田舎暮らしの翻訳者 (My way of learning English)

海外ドラマや音楽を通して英語を学んでいる技術翻訳者のブログです。タイトル通り、田舎暮らしです。

久々のLP

2014年05月12日 | 音楽

 LP - 昔は誰もが知っていた言葉なのに、最近の若者の間では死語に近いらしい。高校生の子どもに「LPって知ってる?」と尋ねてみたところ、

 「LP?バンドのこと?何かの電子機器?」
 「違うよ。レコードのことだよ。」
 「へえー、そうなんだ。LPって言ってたんだあ。」
 昔(こういう言い方自体、年をとった証拠かも)は誰もが使っていた言葉だったのに…。

 ゴールデンウィーク、久しぶりに昔のLPを引っ張り出してみました。聴きたい曲があったので、CDにして、iPod Touchに入れてみようと思ったのです。

Turntable001

 「どのアルバムから始めようか…」と思いつつ、最初に手に取ったのは、Chastainというバンド。マイナー過ぎますかね。このバンドのLeatherという女性ボーカルが、女版Ronnie James Dioと言われる声の持ち主で、Dioファンの私としては、たまに聴いてみたくなるのです。

Chastainの「The Voice of the Cult」、「Ruler of the Wasteland」をパソコンに取り込んだら、次はThin Lizzyの「Black Rose」アルバム。フィギュアスケートの羽生結弦選手が使用して話題になった「パリの散歩道」(原題:Parisienne Walkways)のGary Mooreが在籍していた頃のアルバムです。

Blackrose001

Thin LizzyやGary Mooreのアルバムって、妙に郷愁を誘うというか、懐かしい風景を思い出させる音なんですよね。それがレコードから聞こえてくると、余計に心に響きます。

便利できれいな音のCDに対し、静電気やノイズが入り、摩耗するレコード。でも、「手のかかる子はかわいいもの」と言われるように、レコードには捨てがたい魅力がいっぱいです。

まずは、ジャケット。CDのジャケットがL版の写真だとすれば、レコードジャケットは四つ切りサイズの大判プリントといった感じ。レコードをかけている間、ジャケットの細部までじっと見入ることもしばしば。やはり迫力が違います。レコードはジャケットで衝動買いすることもありましたからね。

次が「盤面」。CDは単なる記録面。記録面を見ても楽しくありません。でも、レコードは違います。曲数や曲の大まかな長さが盤面だけで直感的にわかります。「おっ、この曲は長いな。バラードかな?構成の凝った曲かな?」などと想像が膨らみます。ターンテーブルで回転している盤面を見るのも楽しいものです。ある意味、メリーゴーランドですし…。

A面、B面という構成もいいですね。昔は、「A面は気に入ったけど、B面がなあ…」なんて会話もよくしたものです。今じゃレコードを話題にできる友人も少ないし、寂しいなあ。  「音楽ファイル」で音楽を聴く人には面倒に感じられるかもしれませんが、機会があるなら、回転しているレコードから奏でられる音楽を体験してみることをお勧めします。きっと音の暖かさを感じられることでしょう。レコードには「ゆらぎ」というCDで感じられないものもあるとか…。

Mistylady001

ついでに、浜田麻里のアルバムも引っ張り出してみました。この前、NHKのSONGSに出演していましたよね。相変わらずの声で、凄いなあ-と思う反面、私の好きな曲はあまり演奏されず、ちょっと残念でした。個人的に、「Rainbow Dream」の頃までが好きでしたね。「Blue Revolution」は期待して買ったのですが、ちょっと肩すかしというか、「あれれ...」というか...。 当時から感じていたものの、今聴いても、歌詞の英語はわかりにくい(発音的に)。

ただ、上(↑)の「Misty Lady」は、ジャケットの雰囲気といい、Paradiseの重々しいリフの感じといい、日本人のアルバムの中ではよく聴いた方でした。


2 コメント

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デノンのプレーヤーも (ぶらーべん)
2014-06-04 22:32:47
デノンのプレーヤーも
健在ですね。
(昔は、デンオン・・でした。)
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そうなんですよ。今じゃ「デノン」なんですよね。 (翻訳者)
2014-06-04 22:36:06
そうなんですよ。今じゃ「デノン」なんですよね。
中学生の頃、「デノン」って言ったら、オーディオ好きの友人から「それ、デンオンって読むんだよ」って言われたのですが...。
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