goo blog サービス終了のお知らせ 

ギニー探検シリーズ「刮目せよ!!」

探検はロマンだ!サバイバルだ!

和歌山:友ヶ島探検記その3!無人の孤島に要塞の廃墟は実在した!!

2013-05-06 17:38:54 | 国内探検
次なる目的地、第一砲台へ到着した探検隊一行は内部への入口を探した!



入口らしき門を発見!
が、そこは鉄格子で硬くとざされていた。
「おい!誰か[最後のカギ]持ってないか?」
それほどまでに危険な場所なのだろう。
押しても引いてもビクともしない。
仕方なく我々は別の入口を探す事にした!



茂みの中に侵入可能と思われる階段を発見!!
が、朽ち果てる寸前でかなり危険である。
大自然が建物をかなり侵食していたのである。



十分に注意しながら我々は階段を降りて行った。
下からは何やら名状しがたき霊気を感じる。
正に、地獄への階段の様だ!



無事に侵入成功!!
下は巨大なテラスになっていた。
圧倒的なスケールに声も出ない探検隊一行。



壁には今も使われていそうな扉もあり、南京錠がかけられている。
一体誰が何の目的で使っているのだろうか。





建物内部へも潜入!!
第一砲台は内陸部にあるので、第二砲台の様にゴミが溜まっておらず、歩きやすい。
中は冷んやりしていて、心地よい。
が、異様な霊気が漂っている様に感じた!



更に鉄格子が!
かなり巨大な建造物の様だ!!
が、この先への侵入経路は見つからず、調査を断念!!
「無念!!」




上には監視塔の様な物があり、記念撮影。
ここから敵が攻めて来ないか見張っていたのだろう。



第一砲台の調査を終えた我々は、次なる目的地である海軍聴音所なる建物を目指し、進行を開始!!
ここからはさらに険しい山道を歩く事に!!



途中にあった広場には井戸水を組み上げるポンプがあった。
島には水道が無いので、井戸水を使用していたのだろう。



こんな注意書きも。
いいね~キてるね~。
ここは大自然の無法地帯なのだと改めて思い知る。



海軍聴音所へ到着!!
こちらは小さめの建物である。





中は中々広く、くつろげるスペースだ。
ここで海軍がソナーなどを使い、敵襲に備えていたのだろう。
ノスタルジーな雰囲気に浸る隊員達。



そして我々は最終目的地である第三砲台を目指した!!
第三砲台は七つの砲台の中でも最も巨大で、目玉的な場所らしい!!
しかし、かなり山の上にあるらしく我々も気合いを入れて進行する!
果たしてその全貌やいかに?!!

その4へ続く!










和歌山:友ヶ島探検記その2!無人の孤島に要塞の廃墟は実在した!!

2013-05-06 14:28:48 | 国内探検
第二砲台に到着した我々は謎の階段を発見!!
辺りに注意を払いながら降りてみた!
「足元気をつけてけよ!!」



階段の先は通路となっていたが、大量のゴミが散乱し行く手を阻む!!
「隊長!!これはビジュアル的にヤバイっす!」
「だがな・・・今は戦う!!!トランザム!!」



ダッシュでゴミ地獄をくぐり抜けると真っ暗な部屋らしきものがあった。
懐中電灯で照らすと、ベッドらしき残骸があり、あとは何も無いようだ。



せっかくなので記念撮影!
フラッシュを焚かなければ何も映らないほど暗い。





その他にも沢山の部屋や通路があった。
要塞と言うより、城の廃墟の様な感じだ。
大量のゴミは、どうやら波に流されて来たものが溜まったと思われる。



二階にあった巨大な穴。
一体何のための穴なのか。
落ちれば骨折はまぬがれないほど深い。



海沿いは波に破壊されたのか、無残に崩れている。
美しい破壊のフォルムである。



高台まで行って記念撮影。
「ブイスリャアアァーーー!!」



第二砲台を満喫した我々は、次なる目的地である第一砲台を目指した。



途中にある沼には、亀が大量に泳いでいた。
ん~大自然だね~。



第一砲台付近の灯台に到着!
ちょうど建物があり、日陰になっているので、しばし昼休憩をとる事にした。




こちらが友ヶ島灯台。
威風堂々とした出で立ちである。



灯台付近の展望台から望む景色は息を飲むほどに美しいものであった。



嗚呼・・・素晴らしき太平洋。
しばし休憩をとった我々は、いよいよ第一砲台の探検を敢行した!!
「いつどこから何飛び出してくるかわかんないから十分注意してけよ!!」

その3へ続く!

和歌山:友ヶ島探検記その1!無人の孤島に要塞の廃墟は実在した!!

2013-05-05 22:11:42 | 国内探検
今回我々探検隊は和歌山県に第二次世界大戦の要塞の廃墟が今だに残っている島があるとの情報を得た!!
しかも、そこは無人島で、手付かずの自然が残る無法地帯だと言うことだ!!
「我々が行かずして誰が行くのだ!!」
今!その神秘のベールが解き明かされる!!!
メンバーは、ギニー隊長、ほーにん、ティン、たっちゃんの4人!



和歌山県和歌山市にやって来た探検隊一行!
友ヶ島へは、和歌山市から車で30分ほどの所にある加太港からの連絡船に乗って行く。
風の強さによって欠航となる事もあるが、この日は運良く全便動いている様だ。
いざ、出港!!!



他の客もちらほらいるようだ。
船内は中々くつろげるスペースである。



20分ほどで友ヶ島へ到着!!
潮の香りと大自然の風が実に気持ちいい。




やはり島は海が綺麗で美しい!!
夏だったら泳ぎたいが、今は春である!
「まだだっ!!トランザムにはまだ早いっ!」



まずは案内板をチェック!!
ここ友ヶ島は、第二次大戦まで使用された軍用地で今でも七ヶ所の砲台跡が残っているらしい。
つまり、島全体が要塞だったのだ!!
ギャーーーン!!!
しかし、帰りの連絡船は16:30がラストなので、全ては回れない!
今回は、第一~第三の砲台に的を絞って探検する事にした!!



無人島ながら船発着所の辺りにはご飯処や案内所もある。
まずは案内所で島の地図をGETし、いよいよ探検スタートである。
「VAMOS!!」



まずは海沿いに平坦な道が続く。
綺麗な海は現実世界を忘れさせてくれる。



野生のリスが現れた!!
どうやら台湾リスのようである。
「かわいいね~!」



しばらく歩くと、海沿いにレンガ作りの巨大な建造物が見えて来た。
もしやこれが要塞の廃墟か!?
しかも、そのすぐそばの海辺ではBBQを楽しむ人々も!!



第二砲台跡へ到着!!
レンガ作りが何とも美しい。
「オイオイ!有刺鉄線で入れねーのかよ!」
しかし、こんな物では探検隊の進撃を止める事は出来ない!!



有刺鉄線を乗り越え、砲台の内部へ潜入!!
なんとも不気味な雰囲気だ。



下へと続く階段を発見!!
一体この先に何が待ち受けているのか!?

その2へ続く!!


奈良:神秘の明日香村!古より護られし遺跡の数々に古代人の幻影を見た!!

2012-12-13 22:28:10 | 国内探検
今回我々探検隊は日本最古の遺跡群が残されている奈良県明日香村へと遺跡の調査に向かった!
何とギニー隊長は子供の頃からこの明日香村の遺跡群に心惹かれていたのだ!!(「精霊狩り」と言うファミカセの舞台だったので。)
念願の夢が叶い、気合いの大調査を開始した!!
メンバーは、ギニー隊長、ほーにんの2人!



伝説の地「明日香村」に到着!!
明日香村は古代飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されている事で知られ、「日本の心の故郷」とも紹介される。



今回はチャリで明日香村を探検する事に。
風を切る感じが心地よい。



まず最初にたどり着いたのは「亀石」と呼ばれる遺跡。
亀石にはこんな伝説がある・・・
奈良盆地一帯が湖であった頃、対岸の当麻(たいま)のヘビと川原のナマズの争いの結果、当麻に水を吸い取られ、川原あたりは干上がってしまい、湖の亀はみんな死んでしまった。亀を哀れに思った村人たちは、「亀石」を造って亀の供養をしたという。
亀石は、以前は北を向き、次に東を向いたと言う。そして、今は南西を向いているが、西に向き、当麻のほうを睨みつけると、奈良盆地は一円泥の海と化す、と伝えられている。



続いて発見したこの奇妙な造形の遺跡は「猿石」と呼ばれる謎の人面石像。
1702年(元禄2年)に梅山古墳の付近にあった平田村池田という場所の田んぼから掘り出されて古墳の南側に置かれていたが、明治初年ごろに現在の場所に移されたらしい。
「これ猿なのかね~。猿と人間が混ざってる様に見えるよね~。こんな生物見たことも聞いた事もないっしょー。」と、隊長コメント。



お次は明日香村1番の見所、「石舞台古墳」へやって来た探検隊一行。
それにしても巨大な古墳だ!!



石室内部へ潜入!中は冷んやりとしている。
石舞台古墳は、古墳時代後期の古墳で、元は土を盛りあげて作った墳丘で覆われていたが、その土が失われ、巨大な石を用いた横穴式石室が露出する。埋葬者としては蘇我馬子が有力視されている。



石室はすでにほとんどの埋葬品が盗掘に遭った後であり、石棺の欠片等が発見されるに留まった。
羨道部と外堤から土師器と須恵器や銅の金具などが見つかり、時代が下る宋銭や寛永通宝も出たらしい。



棺桶に頭を突っ込んでみた。
ミイラはいない様だ。



石舞台古墳を後にした我々は次なる遺跡を求め竹やぶの中をくぐり抜けた!



竹やぶの奥には次なる遺跡「酒船石」があった!
酒船石は上面に皿状のいくつかのくぼみとそれを結ぶ溝が刻まれている石造物で、酒を造る道具、あるいは薬などを造るための道具とも言われ諸説あるが定かではない。
近くに水を引いたと見られる土管や石の樋も見つかっていることから庭園の施設とも言われている。



酒船石に寝そべってみると古代人の息吹を感じる事が出来る。



続いてすぐ近くには「亀形石造物」と呼ばれる遺跡もあった!
こちらは斉明期に最初に造られ、その後平安時代まで約250年間使用された形跡があり、何らかの祭祀が行われた遺構と推定されるが定かではない。
斉明天皇の両槻宮(ふたつきのみや)の関連施設ではとの説もある。
酒船石のほぼ真北に位置するが両者の関連も明らかではない。



これが中心部にある亀を模した部分。
形から推測するに、水を流したり貯めたりする事に使われていた様だ。
しかし、真実は謎に包まれている。



ラストは「岩屋山古墳」と呼ばれる遺跡を調査!
民家の裏にポツンと存在する。



石室内部は奇妙な雰囲気が漂っていて探検ムード漂っている。
この岩屋山古墳は古墳時代末期に作られたもので、被葬者としては667年(天智6年)に越智岡上陵に葬られたとされる斉明天皇の可能性が大きいらしい。



岩屋山古墳の墳丘より明日香村を臨む景色もまた格別である。
明日香村は古代飛鳥時代のビジョンが今も生き続ける素晴らしい村だ!!
隊長が昔ハマったファミカセ「精霊狩り」では、この明日香村の遺跡の謎を解くと、異次元の世界「シャンバラ」への扉が開くらしいが、今回は発見出来なかった。
いや、次こそ必ずシャンバラへの扉を探し、開けてみせる!!
そう心に決めた一行はお腹を満たすべく、天理ラーメンを食べに行った。













奈良:柳生街道の石仏めぐり!原生林の中に古の人々の残した遺産の謎を暴け!!

2012-12-09 23:01:08 | 国内探検
今回我々探検隊は奈良県奈良市のはずれの春日山原生林の中に奈良時代から鎌倉時代にかけて作られた石仏の数々が残されているとの情報を得た!
その石仏達は奈良から柳生への近道として原生林の中を走る「柳生街道」の道沿いに点在しているという。
リアル原生林の中を探検するという事で我々もユニフォームを装備して挑んだ!!
メンバーは、ギニー隊長、ほーにんの2人!!



柳生街道へ到着!
ここから先はリアル原生林!!
もちろん人間の英知など及びもしない弱肉強食の野生動物の世界!
しかも街灯などの明かりは一切無いので、日没までに帰れなければ野宿をまぬがれない!




「必ず・・生きて帰る!」
我々は再度気合いを入れ、原生林に足を踏み入れた!!



噂に違わぬリアル原生林!!
野鳥の声が心地よい。
しかし、マムシなどの毒動物や、イノシシなどの危険生物も多く生息している!
「いつ何処から何が飛び出して来るかわかんないから十分注意してけよ!」
隊長の激が飛ぶ!!



歩く事三十分、ようやく我々は最初の石仏に辿りついた!
まずは一休み。



これが最初に発見した石仏「寝仏」。
わかりにくいと思うが、写真を右へ反転してみると岩に彫られた如来様が見てとれる。
両手を合わせて合唱している様だ。
なぜこの様に道の脇に無造作に転がっているのだろうか。
謎は深まるばかりだ。
室町時代の作品らしいが詳しい事は不明である。



少し進んだ山の上に石仏らしき物を発見!!
ズームで写真をとってみると観音様の姿が見てとれる。
しかし石仏は15mほどの崖の上にある!
我々は石仏を間近で拝むべく決死の覚悟で崖を登った!!



崖を登る途中の岩肌にも石仏を発見!
この石仏は「地蔵菩薩磨崖仏」という名で、鎌倉時代末期に作られたらしい。
しかし、かなりミステリアスな雰囲気だ。



途中ほーにんが落下してブチ切れるアクシデントがあったが、無事に登頂に成功!!
そこには一枚岩にはっきりと観音様の姿が彫られた石仏があった!!
あまりの神々しさに身震いしてしまう!!!



この石仏は「夕日観音」という名で、この柳生街道の石仏の中でも形がはっきり残っていて美しい。
鎌倉時代の作品らしく、幾多の時代を見て来た石仏のオーラの様な物を感じる。



途中落下してしまったほーにんもすっかり機嫌を直したようだ。
ケガも無い様で探検に支障は無い。



探検をする上で水は非常に貴重なものである。
湧き水を発見し、すぐさま水分補給に入る隊長!!
自然のはぐくんだ水は最高に美味い!
「あ・・甘い・・・ですね。」



次に現れた石仏は「朝日観音」。
鎌倉時代末期の作品だ。
三体の観音が実にやわらかな表情でこちらを見ている。



山くずれを起こした場所に果敢に挑む隊長!!
道から外れたこの場所に行く必要は特に無かったのだが、危険な場所にみずから入り込む勇気を示してみせた!
ちなみにこのポージングは仮面ライダーアマゾンをイメージしたもの。



美しいコケとキノコに侵食された切り株。
柳生街道には石仏以外にも自然の美しい造形美が盛りだくさんだ!!



道沿いにあった巨大な杉の木。
あまりの迫力に唖然としてしまう。
きっとトトロが生息しているに違いない!


次に現れた石仏は「首切り地蔵」。
首の部分が真一文字に切られているのがお分かりいただけるだろうか?
伝説によればこの道を歩いて柳生の里に剣の修業に通っていた荒木又衛門がこの地蔵で剣の試し切りをしたと言う事だ。



時間もPM16:00にさしかかりそろそろ引き返さないとヤバイ時間になった頃、本日ラストになるだろう石仏に到着!!
ここの石仏は、街道をそれた林道をかなり登ってやっとたどり着いた!



厳重に囲われた洞窟の中の壁に彫られた石仏は「春日石窟仏」という名で、
平安時代後期の保元二年に作られた貴重な物。



春日石窟仏は東西の2窟に分かれている。
凝灰岩を東大寺の大仏殿を建てるときに切り取った跡に彫ったもので18体の石仏があったらしいが、ほとんどが崩壊していて数体の姿が確認出来るのみである。
しかし大自然の中にポツンと存在する石仏はどれも神秘的な雰囲気をかもし出している。
そして日が暮れる前に我々は帰路についた。



帰り道、夕日に映える「夕日観音」の姿は自然が織り成す今日1番の美しき芸術だった!
他にも柳生街道には数多の石仏があるらしいが、昼飯を喰ってから探検を開始してしまったため、時間が足らず撤退を余儀無くされた事が悔やまれる。
が、石仏達の神々しい姿に魅力され、再挑戦を硬く心に誓う探検隊一行!
柳生街道の石仏達!
それは、古の時代のビジョンを今に映し出す、先人達の残した貴重な遺産であった!!