オーバーアクション

サッカーの話でビートたけしが良くオーバーアクションのことを話すが、空手でもある。
寸止めだがどのくらいまで近づければポイントを取ってくれるのかわからない。多分審判によるんだろう。
結局かするくらい近くまで攻撃を寄せることになるのだが相手によってはここでオーバーアクションが出てくるのである。
武道からスポーツに変わった空手としてはルールに縛られる。少しでも当てたと思われたら反則注意を取られる。
これが重なれば反則負けである。俺がやってた頃はまだこういうルールを作っている最中だったせいか反則注意をなんかいすると負けになるかはっきりしていなかったのだと思う。
俺は最大1試合で5回反則注意を受けた。5回かすったのだ。相手はプギャーとか言って倒れたりもするが、手ごたえがないんだから俺にはオーバーアクションだとわかっている。
しかし審判にはわからないのだ。俺は負けた。
ちなみに俺は反則負け以外で試合に負けたことはほとんどない。つまり相手にポイントを取られたことはほとんどない。
こっちは相手に5発攻撃を加え、逆に1発も相手の攻撃を受けていないのに相手の勝ちにするのは武道としてどうか、と言う論議もあった。
でもるルールだからな。無防備注意とかも採用するかとか話も出ていたが、今は結局どうなったのか知らない。
もう何十年も昔の話だ。
社会人になってから一切空手にかかわっていないからな。