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口中調味なる食べ方

2014年12月17日 | メモ・覚え書き

口中調味とは



主菜→主食→副菜→主食、というように

いわゆる淡白なごはんをおかずと交互に食べて
口の中で混ぜあわせ
より美味しさを膨らませる食べ方のこと

白米を主食として大切にしてきた
日本ならではの食べ方だそうで

欧米では完成された一品づつを味わうのが常識で
それはコース料理なんかを見ればよくわかる

イラストのようなお膳が出てきても
ごはんだけが残ったり、
もしくは味付けしたりして食べるらしい

アジア圏でも
白米を食材の一つと捉えている場合が多く



韓国のビビンバやタイのガパオライスのように
最初にすべてを混ぜ合わせる食べ方は珍しくない

それもアリなんだけど
「視覚も食の内」とする日本人は
白米を汚したくなかったり、
食べる前にぐちゃぐちゃに混ぜたくなかったりで
口中調味(見えないところで混ぜる食べ方)
が育まれていったのかなと

一方、茶碗を手に持ったり、
そのままかっ込んだりする行為は
あまりよろしくないと思われているそうで

これに関しては
テーブルがなかった時代に
畳に置いたお膳に顔を近づけるのか
そのままで箸を器用に使うかのチョイスなら
手に持っちゃうのがわかりやすかったワケで
いや、かえって上品でしょと

で、かっ込む行為は
・・・旨味が倍増するんだから仕方ない(笑
丼物でこれをしないなんて
クリープを入れないコーヒーより味気ないもん。



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