田舎暮らしの翻訳者 (My way of learning English)

海外ドラマや音楽を通して英語を学んでいる技術翻訳者のブログです。タイトル通り、田舎暮らしです。

久々のEurope....でも

2010年12月10日 | 音楽

ヨーロッパに行ったわけではなく、ロックバンドのEuropeの方です。

前回の記事で「ショッピングセンターでは別に行きたい店もなかったので」と書きましたけど、1箇所忘れていました。CD&DVDの処分セールをやっていた特設会場ではそれなりに真剣にCDを探しました。

国内盤を買うことは滅多にないんですけど、半額となれば、多少は気持ちが傾きます。試しに、Black Sabbath(というかHeavn & Hellなのかな?)のアルバムを探してみると、Ronnie James Dioの最後のスタジオアルバムとなった「Devil You Know」もあるじゃないですか。思わず手に取り、レジに走りそうになったものの、他にも何か掘り出し物が....と思いつつ、しばらくワゴンを端から端まで行ったり来たり。すると、「ヨーロッパ」という文字に目がとまり、ふとCDを取り出してみました。ジャケットは私の知っているEuropeとはかけ離れた印象。

シークレット・ソサエティ シークレット・ソサエティ
価格:¥ 2,520(税込)
発売日:2006-11-18

あのEuropeじゃないのかな?と思いつつ、ジャケットの文章を読むと、「ジョン・ノーラムの復帰2作目」といった趣旨のことが書かれていて、「やっぱりあのEuropeだ!しかもギターがJohn Norumだ!」と小躍りしたくなりました。ちょうど1週間ほど、自宅でJohn Norumの昔のソロアルバム(Total ControlとFace the Truth)をやたらと聞いていたので、偶然といえばあまりに偶然というか...必然だったのか...。

でも、ジャケットから想像する限り、私の抱いていたEuropeとは違うような...。「買ったら失敗かも」、「どこかでレビューでも読んでから買った方がいいんじゃないか」と不安はよぎりましたけど、John Norumを信じて買うことにしました。もちろん、手に持っていたHeaven & HellのCDは元の場所に戻して...。

久々にCDを衝動買いしたので、自宅に戻ったら、ステレオの前に直行。「ガツーン」という衝撃を期待しながら、「PLAY」ボタンを押したら...。

やっぱり、昔の音がそのまま出てくるわけないですよね。みんな成長しているんだし、ミュージシャンも色々な経験をして音楽に反映させるわけだし。

悪くはないのですが、私が期待していた音楽とはちょっと違う。1曲目を聞いたら、「このドラムの感じは、ちょっとなあ」と思い、どんどん曲をとばしていっても、「これだ!」という曲のないまま終わってしまいました。確かに、嫌いな感じではありません。でも、個人的には、Total Controlに収録されていた「Love is meant to last forever」とかFace the Truthに収録されていた「We will be strong」といった感じの曲を昇華させたものが聞きたかった。Europeに対する私のブランクが長すぎたんでしょうか。

Face the Truth Face the Truth
価格:¥ 1,931(税込)
発売日:2007-06-12

Europeはファーストアルバムからサードアルバムまでが私のお気に入りでした。でも、Final countdownが大ヒットし、John Norumが脱退して、なんだかポップ路線に向かってしまい、すっかり聴かなくなってしまっていました。Final countdownのプロモーションビデオも、スウェーデンの寒々しい様子を盛り込んだ映画仕立て(というか映画の一部を使ったんでしょうけど)の方が好きでした。溶接工らしき若者とその恋人、そこにJoey Tempestがからむというもので、当時のMTVで放送されたときには、食い入るようにして観たものです。

最初の印象が悪かったCDは、後になってえらくお気に入りになったりすることもあるので、しばらくしたら、また聴いてみようかと思います。「あれ、案外いい曲もあるな」なんて思うかもしれません。演奏する側が成長するように、聞き手も成長しますしね。


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