各レイヤーでのコメの価格について考えてみる。
- 生産者(農家)側売値:今までより高い値でないと継続的な生産の維持に値する職業ではなくなる → 離農の結果、米の国内減産
- 末端消費者側買値:今より安い値でないと生活苦 → 米食の減少、米の国内減産
- 中間業者:生産者側を上げ、末端消費価格を下げたら食っていけない
こんなところか?
これに対して「海外から米を輸入すればよい」とは、国民の主食という戦略物資を海外依存するという選択なので安易に選べるものではないのである。というか、それをヨシと思えるオツムは大丈夫なのだろうか・・・
結局これはもう末端消費価格を下げ、生産者価格を上げる価格補償する政策をぶち上げるしかないのである。例えば、欧州で小麦農に対して普通に行われている農家個別補償制度などである。
実際のところそんな大した額になるはずはないのであるが、まあ大反対するのは財務高級官僚閥とその眷属たちだろうなぁ・・・またぞろ「財源がぁ」とか始めると予測できるのである。
もちろん、米の先物取引での扱いは再び禁止にした方が良い。