
フェルナンドは13歳の若さでデビューしボリビアのフォルクローレ界の大御所エルネスト・カブールと共に初来日以来「ロス・チャスカス」などと何度も来日しているそうだ。
「黄金のサンポーニャ」賞を若くして受賞したフェルナンドのサンポーニャ演奏はすばらしかった。
ギターのエルネスト河本、チャランゴの島田静江、サンポーニャ、ケーナの武田耕平(彼はまだ18歳くらい!だけどすごくうまい)、の日本人3人とのセッションはリズムに乗って聴衆はずっと手をたたきっぱなし。
私の周りのお客は古くからのフォルクローレ愛好家が多いみたいで、年配の人だけど、どの曲もよく知っているようで、身体で曲に乗っていたようだった。

コンドルは飛んでいく、スマ・カンタティ、エル・チョクロ、ラス・カネリータスなど、日本で有名な曲、彼の自作作品など、乗れる曲が多かった。

実はこのコンサートは昨年の私の展覧会「南米ボリビアの風」に来てくれた時に知り合いになった関東フォルクローレ連盟の方からお知らせをいただいたのだった。
彼女と隣りあわせで手をたたきフォルクローレを心地よく楽しめた。
彼女はもう20年もフォルクローレのグループ「ブランカ・ロサ」(白い薔薇)でギターを弾いているそうで、いい頃合いににフィ~フィ~♪と口笛を吹き鳴らして乗っていた。
楽しいコンサートだったなぁ♪
今回はとてもラッキーなことに演奏が終わって会場の外に出てきたフェルナンドの写真を撮ることができた。
下の写真は演奏後、サインをしているところ。かすかに写っているのは武田耕平さん。