【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

「バックマン」と呼ばれる西田賢司 =045=

2019-03-01 06:06:02 | 浪漫紀行・漫遊之譜

〇◎ 命のことを知らずして、命の大切さは理解できない” ◎〇

= 探検的調査を実践する “探検昆虫学者” 西田賢司 =

【この企画はWebナショジオ_“「コスタリカ 昆虫中心生活」” に追記・補講し、転載した】

 中米コスタリカで新種の昆虫を見つけまくる男! 「バックマン」

曰く 『昆虫は、僕たちに自然の変化を教えてくれる一番身近な存在です』 

◇◆ =045= まるで宝石?ジェル・キャタピラーと透明な仲間たち ◆◇

 写真のキラキラした透明のゼリー菓子みたいな物体。 何だと思います? 実はこれ、蛾の幼虫。

 英語でJewell Caterpillar(ジュエル・キャタピラー)、つまり「宝石イモムシ」と呼ばれている。中南米で約80種、コスタリカで20種ほどが確認されているダルセライラガの仲間だ。

  背中のデコボコした部分は、宝石のように硬くはなく、ゼリー状でやわらかい。「ジュエル」というより、「ジェル」(またはゲル)のほうが似合っている気がする。

蛾-2

 実はこのゼリー部分は、体から分泌された付属物。少し粘着性があり、はがれても再生される。アリなどの捕食者がこのネバネバ感を嫌がるという研究もある。敵から身を守る役割を果たしているのだろう。

 そして、上の写真の「ゼリー菓子」が大きくなり脱皮すると、下の「ミントグミ」に。  さらに成長し、葉を食べることをやめ、繭を作る場所を探すようになるころに、透明度が落ちて「マンゴーオレンジグミ」に変身する。

  さなぎを経て、おとなになると・・・

蛾-3

  象形文字のような模様が印象的なこの生きものも、蛾の幼虫。 枝をくるむように体を細くして動いている。イラガの仲間だけれど、トゲトゲの毒針はない。緑色の甲羅のようなボティは、厚めのビニールみたいでしなやかだ。

  先に紹介したダルセライラガの分泌されたゼリー部のように離脱させることはできない。ちなみに頭は左側の「ビニール甲羅」の下に隠れている。

蛾-4

 こちらは一転して、いかにも刺されると痛そうなイラガの幼虫。 針の生えた飛び出た部分は透明になっている。 表皮の中の粘液のようなものが見えているということを専門家の方に教わった。 下は全体像。

  さて、最後はこれ(上図参照)。 体内が透けて見える。 クロキノコバエの幼虫は白っぽい半透明のものが多いが、これは特に透明感がある。Bradisiaという属の終齢幼虫で、生きたシダの葉を食べる珍しい種。体内の茶色い部分は内蔵で、白いのは脂肪細胞が集まった部分(脂肪体)だ。

蛾-5

 Ӂ 隣のラボで叫び声!! いったい何が? Ӂ

  「オオーマイゴッド!!」

  朝の10時半。部屋で虫たちの世話をしていたとき、突然、隣のラボから大きな叫び声が聞こえてきた。他の学生たちも「オーマイゴッド」を連呼している。

  何ごとだろうと隣のラボへ行くと、みんなが見つめる視線の先に、何やら長ーい紐のような物体が天井からぶら下がっている。

侵入者ー1

 えっ、ヘビ?
垂れ下がっている部分は、1メートルはあるだろうか。  毒蛇でないことは判明したものの、このままでは学生たちが落ち着いて作業できない。

  教員は網を持ってきて、「屋根裏に戻りなさい」「戻らないならこっちに出てきなさい」とヘビをつつく。ヘビはしぶしぶ中へ向かうが、しっぽが最後まで入って行かない。しばらくすると、頭が出てきた。格闘は10分ほど続いたが、決着はつかず。ヘビはその場に残り、学生たちもその場で研究を続けることになった。

  この建物の屋根はトタンで出来ていて、昼前の直射日光が当たると屋根裏は、気温が40度以上になる。おそらくこのヘビは、きっと暑くなってたまらず、隙間から身を乗り出したのだろう。  午後に雨が降り出すと、このヘビはいつの間にやら姿を消していた。

侵入者ー2

 ・・・・・つづく

_  北米最大の蛾の幼虫「ヒッコリー・ホーンド・デビル」が「リーガルモス」に _

・・・・・・ https://youtu.be/UFSrlmhgvvo ・・・・・・

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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