、
・「パッションフルーツ」
・「フォアグラのクレープ」

など、いくつかのお皿で
「凄いなぁ」と満足しました!

しかし、重複して恐縮ですが、

「3ツ星レストランとは
料理/お酒/サービス/雰囲気など、
あらゆる点で、お客様へ常に、
満足この上ない体験を提供する場所
なのだと思い込んでいました」ので、

この基準から判断すると、
(僕にとっては)

「3ツ星」の基準、
"そのために旅行する価値のある
卓越した料理"(=体験)には該当せず、

また、「2ツ星」の基準、
"遠回りしてでも訪れる価値のある
素晴らしい料理"(=体験)にも及ばず。

「1ツ星」の基準、
"近くに訪れたら行く価値のある
優れた料理"(=体験)

というのが、率直な感想です。
(※入店から退店までの、
  総合的な体験として)

【良かったこと】
世間が騒ぐ"ミシュラン"という
価値基準の一端を垣間見れたこと。

また、"僕が求めるもの/
僕にとっての最高の料理&サービス"
が、よりクリアーになったこと。

文字ばっかりで
読み辛くて申し訳ないです!

※写真撮影NG&
 メニューが白紙のため、
 手書きメモを元に料理の名前と
 その感想だけを綴ってもなぁ~、
 というのが率直な気持ちです。

ご馳走様です!
貴重な経験に感謝!

遠くは名古屋からも
駆けつけてくれた
2人の友人に心から感謝します☆

(あ~!!!対面で
 がっつり語りたい~!!! 苦笑)

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