【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

今日(狂)の狂言 : 06月20日(木曜日) & 旅と文化の足跡が野帳

2024-06-20 05:10:53 | 浪漫紀行・漫遊之譜

★  忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 

◆ 世界難民の日。国際連合総会で発議採択。因みに、ルイ16世一家がオーストリアへの逃亡を図った日(1791年)でもある。 きしくも、マリー・アントワネットの愛人であったフェルセンが民衆により惨殺され(1810年)全裸で側溝に投げ捨てられる。 ◆ 18歳の少女がイギリスの女王になり(1837年)、以後の64年間の治世で文字通りの大英帝国を完成させる。 ◆ ニューヨーク市のスタテンアイランドの「ホワイト・ハウス」と呼ばれる豪邸に居を構え、全米のマフィアを仕切るコミッションに上り詰めたカステラーノが肉屋の息子として生まれる(1915年)。

◎ ◎ <検証>疑惑の南極単独横断、冒険家に集まる批判 ◎ ◎

- - -第1回 「世界初の快挙」、体験談は多くの矛盾を含んでいた - -

=National Geographic Journal Japan 〉ニュース〉旅&文化〉

・・・・2020.03.02 / 文=Aaron Teasdale/訳=ルーバー荒井ハンナ・・・・

  米国人のコリン・オブレイディ氏は、スキーによる南極大陸の無支援単独横断に初めて成功したと主張する。その体験を記録した著書『The Impossible First』のなかで、この旅最大の難所に差し掛かった時のことを、オブレイディ氏は次のように振り返っている。

「風速80~90キロの風に打たれ、地図にも載っていない到達不可能、救助不可能な地獄の地帯に入った。氷に覆われた地表は風に削られて起伏が激しく、救助の航空機すら着陸できない」  

 ところが、オブレイディ氏の主張を細かく追及していくと、つじつまの合わない部分が出てくる。これは、この本の他の部分や、数々のメディアにおける氏の発言にも言えることだ。(参考記事:「世間を欺いた6つの科学イカサマ」) https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20150216/435672/  

  2019年1月3日、南極大陸横断を終えて帰りの飛行機に乗り込むコリン・オブレイディ氏。メディアは彼の功績を「歴史的」と讃えたが、専門家の間からその主張の正当性を疑問視する声が上がっている。(TAMARA MERINO, THE NEW YORK TIMES, REDUX)

 過去35年間にわたり、南極探検の企画運営に数多く携わってきたALEの安全管理担当者は、救助不可能だといった覚えはないと話す。そればかりか、オブレイディ氏が助言を求めたという極地専門家の誰ひとりとして、彼の冒険を「不可能」だったと考える者はいない。

 オブレイディ氏の言う「地図にも載っていない」危険地帯とは、実際には人工的にならされ、目印の旗が立てられた車道だった。裕福な旅行者もしばしば利用する道路で、たとえ動けなくなったとしても、衛星電話で救助を呼べば、数時間以内にスキーをつけた小型飛行機が駆け付けることも可能なはずだった。

ナショジオも伝えた大陸横断の偉業

 2018年最後の数カ月間、世界の目は33歳のオブレイディ氏と49歳のブリトン・ルイス・ラッド氏に釘付けになっていた。二人は「世界初の南極大陸無支援単独横断」を目指して、互いに競争していたのだ。

重  さ136キロの荷物を載せたそりを引き、たったひとりで何の支援も受けず、54日間かけて1500キロの道のりをスキーで進んだ。南極点の研究所でコーヒー1杯を受け取るだけでも、無支援での横断という資格を失ってしまう。

そしてついに、南極の経験がほとんどないオブレイディ氏が、熟練者のラッド氏よりも2日早くゴールに到達した。世界中のメディアが、オブレイディ氏の成功を大きく報道した。  

   ナショナル ジオグラフィックも、オブレイディ氏とラッド氏の冒険をリアルタイムで追い、オブレイディ氏がゴールに到達したとき、「歴史的」「無支援」という言葉を使ってその偉業を伝えた。

しかし、その後記録を見直し、さらに多くの情報を集めた結果、記事のタイトルが変更され、編集部による注釈が加えられた。(参考記事:「冒険家は南極トレックを達成した」https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/122800257/  

著名な冒険家や極地専門家たちは、当初からオブレイディ氏の主張に懐疑的だった。コンラッド・アンカー氏、アレックス・ホノルド氏、マイク・ホーン氏、ボルゲ・オウスラン氏らは、オブレイディ氏が自らの功績を誇張して語っていると批判した。誇張よりもひどい言動があったという証言もある。(参考記事:「ロープなしで900mの絶壁を初登攀、米ヨセミテ」https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/060700213/

 過去数カ月間、ナショジオはオブレイディ氏の話の中身を調査してきた。オブレイディ氏は3回の電話インタビューに応じたが、最近はコメントを求めても返事が来なくなった。他にも、オブレイディ氏に助言していた専門家も含め、多くの極地冒険家に話を聞いたが、その多くが、オブレイディ氏は名声を得るために真実を歪曲していると考えていた。

 断っておくが、比較的経験の浅いオブレイディ氏が2カ月近くで単独の南極大陸横断に成功したのは、紛れもない事実である。それ自体偉大な功績であり、称賛に値する。では、なぜここまで批判を浴びることになってしまったのだろうか。

第2回「南極横断はどこからどこまで? 総距離が突如半分に」へつづく  

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