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ぼたんくんとふわりちゃん

2010年10月17日、また猫と暮らしはじめました。

読書日記[15]装丁と和綴じと思い出と1

2024-08-25 15:40:28 | 読書


2021年に発売された『シンジケート』の新装版は
製本が、糸綴の背中をそのまま見えるように本を仕立てる
糸綴並製本(コデックス装)で、



透明なカバーにはヒグチユウコさんの表紙絵↓



本文内にはお菓子の包み紙風の紙が挟まっているのですが
3種類あるそうで。。。
私が持っている本はそのうちのひとつということですね。
こういう仕掛けも楽しい、とても素敵な装丁です。
(装丁は名久井直子さん)



綺麗にパカっと開くのがコデックス装の特徴。
写真だと分かりづらいのですが、水色の綴じ糸が見えるのも良い。
穂村さんの短歌の世界と合っていて、読むのがとても楽しい。


また、最近少しずつ読んでいる『本売る日々』は、
カバー(と帯)はこんな感じですが



表紙が和綴じ本風デザインでした。(実際は一般的な無線綴じ)



広めに折り返した表紙(仮フランス装)も素敵。



紙の厚みも手触りも良くて、とっておきたくなる一冊。

表紙絵にぼたんみたいな猫がいるのがまた良い (ФωФ)



本文に猫がでてくるのも、「渋柿」がでてくるのも含め
個人的にすごい親近感  笑

短めの話が3編。
最近少しずつ読んでいて、2話目まで読了。
あっさりめな1話目に比べて、
2話目の『鬼に喰われた女(ひと)』は好きな感じで良かった。
3話目も楽しみ。

ちょうど本文に曲亭馬琴の名前が出た時に
つけていたテレビで10月公開の映画「八犬伝」のことを取り上げていて、
すごいタイミング!でした。

そういえば、1話目に蔦谷重三郎の名前が出てきましたが、
たしか来年の大河ドラマの主人公ですよね。
ちょっと気になって調べてみたり。

まだ続きがあるのですが長くなったので次回にします。


さて、
ネコたちは今日も寝ています。

先日家に来たお客さんが、
座布団で爆睡しているネコたちを見て
「猫は夜行性ですもんね」と笑っていましたが

…たぶんうちのネコは夜も寝ている(´-`)

なんならふわりちゃんは子猫並みに寝ているような。
(『ねこのずかん』によると、子猫の睡眠時間は1日約20時間)

お客さんがいなくなった座布団を占領していたぼたふわを撮ろうとおもったら
起きちゃった。
ふわりちゃんどこかへ行っちゃったし、残念。



歳をとるごと野生を忘れていくぼたんとふわり。
お客さんがいてもお腹出して爆睡できるってすごいと思う。


読書日記[14]柿の本、そしてネコ

2024-08-23 14:58:19 | 読書
毎年、秋が待ち遠しいです。
おいしいものが多いから。
そして「果物」で一番好きなのが柿だから(≧∇≦)
(なんだか柿はフルーツっていうより漢字のイメージ)

実家に柿の木があって、
本当にたくさん思い出があるのでそのせいかもしれません。

なので、
柿のことが載っている本があると読みたくなります。


つい先日、すごく惹かれる本が発売されました。
読書日記[12]に載せた『うかたま』を出している農文協さんの『柿ライフ』。

生で食べられて、干し柿で保存食にしてもよし、
おやつにもおかずにしてもよし、
柿酢はドリンクにしても畑にまいてもよくて、
柿渋で布を染めて、柿の葉でお茶ができて、種は丸薬になる!
なんだかものすごく万能な感じが伝わる特集でした。

子どもの頃、実家の木は渋柿だったので、「甘柿を植えたい」と頼んだところ
「うちの標高だと、どの種類を植えても渋柿になる」と言われて
とてもショックを受けました。
ちなみに標高900mほどの、冬は一面銀世界になる山間地です。

が、2年くらい前に、甘柿がなるようになったと聞きました。
温暖化の影響か?と思っていたり。




『柿日和』

ネンテン先生の柿にまつわる話がとにかく面白いのと
本文に出てくる数々の俳句や小説も全部柿に関するもので
季語のことなどその説明(補足?)みたいものもわかりやすくて
偶然出合った本ですが見つけて良かった。

お土産の柿を、渋柿だと伝え忘れてそのまま友人に渡してしまい
子どもが知らずに食べて「毒入りだ!」となった話とか 笑
いまは食べてみたら渋柿だったなんて経験しないんだろうな、と。





『地域文化 柿特集』

『地域文化』は八十二文化財団が出している機関誌です。
毎号、長野県に関係の深い人物・産業・自然などから何か1つとりあげて
特集として紹介しています。

当時(2001年頃)勤めていた会社がたぶん友の会の会員だったので
届くと社内で回覧されるのが楽しみでした。
この号はどうしても欲しくなり、事務の人にダメ元で頼んだら
「2冊あるからいいよ〜」とあっさりもらえました 笑

八十二銀行の支店に行くと雑誌とかと一緒に置いてあるのですが
銀行に行く用事もなくて最近は全く読んでないです。
残念。まあ、本気で読みたければ申し込めばよいだけですが。


実家では毎年干し柿を作って、冬の間食べていましたが
私が子どもの頃は、干したままにしておくとものすごく硬くなるので
なるべく早く食べ切っていました。

そのうち誰かに聞いて焼酎につけてやわらかくして食べるようになり、
お酒が苦手な母は紅茶に浸してやわらかくしていました。
これもとても美味しくて
一時期いろんな種類の紅茶でやってみましたが
あまり香りが強くない紅茶の方が良いという結果に。
とくにアールグレイの香りは柿には微妙だったかな。

あと、はるは柿が苦手です。
曰く、「タネのまわりのきょときょとしたのが嫌」とのこと。
それを聞いた母(おばあちゃん)は
「そこがおいしいのに…」とつぶやいていました。

おばあちゃんはむしろそこが好き 笑

好き嫌いの理由って聞くと面白いですよね。
思いがけない返事がきたり、人によっていろいろで。


一言で柿と言っても品種も食べ方も本当にたくさんあって
はるも干し柿ならちょっと食べられます。

私が今までで一番おいしいと思ったのは、
木に残ったまま霜にあたり雪が降る頃枝から落ちた
激甘とろとろ状態の冷たい柿です。
(見た目はこれ食べられるのか?状態)

冷凍にすると似た状態になるようですが
枝に残って雪が積もったあのビジュアルも重要なのです。


なんだか、読書の話というよりは
単に柿のことを書きたかっただけでした。




ここ数日のぼたんくんは階段下が気に入ったらしく
ずっと階段の一番下で寝ているので
階段を通るたびにみんなにまたがれています。


熟睡していると思って通り過ぎようとすると
シュッと手が出て爪が当たるので油断できません。





読書日記[13]雑誌が好き4

2024-08-19 20:55:29 | 読書
雑誌のことを書いていたらもう4回目。
これで最後にします ^ ^





『広告批評』


毎月買って熱心に読んだのは10代後半から20代でしたが
その後もときどき購入していて、
よく見るCMの裏話とか広告を作る人の考え方とか
いろいろ知るのが楽しい。

購入数では、次いで『美術手帖』もあったのですが
こちらは昨年全て手放しまして。。。
手元に一冊もなかったです。


あとは特集によって買う本。



『H』
『SIGHT』

『CUT』もだけど、ロッキング・オンの雑誌は
面白い特集が多くて読みたくなります。
あと、とっておきたい表紙が多い。


『太陽』

どの号も魅力的で今でも本当は毎月買いたいぐらいですが
本をなるべく増やさないと決めてから買っていません (´・ω・)
この木村伊兵衛特集は特に好きで何回も読みました。


最後は子育て雑誌。




『MOE』(画像はムック本)
『かぞくのじかん』

もともとデザインの参考とか付録が欲しいとか、
いろんな理由で購入していましたが
子どもが生まれて5年ぐらいはかなり頻繁に買っていました。


『kodomoe(コドモエ)』は付録でミニ絵本がついてきて、
はると一緒に読むのが楽しみで。




この4冊は、特にはるが好きで何回も読みました。


『ノラネコぐんだん アイスのくに』

「ドッカーン!!」のところで
ためにためてバッとページをめくり、ばっさばっさと本をゆらすと大喜び。
ねこがかわいいし、このシーンをみたくて何度も読みました。


『なにからできているでしょーか?』

文字少なめでテンポよく読むと歌を歌っているようで楽しいし
イラストの中に発見がいっぱいあってこどもと話がはずみます。


『コモちゃんのかくれんぼ』

ふろくの本の中で、はるが一番喜んだ本。
読みすぎて表紙がやぶけてとれたのでテープで補強。
かくれんぼしている子を探すのも楽しいし
かくれんぼと並行して、違うできごともおこっていて
最後にそれがわかるのもとても良い。


『ねんねのおとがきこえるよ』

うちでは寝かしつけに最適な本でした。おすすめ。
おやすみなさいの時間になって、
家具も食器も本もおかしもみんな寝ているよ、という内容で
イスの「クークー カタカタ」や
ひざかけの「スヤスヤ フワンフワン」といった
みんなの「ねんのおと」を本当に寝息のように
声を出さずに囁くようにゆっくりゆっくり読むと、
80%ぐらいの確率ではるも寝ました 笑


どの本も思い出があって楽しい ( ・∇・)


好きな雑誌が多すぎて、まだ書きたいこともあるので
他のテーマにして、その時に載せようと思います。


ぼたんがどいてくれなかったので、テーブルのはじっこで撮影。





メロンの思い出と読書日記[12]雑誌が好き3

2024-08-17 12:07:23 | 読書
メロンというのは、
2004年ごろ飼っていたハムスターの名前です。

ずっと猫を飼いたかったのですが、
当時、一人暮らしで猫を飼える賃貸物件はほぼなく、
でもどうしても何か飼いたくて、
ハムスターを飼うことにしました。

ペットショップで迷いに迷って選んだのは
唯一わたしの手に乗ったジャンガリアンハムスターの雄。




寝ている時や眠そうなときに
「怖くないよ〜」とやさしく撫でていたら
手や膝に乗るのも嫌がらなくなり、
そのうちわたしの手の上で寝るようになりました。

飼い始めて2年後、ある日痙攣を始めたと思ったら
そのまま息を引き取りました。
たぶん寿命だったと思います。

とってもとってもかわいい子でした。

今も実はハムスターも飼いたいのですが
みんなに反対されるので断念 (-_-)

お盆はメロンとの日々も思い出していました。

おっとりかわいいメロンくんでしたが
ハムスターの臭腺は雄の方が発達しているらしく
メロンもなかなか強いにおいを発していたため
仕事部屋はいつもケモノ臭がしていて
結婚前によく家に来ていた旦那と二人、
「メロンの香り」と聞くと
今でもあのケモノ臭を思い出します (´-`)


さて、
読書日記の雑誌の続き。




『Casa RUTUS(カーサブルータス)』

気になった特集はけっこう読んでます。
この号は表紙の猫村さんの食器がかわいくて。
実物は高くてとても買えそうになかったので、この号を見て満足。
あと建築関係は買うこと多いかも。


『Pooka+』
この号は酒井駒子さんの特集本。
酒井駒子さんの絵も好きです。
画集並みに大きく綺麗に載せているので見応えがあります。


『KIMONO姫』
仕事で着物の展覧会のポスターを作ることになったとき
資料を探していて参考にしようと買ったのが最初で
その後毎月買うようになりました。

着物は、着こなす自信がないので買うことはないのですが
自分だったらこんな着物とこんな帯で、とかいろいろ考えるのは
すごく楽しい ( ・∇・)

着物関係の本、ほとんど手放しましたが
『豆千代の着物モダン』は今でもお気に入り。



テーマごと、着物と帯はもちろん
傘やバッグといった小物までこだわったコーディネートが絶妙。

着物に関する基礎知識や豆知識など
初心者にもとても分かりやすい一冊。





イラストに猫多めなのも嬉しい ФдФ  ニャァ


ちなみに着物に限らず和風のものが好きで
毎号すごく好きだったのは『季刊 銀花』。



杉浦康平さんの表紙デザインはどの号も本当に素敵です。




『lingkaran(リンカラン)』
『うかたま』
『nid(ニド)』

こういうスローライフ系の雑誌も好きです。
読んでいて癒される ( ´∀`)




『bec・tac(ベッタク)』

この本も、『nid』もムック本ですね。ムック本も好き。
同じテーマをさまざまな角度から追うようなの良いです。


『wandel(ワンデル)』
デザインが特に好きな創刊号とVol.3を持っていますが、
もともとVol.4までしか出ていないっぽい?かも。

紙面の使い方も面白いし、
綴じ込みの地図とか、大きくてすごくかわいい。





雑誌は次で終わりにしたいと思いますが、
終わるかな?

出番がないネコたち。



ぼたふわと読書日記[11]雑誌が好き2

2024-08-13 15:51:14 | 読書
はるが描いた絵を見せてくれたので
「かわいい!すごくかわいいよ!色もいい感じ!」
と感想を話していたところ
ふと視線を感じて反対側を見ると
寝ていたはずのぼたんとふわりが
「呼んだ?」みたいな顔でこちらを見ていました (ФωФ)

そうだよね。
毎日「かわいい」言われすぎて
自分たちのことだと思うよね 笑




風が入ってきてちょっと涼しかった日、珍しく一緒に階段で過ごすぼたふわ。



さて、
読書日記は雑誌の続きです。





『マルコポーロ』

毎月買っていたのに、
あのホロコーストの記事のとき、
本屋に行っても見つからなくて
そのまま廃刊になったことを後で知り、
会社の同僚から発売日当日に買えたと聞いて
とても羨ましかったのを思い出します。

ただ、今なぜか手元にこの号しかなくて。。。

過去9回、引っ越しするたびに本や雑誌を処分していたのですが
どうしても捨てられないものを実家に預けていたら
ある日、
私の部屋(2階)の荷物(半分は本)が重すぎるせいで
下の部屋の引き戸が開かなくなってきたのでなんとかするように言われてしまい。

荷物を運び出したのですが
だれも使わない部屋に放置されていた本たちは
紙が歪んでいたりしみがひどくて(たぶん湿気)……。

展覧会の図録など数冊はインク同士がくっついてしまって
ページがめくれなかったり (/ _ ; )

そのときダンボール数箱処分したので
持っていたはずの本や雑誌がなかったりします。
その中にあったのかも。ショックだなぁ (´ー`)





『pen』
『デザインの現場』
『+DESIGNING』

グラフィックデザイナーという仕事柄、書体とかロゴも好きで、
ポスターやチラシなどを見て「これいいな」と思うと
なんの書体か、ロゴなら誰が手がけたのか調べたりしています。

あと編集者さんの座談会や、デザイナーさんのインタビューとか
イベントの告知とか、雑誌はいろいろ読めて本当に楽しい。

関連して、こんな本も好き。




『もじモジ探偵団』

視力表の文字とか、郵便ポストの文字など
生活の中でよく見るけれど特に気にしないような文字について
アイアイ探偵と助手のネコくんが調べていきます。
子供の頃はまったく思いつかなかったけど
夏休みの自由研究で、こんなことできたら楽しかっただろうな。
近所のお店の変わった看板はなぜこれにしたのか、とか。


『タイポグラフィー・ブギーバック』

『ハリー・ポッター』の本文を5書体並べて比較したり
『古畑任三郎』の文字について考察したり
裏話みたいなものも沢山載っていてとても面白いです。


そういえば、
久しぶりに『+DESIGNING』を読んだら、創刊号でした。
創刊号は何冊かとってあって、『楽天マガジン』というのがあります。




「マウスひとつでお買い物」ってあるから
最初、楽天市場は雑誌と連動していたのかな?

雑誌の書きたいことが終わらない。。。
まだ続きます。

ぼたんくんと雑誌。