『ぜつぼうの濁点』 原田宗典・作 柚木沙弥郎・絵
『ゆめうつつ草紙』(幻冬舎)に初出の作品を
加筆・訂正し、絵本の形にしたものだそうです。
ひらがなの国で起きた、絶望から生まれ変わるお話。<ペン員1>
『つりはもういいんだけどな、パパ!』
またベルギー出身の作家さんの絵本。
パパががっかりすると思って、本当の気持ちがなかなか言えないなんて、
う~ん親近感わく。
本当の気持ちがなかなか言えない子どもだったの、私。<ペン員1>
『うたうのだいすき』
日常にちりばめられている楽しさをギュッととじこめたような絵本。
黒人の子を描いた絵本ですが、んまぁ、こぼれるような笑顔。
この笑顔を眺めているだけで幸せな気分になれそうです。<ペン員1>
『シイイィッ!』
そうそう、世界は騒がしすぎる!
私にもトガリネズミの声は聴こえない。
耳をすましてみる、音をたてないでみる、これ、大事なことなのかも。
シイイィッを表現した、トニー・ロスの絵がすばらしい。<ペン員1>
『でも すきだよ、おばあちゃん』
敬老の日が目前で、こういう絵本が出る時期ですね~。
絵本のなかでもしっかりとしたひとつのジャンルでしょうね、じじ&ばば本は。
生死あり、病あり、家族愛あり、思い出ありで、深いものが多いのも事実。
この絵本、左ページだけ読み進めると時間の流れがわかるな~と
思っていたら、訳者の柳田邦男さんも似たようなことをあとがきに書いていた。
それにしても、作者の名前よりも、翻訳者の名前のほうが表紙に大きく印刷されているなんて、
今の日本の絵本界でのも柳田さんの地位を表しているな~。
(控えめのほうが私はいいと思うんだけど) <ペン員1>