ダイヤモンドダスト

北の大地と日々の生活

ゆるゆる自治体備蓄なし。

2011年03月22日 | Weblog
朝いつものように北海道新聞を読んでいて、とても驚いた。
道内35市の主な非常用備蓄の一覧が出ていた。
そのうち6市は毛布の備蓄はあるものの非常食の備蓄はなし。
他の6市は毛布も非常食もなし、、、理由は「過去に大災害が
おきてないから」らしい。

たしかに北海道の太平洋に面している地域は今回の「東日本大震災」も
含めてかなりの頻度で地震はあるし、津波の被害も受けている。
・・・・が、そこから北に向かうほど(私の住んでいる内陸の旭川も含め)
大きな地震はほとんどないし、海岸部は別として、過去に津波の被害を
受けた事はもちろんない、と言うか聞いたことがない。

だからの自治体のゆるゆる感。

でもそれでいいのかな。
今回の「東日本大震災」の多くの津波の被害を受けたエリアは過去に
チリの津波の被害をうけそれを教訓として最大限の備えをしていた様。
それにもかかわらず今回は誰もが想像するよりも遥かに大きな津波が
来たようだ。そんな、想像もしてなかった事が起こりえるんです。

大きな地震が起こった事がないからと、安心していていいのかな。
旭川だって、市内から遠くに見える山は未だに噴煙を上げ続けている。
そんな噴火の被害もないとは言えない。遠く離れてはいるけれど・・・
川も多い。河川敷は広く整備されているけれど、異常天候で雨が降り続けば
増水し堤防が決壊するかもしれない。
大きな地震だって完全否定は出来ないんじゃない?

旭川の非常用備蓄状況は
毛布3500枚、アルファ米2万食・・・・・
旭川の人口は2月末現在で35万強、世帯数は17万3千弱・・・・ですよ。
極寒の地ですよ。足りません。
「アルファ米」は水やお湯で戻すだけで食べられるそうです。水は必ず
確保できるのですか?ガスが出てお湯は沸かせるんですね?
なんだか頭の中は???ばかりです。
旭川のこの備蓄量は地震で最大1万1千900人が被災すると想定しての
ものだそうです。う~ん、食事は水が出るならぎりぎり一回食べられそうだけど
毛布の計算合わなくないですか??というか、根本の想定被災人数が
少なくありませんか?35万強の人口に対して、どの場所が地震の被害を
受けると確信して(想定して?)最大1万1千900人と出したのでしょうか?

余裕を持って確保してください、市長さん。使わなかったら使わなかったで
いいじゃないですか。今回みたいに日本の他のエリアで災害が起こったときに
ド~ン、と送ることも出来るはず。市民のためだけではなくて日本のために
備えてください。

旭川や他の北海道の自治体のお粗末な備蓄状況じゃ自分で備えておくのは
必須です。ただ、出先だったりすると何も無いですよね・・・・

まだまだ広範囲で地震(余震?)がおきてますね。心が休まる事がなく不安
でしょう。一日でも早く不安が解消し、復興に向かえる事をお祈りしています。
微力ながら応援します。