【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

今日(狂)の狂言 : 06月13日(木曜日) & 旅と文化の足跡が野帳

2024-06-13 05:10:15 | 浪漫紀行・漫遊之譜

★忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 

◆ 大きなお世話の日=小さな親切運動スタートの日(1963年のこの日に発足)=。「無意味の日」でもあったりする。 ◆ 上司のパワハラからノイローゼになった南京総領事館勤務の職員が、5日ぶりに地元警察に保護。この間、海軍が出動したり日中両政府とで激しいやり取りが起きて戦争一歩手前の状態になるとこだった(1934年)。 ◆ 日本の小惑星探査機·はやぶさが帰還し、オーストラリアのウーメラ砂漠の上空で流れ星になった(2010年)。

◎ ◎ 地名の付いた料理は、本当にそこの名物なのか?=前節= ◎ ◎

- - -これだけある 世界の「名前だけ」ご当地料理 - -

=National Geographic Journal Japan 〉ニュース〉旅&文化〉・・・・2020.08.15 / 文=NEVIN MARTELL/訳=米井香織・・・・

  「ベイクド・アラスカ」「ロンドン・ブロイル」「シンガポール・ヌードル」と、都市や国の名前が付いた「ご当地料理」は数々ある。さぞかし、その土地で古くから親しまれている料理と思うだろう。

 だが実は、現地とは関係なく、料理に地名が付けられる例も少なくない。例えば、アイスクリームケーキの「ベイクド・アラスカ」は1867年、米国がロシアからアラスカを買収したことを記念し、ニューヨークのシェフが考案したものだ。

 料理の名前はたいてい、お客さんの心を動かすために付けられる。「消費者の価値観と共鳴する何かを生み出したい、ライバルに差を付けたいと考えるのです」と、米パシフィック大学で食の歴史を研究するケン・アルバーラ氏は話す。「土地との結び付きは強力なアイデンティティーになります。たとえそれがつくり上げられたものでも」

 純粋な無知から名前が付くこともあるとアルバーラ氏は言う。「例えば、人々は最初のころ、七面鳥『ターキー』料理はトルコからやって来たものだと思っていましたからね」

「チキン・キエフ」はどこからやってきた?

 こうした「名前だけご当地料理」の格好の例が「チキン・キエフ」だ。これは味付けしたバターを鶏肉で巻き、パン粉を付けて揚げたカツレツで、ぜいたくかつ危険な料理でもある。ナイフを入れるとき、熱いバターが飛び散らないよう気をつけなければならない。ところがこの料理、キエフがあるウクライナ生まれではない。

米国オレゴン州でロシア料理店カチカを営むボニー・モラレス氏が、初めてチキン・キエフを食べたのは1990年代、両親が出してくれた冷凍食品だった。モラレス氏の両親はベラルーシ(ウクライナの隣国)出身だが、故郷でチキン・キエフという名前すら聞いたことがなかった。「ベラルーシの人々が家庭でチキン・キエフを作ることはないでしょうね」とモラレス氏は言う。  

 モラレス氏の店では今、チキン・キエフは人気料理になっている。「本格的なロシア料理は米国で受け入れられないと思い、米国人受けする料理を提供することにしたんです」とモラレス氏は振り返る。「結局のところ、チキン・キエフは真ん中にバターが入ったフライドチキンにすぎません。でも、これを嫌いな人はいないでしょう?」

 チキン・キエフはウクライナ発祥ではなかったものの、19世紀後半にはロシア帝国の貴族が好んで雇っていたフランス人シェフたちによって、ロシア人の食卓に登場し始めたようだ。おそらく当初は主に豚のひき肉を使用していたと思われるが、子牛のひき肉や鶏ひき肉を使うこともあったようだ。

 この鶏肉のレシピが20世紀初め、ロシアの観光客向けホテルチェーンで人気となった。1960年代には名前も「チキン・キエフ」と西洋化され、薄く伸ばした鶏胸肉を使うようになった。そして、お洒落な英国風、米国風ディナーパーティーの主役を務めるようになった。

 一方、キエフでは1970年代まで、シェフたちがこの料理に注目することはなかった。しかし、旅行者がレストランでリクエストするようになり、その期待に応えるため、キエフは「チキン・キエフ」を受け入れた。

 現在のキエフでは、アメリカンドッグのように手に持って食べられるチキン・キエフや、フォアグラとカリフラワーのムースでドレスアップしたチキン・キエフなどを味わうことができる。今では街を象徴する料理となり、2018年には街の中心部にほぼ原寸大のブロンズ彫刻まで現れた。そしてそのすぐそばには「チキン・キエフ」という名のレストランがある。

・・・・・・・・明日に続く・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・資料

 ベイクド・アラスカ :(Baked Alaska)は、アイスクリームの周りにケーキ生地をのせてメレンゲで覆い、焼き目をつけた菓子である。グラス・オ・フー(glace au four)やノルウェー風オムレツ(omelette à la norvégienne / Norwegian omelette)、オムレツ・サプライズ(omelette surprise)と呼ばれることもある。類似の料理として、香港の氷山大火(冰山大火)がある。

ロンドン・ブロイル ( London broil)は北アメリカで一般的な牛肉の調理法である。 牛の肩やわき腹肉などをマリネした上でグリルし、薄く切って供される。ロンドンという名前がついているが、なぜそのような名前がついたのかの明確な由来は明らかではない。

シンガポール・ヌードル (Singapore noodle、星洲炒米) は、シンガポールとその周辺国で食べられているとされている麺料理。 実際には香港で考案されたものであり、シンガポール人は食べない。シンガポールを訪れた観光客のためにメニューに載せているレストランもある。 小麦または米の太麺に、もやし、青梗菜、チャーシュー、蟹肉などを入れて、醤油、胡椒、カレーパウダー、唐辛子などで味付けをする。肉を入れずにベジタリアン用の料理で出されたり、鶏肉、豚肉、チャーシュー、蟹肉などが入ることもよくある。

チキンキエフ、 / チキンキーウ (Chicken Kiev、とは、バターを骨なしの鶏胸肉で巻き、小麦粉、溶き卵、パン粉の衣をつけて焼くか、もしくは揚げたカツ料理。日本語では「キエフ風カツレツ」とも書かれる。ウクライナおよびロシアのカツ料理、コトレータの一種である。キエフチキンともいう。  

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