最近のヒドイニュース:エルピーダメモリの倒産
国内大手の製造業、いや、DRAMメーカーとしては唯一の国内の企業の倒産である。負債総額は約4480億円。
法的には会社更正法の適用なのかもしれないが、詳しいことは判らないので“倒産”という俗語で表す。
テレビなんか見ていると、エルピーダメモリの坂本社長が、台湾・韓国などアジア勢の“量”、つまり価格の影響について再三言及していた。
少なくともテレビ番組を作っている人間と、会見につめた報道記者は、
価格で負けた
ことを原因にしようとしていた。
エルピーダメモリ操業当初、
「日本の経営者は責任をとっていない」
と語っていた同じ社長が、
同じ顔で
「量に負けた」
といっている。
本当にそうかいな?
責任をとる=退陣。ではないことくらいは一応判っているつもりなので、そこは問題視しない。
会社更正法適用なのに経営陣が刷新されないことを問題とする趣もあるが、今回は其処には触れない。
話がややこしくなるので、本題。
さて、本当に“価格”で負けただけ?それが原因であり、真因?
エルピーダは国外工場を所有していなかった?本当の意味で純国産?
そんなことはありえない。もちろん為替の影響が相当に大きいことも判る。
しかし、海外の労働力が安い。といってちゃっかり恩恵を受けていたはずだ。
つまり、
経営ミス。経営者の実力不足。
それだけでもないだろう。
“本当に品質が良ければ高くても売れる。売れる市場が有るはずだ”という言葉を、後生大事にしている考え足らずな人間が多いことや、
その言葉に、ある側面での真実が在ることも判っている。
が、
工業製品における “品質のよさ” とは、そう単純ではない。
原材料の差異がないと仮定して(他の分野ではこれが問題となることが多い)
品質のよい製品=高い技術力に裏打ちされた製品
と定義してみよう。
デジタル技術の粋たるメモリ関連部品においては、設計の勘どころを把握している、いわゆる職人と呼ばれる人間の技術が必要不可欠である。
だがそれは日本人だけの特権ではない。大昔の日本人がそうしたように、台湾・韓国等の後進国も、他所からもってきた先進技術のカット&トライを繰り返し、知識を蓄え、良い製品を作ってきている。
大昔の日本人がそうしたように。
技術者も認めないといけない。つまり、
技術力で負けた
じゃあなんで、価格で負けたっていう曖昧な言葉で、お茶をにごしているのか。
なんでそんなことしとるのか?
エルピーダの今の状況を“負け”とするならば敗因は、
・経営のミス
・技術力不足
であると書いたが、こんなちょっと考えれば判りそうな結論を、何で、誰も(テレビは)言わないのか?
……
「だって、何となく口当たりが良くて、あいまいなこと言っとけば、とりあえず時間は潰せるもんね」
「それに、日本の技術は今でも世界有数のものだって信じている日本人のメンツも立つしさ」
「なにより、経営者が悪いなんて言ったらスポンサーなくなっちゃうじゃん。オレらの給料誰がはらってくれるのよ(笑)」
テレビ局の人間が考えそうなことはこんなとこだろう。勤続年数の長い年齢が上の人間は特に。
……
テレビ局の報道姿勢はともかく、
もちろん今でも、日本がトップクラスに位置している分野は、それこそ無数にあるだろう。
今回のエルピーダの話は、過去の、そんな分野の、たったひとつの会社の話。
そう片付けても良いだろう。
ただ、原因、真因を探さなくては、同じことが同じように違う分野でおこりうるかも知れない。
技術で負けていているからといって、
日本が技術力を捨てて、中国みたいな人民元切り上げの政策金利を打ち出せるはずもない。
今後どうなるんだろう。
国の金まで使った企業が、海外資本に助けてもらうことはあっても、もってかれるような事態は無いだろうが、
まぁ、それすらどうでもいいことかもしれないけど。
“日本”はすでに負けてるし、これからも、もっともっと悪い方向に行くだろう。
残念ながら間違いないんじゃないか。
最近の明るいニュースはこれくらいかな、
■オナホールへの挿入速度や回数を計測し、Twitterやmixiにつぶやいて世界中とシェアできるソフトが開発される [ ギズモード・ジャパン ]
USB接続でPC上のエロゲと連動する“USBオナホール”という、非常に魅力的な製品が、一時期話題になりましたが、
同様製品の拡張機能として、明らかに拡張しなくてもいいところを拡張するためのソフトが発表されました。
“オナホールへの挿入速度や回数を世界中とシェア”
バカ丸出し!すばらしいね!
日本もマダマダ捨てたもんじゃない。
国内大手の製造業、いや、DRAMメーカーとしては唯一の国内の企業の倒産である。負債総額は約4480億円。
法的には会社更正法の適用なのかもしれないが、詳しいことは判らないので“倒産”という俗語で表す。
テレビなんか見ていると、エルピーダメモリの坂本社長が、台湾・韓国などアジア勢の“量”、つまり価格の影響について再三言及していた。
少なくともテレビ番組を作っている人間と、会見につめた報道記者は、
価格で負けた
ことを原因にしようとしていた。
エルピーダメモリ操業当初、
「日本の経営者は責任をとっていない」
と語っていた同じ社長が、
同じ顔で
「量に負けた」
といっている。
本当にそうかいな?
責任をとる=退陣。ではないことくらいは一応判っているつもりなので、そこは問題視しない。
会社更正法適用なのに経営陣が刷新されないことを問題とする趣もあるが、今回は其処には触れない。
話がややこしくなるので、本題。
さて、本当に“価格”で負けただけ?それが原因であり、真因?
エルピーダは国外工場を所有していなかった?本当の意味で純国産?
そんなことはありえない。もちろん為替の影響が相当に大きいことも判る。
しかし、海外の労働力が安い。といってちゃっかり恩恵を受けていたはずだ。
つまり、
経営ミス。経営者の実力不足。
それだけでもないだろう。
“本当に品質が良ければ高くても売れる。売れる市場が有るはずだ”という言葉を、後生大事にしている考え足らずな人間が多いことや、
その言葉に、ある側面での真実が在ることも判っている。
が、
工業製品における “品質のよさ” とは、そう単純ではない。
原材料の差異がないと仮定して(他の分野ではこれが問題となることが多い)
品質のよい製品=高い技術力に裏打ちされた製品
と定義してみよう。
デジタル技術の粋たるメモリ関連部品においては、設計の勘どころを把握している、いわゆる職人と呼ばれる人間の技術が必要不可欠である。
だがそれは日本人だけの特権ではない。大昔の日本人がそうしたように、台湾・韓国等の後進国も、他所からもってきた先進技術のカット&トライを繰り返し、知識を蓄え、良い製品を作ってきている。
大昔の日本人がそうしたように。
技術者も認めないといけない。つまり、
技術力で負けた
じゃあなんで、価格で負けたっていう曖昧な言葉で、お茶をにごしているのか。
なんでそんなことしとるのか?
エルピーダの今の状況を“負け”とするならば敗因は、
・経営のミス
・技術力不足
であると書いたが、こんなちょっと考えれば判りそうな結論を、何で、誰も(テレビは)言わないのか?
……
「だって、何となく口当たりが良くて、あいまいなこと言っとけば、とりあえず時間は潰せるもんね」
「それに、日本の技術は今でも世界有数のものだって信じている日本人のメンツも立つしさ」
「なにより、経営者が悪いなんて言ったらスポンサーなくなっちゃうじゃん。オレらの給料誰がはらってくれるのよ(笑)」
テレビ局の人間が考えそうなことはこんなとこだろう。勤続年数の長い年齢が上の人間は特に。
……
テレビ局の報道姿勢はともかく、
もちろん今でも、日本がトップクラスに位置している分野は、それこそ無数にあるだろう。
今回のエルピーダの話は、過去の、そんな分野の、たったひとつの会社の話。
そう片付けても良いだろう。
ただ、原因、真因を探さなくては、同じことが同じように違う分野でおこりうるかも知れない。
技術で負けていているからといって、
日本が技術力を捨てて、中国みたいな人民元切り上げの政策金利を打ち出せるはずもない。
今後どうなるんだろう。
国の金まで使った企業が、海外資本に助けてもらうことはあっても、もってかれるような事態は無いだろうが、
まぁ、それすらどうでもいいことかもしれないけど。
“日本”はすでに負けてるし、これからも、もっともっと悪い方向に行くだろう。
残念ながら間違いないんじゃないか。
最近の明るいニュースはこれくらいかな、
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USB接続でPC上のエロゲと連動する“USBオナホール”という、非常に魅力的な製品が、一時期話題になりましたが、
同様製品の拡張機能として、明らかに拡張しなくてもいいところを拡張するためのソフトが発表されました。
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バカ丸出し!すばらしいね!
日本もマダマダ捨てたもんじゃない。
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