6月27日(土) 手の発展をふまえた指導

2009年06月27日 | 練習日記
6月27日(土)


 今日の練習では、足上げと相撲の練習をメインとして行った。
 高学年が練習を仲良しグループで行っているので、男女で相撲をさせる。
 しかし双方加減をしてしまってなかなか勝負がつかず、少し休んで再開したりしている。高学年ともなるとお互いに遠慮してしまうのだろう。お互いに加減せずに思い切りぶつかって練習できるような、上手い方法はないものだろうか。「体をぶつけたりすることになれていないのだから、まずはぶつけたりぶつけられたりといった、ぶつかる訓練から始めねばならないかな」と感じた。

 指導していて反省したのは闘う心があまり現れていないことである。闘う心を創るための挨拶であったり気合であったりするのだから、実際に闘うこと(方法は様々である)を通して、闘う心の使い方の練習もしないといけないな!と感じたことである。

 一般部では、拳が飛んでいくような形になっていない者への指導方法をI先生より教えていただいた。空手よりも、己の五体でない(剣道のような)武器の先端に意識を集中する方が、末端に意識を集中するレベルがより難しい。それに比べれば、空手の練習はeasyであるということだ。

 手は本来、物をつかんだりするために生まれたということを考えると、物をつかんだり、振り回したりする練習も、空手の練習のためには有用だと言うことができる。