非常事態宣言が全国展開になり、こんな田舎でも人通りが本当に少なくなった。
職場はなんとか感染者を出さずに過ごせている。規模は小さいけれど、総合診療的なクリニックをはじめ、様々な介護サービスを包括的に行える法人体系。
なので、ヒトの出入りはなかなか縮小できない。特にデイサービスでは、感染防止策がトラブルの火種になることも増えていて、対応するスタッフを疲弊させている。
私の勤務する老人ホームではもう数か月にわたって、ご家族には本当に申し訳ないのだけれど面会制限をさせていただいている。
とはいえ、看取り期の利用者さんもおられるので、そこはやはり一律に制限はかけられない部分もあり…日々葛藤しながら対応している。
が、そういう日々の中で思うことは、3密を避けろ!といくら声高に叫んでみても、それを理解できない人が残念ながら一定数存在するということだ。
面会はできないと言っているのに、関東(最初の非常事態宣言県)から静岡へ高速バスで行き来し、在静の家族にまで感染のリスクを広げてしまっているのに
お母さん、コロナに気をつけて元気でいてねと言う家族…気分転換に食事に連れて行きたいという家族…気持ちはわからないでもない、でもね、でもね…。
挙げたらきりがない。
感染したくないのは誰しも。なのにどうして感染させないことには意識が低くなってしまうんだろ。
感染させられた、うつされたくないという被害者的な考え方じゃいけない。 もし感染したとしても、自分がそこから感染を拡げないことが大事。
もし自分が誰かを感染させてしまったとして、その相手は名前も知らない人かもしれない。けれどそこからまわりまわって次は自分の大切なヒトが感染するかもしれない。
ウイルスはそこらじゅうに存在している。
罹りやすさは個人の感受性(体力や抵抗力、既往など)に因るところが大きいが、ウイルスが何かを介して拡がっていく…この経路だけは本来コントロールが可能なはず。
私の大切なヒトを私が守る。誰もがみんなそんな気持ちでこの自粛期間を捉えて欲しいと思ってやまない。
ロコちゃんの里親さまから1通のメールが届いた。
掛川から埼玉へ、そして可愛い同居ネコとの暮らしと別れ、歩調を合わせて歩んでくれた里親さまご夫妻との穏やかな日々を経て、ロコちゃんが虹の橋へ旅立った。
このところなぜだか今はもう猫の姿もなく閑散とした藪横の駐車場を見るにつけ、この藪のことを知っている子はロコちゃんだけになっちゃったんだなぁ…と
思い返すことが多くなっていたが、もしかしたらなにか感じるところがあったのかもしれないな。

くろくろちゃんと同時期に保護猫生活をしていたロコちゃん。 人馴れは本当に不十分で、今考えてもかなり無謀な里親募集だった。
押し入れに引き籠り&激しい夜啼きのトライアル期間…これは無理だなと思っていたのに本譲渡の運びとなり、ありがたいより驚きの方が大きかった保護主の私。
もしもどうしてもお困りの時には戻してくださって構いませんと伝えた時「大丈夫です」と即座に応えてくださったことを覚えている。
そしてその言葉通りにゆっくりゆっくり時間を重ね、信頼を紡ぎ、穏やかな暮らしを作り上げてくださった。
13年間のなかではいろいろなことがありました
特に最初のころは苦労をしました
でもそれはヒト目線であり、ロコに言わせれば全世界が○○家という状況に一転し不安と恐怖が最大級となっていたと思います
それを少しずつ僕らを許してくれるようになり、ひところからは僕らを認めてくれるようになったとも感じています


とても幸せな13年間でした
これからもその幸せは続きます
知識も力もなくて、どうしたらいいのかわからず、救いたくても救えなかったたくさんの藪っ子たち。
藪横の餌場はcloseできた。猫の姿を見かけることもない。TNRとしては、ほぼ完了したと言えるだろうが、結局残ったのは後悔ばかりだ。
けれど、そんな中で保護にこぎつけ、新しい家族として迎え入れて貰えた5匹の子たちの存在が私を支えてくれてきたとも思っている。
メールはこんなふうに結ばれていた。
13年前に僕らにロコを託してくださったことがすべての始まりです
こんな素敵なネコと一緒になれたことを嬉しく思います
ロコちゃんと里親さまを繋ぐ役割を与えてもらえたことに感謝。 なによりの嬉しい言葉です。本当にありがとうございました。
ロコちゃん、ありがとう。いつか、またね!
くろくろちゃんの里親さまからも春の便りが届く。

満開の桜の下で、ぶちとくぅが花見酒。
このカードを見つけた時、ぶちとくぅからの「元気にやってるよ」って伝えて!というメッセージなんだと思った…と里親さま。
折々に届く言葉の数々は、今は亡き猫たちが結んでくれたご縁から生まれたものだ。
なんにもしてあげられなかったのに、もらったものの方が多いじゃないか…。まったく…ダメだなぁ、この下僕。
まだなお、猫たちに支えられている。
職場はなんとか感染者を出さずに過ごせている。規模は小さいけれど、総合診療的なクリニックをはじめ、様々な介護サービスを包括的に行える法人体系。
なので、ヒトの出入りはなかなか縮小できない。特にデイサービスでは、感染防止策がトラブルの火種になることも増えていて、対応するスタッフを疲弊させている。
私の勤務する老人ホームではもう数か月にわたって、ご家族には本当に申し訳ないのだけれど面会制限をさせていただいている。
とはいえ、看取り期の利用者さんもおられるので、そこはやはり一律に制限はかけられない部分もあり…日々葛藤しながら対応している。
が、そういう日々の中で思うことは、3密を避けろ!といくら声高に叫んでみても、それを理解できない人が残念ながら一定数存在するということだ。
面会はできないと言っているのに、関東(最初の非常事態宣言県)から静岡へ高速バスで行き来し、在静の家族にまで感染のリスクを広げてしまっているのに
お母さん、コロナに気をつけて元気でいてねと言う家族…気分転換に食事に連れて行きたいという家族…気持ちはわからないでもない、でもね、でもね…。
挙げたらきりがない。
感染したくないのは誰しも。なのにどうして感染させないことには意識が低くなってしまうんだろ。
感染させられた、うつされたくないという被害者的な考え方じゃいけない。 もし感染したとしても、自分がそこから感染を拡げないことが大事。
もし自分が誰かを感染させてしまったとして、その相手は名前も知らない人かもしれない。けれどそこからまわりまわって次は自分の大切なヒトが感染するかもしれない。
ウイルスはそこらじゅうに存在している。
罹りやすさは個人の感受性(体力や抵抗力、既往など)に因るところが大きいが、ウイルスが何かを介して拡がっていく…この経路だけは本来コントロールが可能なはず。
私の大切なヒトを私が守る。誰もがみんなそんな気持ちでこの自粛期間を捉えて欲しいと思ってやまない。
ロコちゃんの里親さまから1通のメールが届いた。
掛川から埼玉へ、そして可愛い同居ネコとの暮らしと別れ、歩調を合わせて歩んでくれた里親さまご夫妻との穏やかな日々を経て、ロコちゃんが虹の橋へ旅立った。
このところなぜだか今はもう猫の姿もなく閑散とした藪横の駐車場を見るにつけ、この藪のことを知っている子はロコちゃんだけになっちゃったんだなぁ…と
思い返すことが多くなっていたが、もしかしたらなにか感じるところがあったのかもしれないな。

くろくろちゃんと同時期に保護猫生活をしていたロコちゃん。 人馴れは本当に不十分で、今考えてもかなり無謀な里親募集だった。
押し入れに引き籠り&激しい夜啼きのトライアル期間…これは無理だなと思っていたのに本譲渡の運びとなり、ありがたいより驚きの方が大きかった保護主の私。
もしもどうしてもお困りの時には戻してくださって構いませんと伝えた時「大丈夫です」と即座に応えてくださったことを覚えている。
そしてその言葉通りにゆっくりゆっくり時間を重ね、信頼を紡ぎ、穏やかな暮らしを作り上げてくださった。
13年間のなかではいろいろなことがありました
特に最初のころは苦労をしました
でもそれはヒト目線であり、ロコに言わせれば全世界が○○家という状況に一転し不安と恐怖が最大級となっていたと思います
それを少しずつ僕らを許してくれるようになり、ひところからは僕らを認めてくれるようになったとも感じています


とても幸せな13年間でした
これからもその幸せは続きます
知識も力もなくて、どうしたらいいのかわからず、救いたくても救えなかったたくさんの藪っ子たち。
藪横の餌場はcloseできた。猫の姿を見かけることもない。TNRとしては、ほぼ完了したと言えるだろうが、結局残ったのは後悔ばかりだ。
けれど、そんな中で保護にこぎつけ、新しい家族として迎え入れて貰えた5匹の子たちの存在が私を支えてくれてきたとも思っている。
メールはこんなふうに結ばれていた。
13年前に僕らにロコを託してくださったことがすべての始まりです
こんな素敵なネコと一緒になれたことを嬉しく思います
ロコちゃんと里親さまを繋ぐ役割を与えてもらえたことに感謝。 なによりの嬉しい言葉です。本当にありがとうございました。
ロコちゃん、ありがとう。いつか、またね!
くろくろちゃんの里親さまからも春の便りが届く。

満開の桜の下で、ぶちとくぅが花見酒。
このカードを見つけた時、ぶちとくぅからの「元気にやってるよ」って伝えて!というメッセージなんだと思った…と里親さま。
折々に届く言葉の数々は、今は亡き猫たちが結んでくれたご縁から生まれたものだ。
なんにもしてあげられなかったのに、もらったものの方が多いじゃないか…。まったく…ダメだなぁ、この下僕。
まだなお、猫たちに支えられている。
そしてロコちゃんを通して、沢山の幸せが生まれたんですね。
心温まるお話でホッコリしました。
そして、藪横のえさ場はcloseしたんですね。
私がしろりんさんに出会った頃は、色んな子が行き来していたのを覚えています。
TNR活動、お疲れ様でした!
私もしろりんさんと出会って、不幸な命を減らす事、TNR活動の大切さ、色々と学びました。
ありがとうございます。
しかし…なんだか大変な事になってしまいましたね(コロナ)。
しろりんさんの職場は本当に大変だと思います。
高齢の方…疾患のある方がいる中で「持ち込まない」と言うのは、本当に気を遣うし大変な事だと思います。
先日、私の母も入院をしましたが、基本面会は禁止(手術等々の時はありですが)
どれだけ心細い思いをしているだろう…とか、一緒にいたいのに…とか、色々思い涙が出ました。
でもまずは、コロナに感染しない・させない事が第一。私も誰かを殺すかもしれない…そう思うと怖いです(ましてや、身内に…なんてなったら…)
本当は色んな所に連れて行ってあげたいのに…そんな思いをしている人は沢山いるんでしょうね。
早く収束してくれる事、薬が出来る事願わずにはいられません。
しろりんさん、お仕事お疲れ様です。
まだまだ大変だと思いますが、しろりんさんも体調をくずしませんように…。
またまたすっかりご無沙汰しています。日々本当に落ち着かないですね。
非常事態宣言が出されてから2週間。手ごたえは…ですが、評価には今しばらく時間が掛かりますね。
ウイルスとうまく共存し、せめて季節性インフルと同レベルの病気として扱えるようになるのか、
まだ何とも言えないですが、1~2ヶ月の単位ではなくもっと気長に対応することが必要だろうと思っています。
ここ静岡でも、とうとう感染経路が追えない発症者が出始めました。
自粛疲れとか言ってる場合じゃない、本番はこれからです。
介護施設は発症者を受け入れている病院とは違い最前線ではありませんが、
感染拡大しやすいハイリスクの場所です。
私たちスタッフが外部から持ち込まないこと・持ち込ませないことはもちろんですが
大切なのは、スタッフも利用者さんも、正しく手を洗い、きちんと食べて、しっかり眠ること。
大切なヒトの命を守れるように、自分の命を守りたいと思います。
TNRを始めて今年の秋で15年になりますが、私の譲渡猫数は本当に少なくて…。
ただどの子も本当に素晴らしい里親さまに出会えたと思っています。
そして私たちと里親さまのご縁もつなげてくれました。保護した子が幸せになり、
自分もステキなご縁をいただけるなんてまるでおいしいトコどり、幸せの二重取りだと(笑)
里親さまのメールにあったように、ロコちゃんは旅立ってしまったけれど、ともに暮らした「幸せ」はこれからも続くという気持ち、
ああ…そうなんだよねって思いました。
たくさんの子たちに今もなお幸せにしてもらっていると感じています。
藪っ子たちとのかかわりは、これで本当にひと区切り。
命を守る…と言いながら、TNRは命を摘んでいくことでもありました。
藪横の餌場はcloseしたけれど、あの日々のこともたくさんの葛藤も忘れてはいけないと思っています。
マスクなどの物資が少ない中、医療従事者の方々に迷惑をかけないように・・・と
家にこもるしかないですね。
藪っ子ちゃんたちの話が無くなったということは、しろりんさんが目指していた結果ですよね。
本当にすごいことです。
しかし、少し寂しい気持ちもあったりして(笑
レスがすっかり遅くなってしまってごめんなさい。
また先日は本当にありがとうございました。楽しませてもらってます(笑)
コロナ…先が見えませんね。
自分たちの生活はもちろんですが、面会ができなくなって久しい利用者さんたちが
そろそろ我慢の限界になってきてます。状況を理解できないし、結局忘れてしまうのだけれど、
どんなにうまくその場を取り繕っても「不安感」って消えないんですよね。
家族はどうして迎えに来てくれないんでしょう?って、お百度参りのようにやってきて尋ね続けられ、
ごまかし続けるのもさすがに切なくなってきました。
でも、この利用者さんたちがもしも感染したら…そこに起こる大混乱を想像するだけで震える…。
だからやはり、今、踏ん張るしかないのだと思っています。とにもかくにも、治療法の確立が待たれます。
今日はいいお天気で、お庭番たちが日陰で寛いでいます。
私の姿を追って藪から猫たちが庭に進出してきたことがあり、一時は結構な数の
猫が爺さんとの攻防を繰り広げていたことが懐かしいです。
猫たちの姿が無くなった藪横の駐車場、ハルさんがおっしゃる通り、それは私が目指したものです。
後悔はあります。だけど、あの場所でお腹いっぱいに食べられた子たちがいたんだよね。
だからやっぱりやり続けてきてよかったなって思ってます。