EMIKO NAKAMURA official blog-Emi 's ballpark-

ラテンアメリカの野球、生活、音楽、スペイン語、旅のことetc.
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祝!アエロメヒコ航空成田-メキシコ直行便11/18就航

2006-11-29 | Latin America/ラテンアメリカ
すごい!
ついに、成田-メキシコ直行便が就航ですかー!!

ティファナ経由とはいうものの、
成田を出発し、次に降りる地は、もうメキシコ。
「到着地・メキシコシティ」なんですよ!

◆日本出発便(ティファナ経由) 水曜日・土曜日
AM057 成田空港 14:55 メキシコシティ 14:35
◆メキシコ出発便(ティファナ経由) 月曜日・木曜日
AM058 メキシコシティ 22:50 成田空港 06:45+2

14:35DF着なので、同日乗り継ぎで中米にも入れますね。
帰りも、22:50DF発なので、中米から同日乗り継ぎでき、DFにもUSにも一泊する必要がないですね。
スバラシイ!

ラテンアメリカへの旅で、何が大変かって、やっぱり乗り継ぎです。
USを経由すると、乗り継ぎが悪い便が多いし、一泊すると出費がかさむ。
せっかくいい便を見つけても、頻繁にフライトスケジュールが変更になるし、
サマータイムで1時間ずれるだけで、乗れなくなる。

今まで中米へ行くのに「明らかにこの便が便利!」というのが、なかったんですよね。
日本ー中米を往復しているひとは、みんな同じだと思いますが、
私も、本当にいろんな航空会社を利用しました。

・ユナイティッド 関空→LA→グアテマラ
・デルタ 成田→アトランタ→グアテマラ
・コンチネンタル 成田→ヒューストン→グアテマラ
・アメリカン 成田→ダラス→グアテマラ
・アメリカン 関空→ダラス→マイアミ→グアテマラ
・JAL 関空→LA→メキシコシティ→グアテマラ

アエロメヒコの直行便なんて、考えられない。
いいな~。
特に初めて行く人たちにとっては、とても心強いと思います。

とは言うものの、
DFや中米にダイレクトで行くことがほとんどなくなった今、
私がこの便を利用する機会は、あまりないかもしれません。

それよりも、あんなに喜んでいたAAの関空-ダラス線が、
1年も経たないうちに運休になってしまい、
またまた少し、カリブ海が遠くなってしまいました。

便利だったのにな~。


スペイン語いろいろ[5]

2006-11-27 | Español/スペイン語
私が、生まれて初めての語学留学に選んだ地、
スペイン・マドリード。

全く興味がなく、どちらかというと悪いイメージしかなかったスペインに決めた理由は、
長くなるので、また後日ということで、、、。

本当に、
全く!知識がなかったのです。
唯一の楽しみが、サンティアゴ・ベルナベウで、レアル・マドリーの試合を観ることでした。

今から思うと、もったいなかったなぁ。。。
下調べができていたら、もっともっと楽しめたのに。
あんなに、気持ちいい気候(夏に行ったので)、美味しい食べ物、美しい街並み、、、。
今では、大好きな国になりました。

スペインにいるときは、
毎週末といっていいほど、小旅行をしていたので、いろいろな都市へ行きました。
そんな中、大観光地なのに、行ったことがなかったのがバルセロナ。

マドリードのホストファミリーの口癖が
「バルセロナは楽しくないわよ~」だったので、
無知な私は単純に「そうなのか~」と思っていたのでした。

ほんと、どれだけ無関心だったかがわかりますよねー。
スペインに興味がないひとだって、バルセロナに何があるかぐらいは知ってますよねー。
観光客として、単純に行ってみたくなるはず。


ある日、そんな私に、バルセロナに行くチャンスがやってきたのです。
「野球のインターコンチネンタル大会がバルセロナで開催される」というでは、ありませんか。
メンバーには、当時大学生だった、あの高橋由伸選手もいて、
日本から各プロ野球チームのスカウトの皆さんも、こぞって来られるとか。
これは、行かないわけにはいかない!

すぐに、スペインに来る直前まで、キャスターを務めていた番組、
ラジオ関西「まるごとスポーツサンデー」のスタッフさんに電話すると、
「じゃぁ、電話リポートお願い!」ということになりました。

ってなわけで、バルセロナに行くことになったのですが、
街全部がmuseo(ミュージアム)のようで、、、というのは少しいい過ぎですが、
とても素敵な街でした。

久々の野球も、新鮮で、とても楽しく取材させていただくことができました。
あのリナレス選手(キューバ)への、スペイン語での初取材も、この時でした。
懐かしい。。。


そんな中、ただひとつ不満だったのは、
バルセロナで使われている言葉がスペイン語じゃなかった!!!!!?
ってこと???

街の看板も、お店のメニューも、地下鉄の案内も、知らないスペルが並んでいる。
そして、TV番組からも、ン?フランス語?ポルトガル語? 聞き慣れない言葉が聞こえてくる。

×◇★△○▽◆□●*☆※・・・
ここは、どこ???

そうなんです。
バルセロナで話されているのは『カタラン語』。
そして、マドリードをはじめ、ラテンアメリカで使われている、
一般的にスペイン語と言われているのは『カスティジャーノ』。

そういえば、本で読んだことあったような気がする、、、。
無関心な私は、そんなこと、すっかり忘れていたのでした。

もちろんスペイン語(カスティジャーノ)も通じるのですが、
留学して1ヶ月、少しずつ読んだり話したりでき始め、ちょうど楽しいころ。

そんなころに、メニューも読めないし、TVも理解できない。
またまた、1ヶ月前の、ほとんど言葉が理解できなかった地獄のころに戻ってしまったような、
とても悲しい気持ちになったのでした。

ちなみに、スペインでは、
このカスティージャーノ、カタランの他に、
バスク地方のバスク語、ガリシア地方のガリシア語と、
4種類の言葉が話されています。

スペイン語いろいろ[4]

2006-11-26 | Español/スペイン語
Qué onda vos?
Buena onda!

これが、グアテマラの友達同士で交わされている、一般的な挨拶。

Cómo estás?
Muy bien!

は、あまり聞かないですねー。

ちなみに意味は、
How are you?
I'm fine!

アレクシスと、スペイン語で話すときは、
ほとんどvos、時々tu。
そうなんです。グアテマラでは、頻繁にvosを使うのです。

スペイン語に興味がないひとには、退屈な話なんですが、
スペイン語の「あなた=you」にあたる単語(2人称単数代名詞)は、一般的にはtuとustedの2種類。

tuは、友達同士やコンフィアンサ(信頼できる)がある人に使い、
ustedは、目上の人や、あまり親しくない人に対して使います。

ustedは日本語で言う敬語かなぁ~と思うのですが、そうでもないんですよね。
目上の人にustedを使い続けていると、
「みずくさいわね~、まだ心を許してくれていないの~」と言われることがよくあると思えば、
自分のおじいさん、おばあさんたちに対しては、家族なのにustedを使ったり。

感覚が難しいですよね~。
誰にtuで、誰にusted?
どのタイミングで、ustedからtuに変えるの?
ま~、旅行してる分には、外国人なら何でも許してもらえると思いますが(笑)。


そしてそして、グアテマラでは、それにvosが加わります。
正確に言うとグアテマラだけではなく、ラテンアメリカ数カ国(地域)で、このvosが使われています。

アルゼンチンでは、túの代わりに一貫してvosが使われているのは有名な話。
中米でも、ニカラグアでは初めて会ったひとに対しても気軽にvosを使うとか。

グアテマラでは、そこまでではなく、
男同士の友達、女の子でも親しい友達、年の離れていても仲のいいひと、兄弟、家族(人にもよりますが)などなど、、、
に使います。
社会階層による、という国や地域もあるようですが、
グアテマラではアルゼンチン同様、それは関係ないみたいですね。

普通、語学学校ではvosは習いません。
でも町に出ると、そこら中にvosが飛び交っています。
私も授業では習ったことがありませんが、いつの間にかうつって?しまいました。

Vos veni!=ven!
Qué querés vos?=Qué quieres?
Vos que tenés?=Qué tienes?

アレクシスを呼ぶときは、Vos Alexis!と呼んでいるのですが、
周りで聞いている皆さんは、Boss=ボスと思っているようです。

どうやら「R」と「L」だけでなく、「V」と「B」も出来ていないようですね~(涙)。


スペイン語いろいろ[3]

2006-11-24 | Español/スペイン語
「Yo tambien!(ショ タンビエン)=私も!」

その言葉を聞いたとき、
「あっ、この人はアルゼンチンのひとだったんだー」と改めて、思ったのでした。
ちなみに、その人はタンゴの先生。

そう、アルゼンチンでは、
一般的に、Yo=ショと発音するんですよね。
あまり、アルゼンチンのひとがまわりにいないので、とても新鮮でした。

Yo=私。
アルゼンチンの「ショ」は特別だけど、
Yoは国や地域、人によって、
ヨ、
ジョ、
と発音します。

スペイン語圏には、
ジョとヨの音の区別が、あまりないみたいで、
日本語の「ヨロシク!」を「ジョロシク!」と言っているひとが、時々います。
私たちにとっての「R」と「L」みたいなものでしょうか。
どちらが正しいというのはないみたいですね。

そういう私も、どっちを使ってるんだろ?
そのときによって、色々かも。

ya(もう、すでに)も、時々「ジャ」、時々「ヤ」。
yen(円)は、「ジェン」
yuca(キャッサバ)は、だいたい「ユカ」かなぁ。
yucatan(メキシコのユカタン)は、「ユカタン」だなぁ。

llも、そうですよね。
llamar(呼ぶ)は、「ジャマール」「ヤマール」
llave(鍵)は「ジャべ」「ヤベ」
lleno,na(満ちた)は「ジェノ」「イェノ」

本当は、カタカナで表すこと自体、無理があるのかもしれませんが。


あ~、
それにしても「R」「L」には、スペイン語でも英語でも、
苦労させられますよねー。

ハバナ大学のクラスでは、私以外みんなヨーロッパ人だったので、
「アジア人はねー、RとLの区別がつかないのよ~」
と、実験台みたいに、さらし者にされた嫌な思い出があります。

予想通り、私以外みんな全問正解で、
「なんで、わからんの~」と、不思議がられ、あきれられてしまったのでした(涙)。

スペイン語いろいろ[2]

2006-11-20 | Español/スペイン語
「Alo(アロー)!」

スペインに滞在していたときのこと。
ホームステイ先のファミリーが不在中に、電話が鳴ったので、
こわごわ受話器を上げると、相手は同じ語学学校の日本人の男の子でした。

そして、
「はぁ???
Aloはないやろぉ!電話に出るときは、Digameやろ!びっくりするわー」
と、いきなりのダメだしが始まりました。

「何の為に勉強してんねん?」
「電話にもちゃんと出れないなんて情けない!」
「やる気あるのか?」

延々と、余りにもしつこく言われるので、

「そんなこと言われても、
中南米に滞在していたときは“Alo!”って電話に出ていたし、
3ヶ月ほど前にスペインに来たくせに、そんなあんたに言われたくないわ。
そんなんやったら、電話かけてこんといて!」
と、電話を切ってやりました。
すぐにまた、かかってきたけど。
ちなみに、またAlo!って出てやりましたが(笑)。私って大人気ない!?

語学留学ではよくある?話。
教えてくれるのは有難いんですけどねー、ほんとに。


でも、彼が言うように、スペインでは「Digame」と出るのが正しいのです。
decir=言う、なので、直訳すると「私に言ってください!=もしもし」になるのかな。

でも、中南米で「Digame」というと、スーっとひかれてしまいます。
音の問題(ディガメ=なんか亀みたい)もあって、
スペイン滞在中、電話に出るときに、結局一度も「Digame」を使ったことはありませんでした。


中南米でも、全ての国で同じわけではなく、
ちなみに、私が勉強した3カ国では、全て電話の出方が違いました。

スペイン=Digame
キューバ=Oigo
グアテマラ=Alo
キューバのOigoは、oir=聞くなので「聞いてますよ=もしもし」という感じでしょうか。

ハバナのステイ先でも、
「Emi、電話に出るときはOigoよ~」と、よく注意されたものです。

スペイン語いろいろ[1]

2006-11-18 | Español/スペイン語
またまた訊かれてしまった。

「メキシコに住んでたの~?」

住んでないっつーの!!!

「えっ?じゃあ、どこでスペイン語勉強したの?」

勉強したのは、スペイン・キューバ・グアテマラ、、、
で、一番長く滞在してたのはグアテマラ。

「あ~なるほど。だから、メキシコなまりのスペイン語なんだ~」

???
だからー、メキシコでは勉強もしてないし、住んでもいません。
1ヶ月ほど滞在したことあるだけなんですー。


カリブのひとにこう言われるのは、慣れっこになったとはいうものの、
あ~、やっぱりか~、(ため息、、、)って感じ。

そう、やっぱり、メキシコのスペイン語とグアテマラのスペイン語は似てるんですね。
そりゃー、隣の国なんだから。

でも、ここだけの話。
グアテマラ人は、よく「メヒコのスペイン語はきしょい!」って言ってたのに、
他(国)人には同じに聞こえてるやん(笑)。


まー、ちゃんとスペイン語を話せない日本人の私が、
「どこのスペイン語がどう」とか語るのもヘンなんだけど、
ひとつ後悔しているのは、「使いたい国で勉強するべきだったなぁ」ということ。

こんなに国によって違うなんて、
「スペインとラテンアメリカでは微妙に違う」ぐらいにしか考えていませんでした。
あまかったですね~。

同じ単語でも、ぜんぜん意味がちがったりするんですよねー。
問いかけ方とか、驚き方とかも。


きちんと喋れなくても、クセは付くものです。(付きました)。

最初に勉強したスペインで、
「ラテンアメリカでは、単語に何でもかんでもitoとかitaとか付けるけど、
スペインでは付けません!」
と、いかにも「つけたらダサいですよ~」みたいに言われたので、

「私は、付けないよ~」と思っていたのに、
気が付けば「ahorita(今)、cosita(物)、regalito(贈り物)、comidita(食べ物)、、、」
ほんとに何でもかんでもに付けてしまってます(笑)。

そして、その「ahorita」がクセモノで、
ドミニカ共和国では、Ahora=今で、Ahorita=あとで、という意味になってしまうのです。

それがわかっている今でも、度々、
「Ahorita(今)、話聞いてもいいですか?」と言ってしまい、
「あ~、Ahorita(あとで)ね。OK、OK。じゃあまたね~」
と、言われてしまうのです(涙)。

日米野球 -スタンド観戦-

2006-11-11 | Baseball
日米野球をスタンドで観戦して感じたのは、
みんな「アメリカ式応援」を楽しみに来ているんだなぁ、
ということ。

私は、三塁側前方の席で見せていただいていたので、
その周りは、特にそうだったのかもしれません。



その一。

少年たちは、みんなチャッカリとサイン用のボール&ペンを持ってきていて、
プレイボール直前まで、ネットの隙間からボールを差し出して、
サインをもらっていました。

アメリカのボールパークには、高いネットがないので、
簡単にサインをもらえるのですが、京セラドームのあんなところに隙間があったとは(笑)。

時間が許す限り、サインをするのが当たり前になっているメジャーの選手たちも、
しっかりそれに答え、サインをしてあげていました。

あったかい光景。


その二。

みんな、セブンスイニングストレッチを楽しんでいました。

アメリカでは7回表終了後、
みんな立ち上がって伸びをし、Take me out to the ball gameを合唱します。
歌詞を知らなくても、スクリーンに出るので大丈夫。

これがあるだけで、アメリカで観戦している気分を味わえます。


その三。

グラブを持ってきている子どもたちが、いっぱい。

メジャーの選手も、
頻繁にスタンドにボールを投げ入れサービスをしてくれていました。

ただ、コレに関しては、メジャーと違って、怖いぐらい危なかった。
みんな席を立って、ボールの方向へ大移動。
他の人の席だろうが、誰かが座ってようが、お構いなし。
前に座っていたおじいさんの上に倒れていったひともいて、
ホントに怖かったです。

そんな状態なのに、スタジアム側も注意しないんですよね。
一応、たまに廻ってくる警備員さんも、
小さな声で「席に戻ってください、、、ボソボソ、、、」と愛情のない声を掛けるだけ。

あんな前の方の席でも、
チケットをチェックするひともいなくて、誰でも最前列まで行けてしまう。
もしかして、日本ではこれが普通なのかな?
そんなことないですよねー。
今回、スタンド観戦して、唯一、残念な気持ちになりました。

アメリカのボールパークでは、自分のエリアに飛んでくるボールを、
立ち上がったり、手を伸ばしたりして捕りますが、
試合そっちのけで、ボールを追いかけることはないですよね。
大事故にならなくて、よかったです。


おまけ。

ネット越しに、レイエスが、子供たちと、
アイコンタクトやジェスチャーで、コミュニケーションを取っていました。

「今、こっち見て笑ってくれたなあ!」
「わ~。ボクのこと覚えてくれてたで~」
と、子供たちは大喜び。

さすがに、キャンディはくれなかったけど(笑)
(ドミニカウインターリーグでは、試合中、選手がスタンドに差し入れ!?も)
子供たちにとっては、忘れられない思い出になったことでしょう。

私も、あたたかい気持ちになりました。

日米野球 -反省-

2006-11-08 | Baseball
日米野球@京セラドーム大阪へ行ってきました。
そして、へこんで帰って来ました。



私、ほんとにイケテナイ。

某選手の奥様と、じっくり話す機会があったのに。
いっぱい、聞きたいことも、話したいことも、あったのに。

後になって、
こうしておけばよかった、これ聞いておくべきだった、
と思っても、同じ機会は二度と訪れてくれない、、、。

そういう後悔って、取材には付き物だけど、
そこでどれだけ頑張れるかで、次に繋がるんだと思う。


言い訳にもならないのですが、
なかなかスイッチの切り替えができないのです。

普段、手伝っているダンスの仕事と、自分の仕事。
ダンスの仕事は、自分のフィールドではないし、長くやっていく予定もないので、
いかに邪魔をせず、自分を出さずに、、、と思ってやっているので、
自分を殺すことに慣れてしまっているのかもしれません。


ま~、そんなこと、ほんとに言い訳にもならず、
勉強不足もあったし、姿勢の問題ですね。
「しっかりしろ!」っていう、セニャール(サイン)だと思っています。

試合のほうは、もう何年かぶりで(ドームでは初めて)、
スタンド観戦させていただきました。
ヘンな気持ちでしたが、
記者席や放送席では、見えていないことが沢山あるものですねー。

楽しかったデス!

ジャパンサルサコングレスで学んだこと

2006-11-01 | Salsa
先週末は、東京お台場のZepp Tokyoで行われた
「ジャパンサルサコングレス」というイベントに行ってきました。

そのステージで、生まれて初めての体験をさせていただきました。
なんて、大袈裟ですが。

実は、
ステージの上でマイクを持った手が、ぶるぶる、ぶるぶる、、。

私はかなり「緊張しい」なのですが、いつも本番が始まってしまえば平気なので、
あんなふうに緊張で震えたのは、たぶん生まれて初めてでした。
イチロー選手に代表インタビューしたときだって、緊張はしたけど、
あんなには震えなかったのに。

ステージ上で「うわぁ~、震えてる~」と、
自分の手を見て、不思議な気持ちになりました。


そもそも、何故私がマイクを持ってステージの上にいたのかというと、
決して、MCを担当していたのではありません。
決して、アルバート・プホルスさまにインタビューしていたわけでもありません(笑)。


今回アレクシスは、もちろんダンスで出演したのですが、
それ以外に、「日本のサルセロ(サルサを踊るひと)たちへのメッセージ」
のスピーチを任されていました。
私は、その通訳としてステージに立っていたのです。

このスピーチが、思っていたより大変で、
とてもデリケートな内容のうえ、時間が限られていたので、

これを話すと時間がなくなるけど、削ると伝わらない。
この日本語訳をこう変えると短くできるけど、誤解されてしまうかもしれない。

そんな繰り返しで、もう本番直前まで、二人で「あーだ、こーだ」と、
ダンスそっちのけ!?(アカンやん)で、試行錯誤していました。


そんな状況なので、あらかじめ話すことを決め、それを日本語に訳し、
本番では、それを読むだけなので、通常の通訳と違い、とても気が楽なはずだったのですが、、、。

難しかったですねー。

私ではなく、他の人(アレクシス)の気持ちを伝える為に、
私はどうすればよいのか、

棒読みでいいのか、
棒読みのほうがいいのか、
ある程度感情を入れたほうがいいのか、
感情的になってはいけないのか、

全くわからなかった。


アレクシスは「ラティーノ(=スペイン語)には、伝える自信がある」と言っていたので、
あとは私の責任だなぁーと思うと、かなりのプレッシャーでした。

その上、スピーチの途中から、アレクシス自身も、どんどん気持ちが入っていき、
決めていたこと以外のことを話し出すし。
(本来の通訳は、こうなんですけどね)

考え方の違いや、分かり合えないことがあるのは、仕方がないことだけれど、
誤解だけはされたくなかったのです。


今更ですが、他人の気持ちを伝えるって、難しいですね。
特に、違う言葉の場合。


「スペイン語を勉強して、通訳さんに入ってもらうのではなく、ラテンアメリカの選手に自分の言葉で取材し伝えれるようになりたい」
なん偉そうなことを、軽く言っていたけど、とても奥が深い。

頑張ろう!
それが、結論です。