豊かな表情

『カバ！　じゃない、サイ！』　ジェフ・ニューマン作　青山　南・訳

青山　南さん訳の絵本って久しぶりのような気がします。

これはね～、おもしろい。
動物園で、カバの標識をつけられたサイ。
そのことに対する表情がもうユニーク。
サイさんには悪いけれど、笑っちゃいました。＜ペン員１＞

黄色があざやか！

『みつばちバジーちゃん』　山田詩子・文絵

これまでの偕成社の山田詩子さんの絵本より、ちょっと小ぶり。
山田さんの絵本は、色によって版をわけているらしいのですが、
その味がよく出ていますね。＜ペン員１＞

小川未明絵本

『眠い町』　小川未明・作　堀越千秋・絵

架空社の小川未明童話の絵本シリーズ第三弾。
どれだけ出るのかわかりませんが、
画家さんはみんな異なるんですね。

今回はスペイン在住の堀越さん。ダイナミック！＜ペン員１＞

丘の上の柿の木

『柿の木』　宮崎　学・著

１本の柿の木を定点観測した写真絵本。

柿の木は一年間、何を見たのでしょうね。
また、柿の木を通して、私たちには何が見えるのでしょうね。

ところで、私は柿の木のある家が、あこがれ。
今のところ、隣の家の柿の木から柿が落ちてくるだけで、満足していますが。
＜ペン員１＞

あかちゃんは知っている

今月の長谷川義史さん、
『おへそのあな』。

こ・こ・これは！

あかちゃんが、おかあさんのおへその穴から
こっそりみんなを覗いています。
みんながあかちゃんを待っている様子を、
あかちゃんが感じているんです。

なんだか、自分があかちゃんに戻ったみたいな気分になって、
最後にちょっと涙が出そうになりました。＜ペン員３＞

なまえのなぞ

「コロボックル」こと、たちもとみちこさんの新刊、
『おほしさま』。

最近、本名の「たちもとみちこ」で絵本をだされることが多いですね。
なんでかな～？

想像１
絵本のときは「たちもとみちこ」で出すことに統一した

想像２
姓名判断で、本名をもっと前面に出す方が運気があがるといわれた

想像３
日本人だということをアピールすることにした

多分、どれも外れてると思います。＜ペン員３＞

ほんとにいるのね「ぺんぎん」さん

『ペンギンごはんとおいしい石ラー仲間』

「石ラー」はペンギンさんが開発した「石垣島ラー油」のこと。
ペンギンさんは、ペンギンじゃなくて人間で「辺銀」さんが本名です。
＜ペン員３＞

懐かしくてこころにしみます

『めんどりとこむぎつぶ』

なんでしょう？このステキさは・・・。
初出は１９６９年の「キンダーおはなしえほん」。
だからですね。
子どもの頃に親しんだ絵柄は、ほんとうに素敵に見えます。

１９７８年に一度ハードカバー化され、
今回は復刊、のようです。＜ペン員３＞

刺し子かと思ったら古布絵だそうです

『アイヌのカムイユカラ（神話）より
シマフクロウとサケ』。

地図で北海道を見るとアイヌっぽいものがたくさんありますが、
そんな地名を見ながらいつも、
アイヌの人は私達よりも神様に近い人たちなんじゃないかな～と、
思います。
なんとなくなんですけど。＜ペン員３＞