東京大学 分子細胞生物学研究所 加藤茂明グループの論文捏造、研究不正

東京大学 分生研 加藤茂明教授の研究室による類似画像掲載論文について (うっかりミスか?偶然か?研究不正か?)

朝日新聞:東大43論文に改ざん・捏造疑い 元教授グループ

2002-04-05 21:06:02 | 報道一覧

http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY201307240640.html

東大43論文に改ざん・捏造疑い 元教授グループ

 【瀬川茂子】東京大学の調査委員会が、分子細胞生物学研究所の加藤茂明元教授(54)のグループの論文について、改ざんや捏造(ねつぞう)、もしくはその疑いがあると認定し、計43本は撤回が妥当と判断していることがわかった。ほとんどが、実験結果の証拠にもなりうる画像の不正だった。加藤元教授は撤回に応じるという。これだけ多くの論文が改ざん・捏造とされたのはきわめて異例だ。

 加藤元教授は国内を代表する分子生物学者で、有名雑誌に多数の論文を発表してきた。数々の研究プロジェクトも進め、一連の研究には20億円以上の公的研究費が投じられている。改ざんなどが指摘された論文には20人以上の研究者が関わっており、こうした論文で得た博士号などの学位が取り消される可能性もある。

 調査報告によると、骨ができる仕組みやホルモンが作用する仕組みに関する研究など、これまで16年間に発表された計165本の論文を調べた結果、画像の合成や使い回しなどの不正が判明。43論文について、「画像の反転・複製」など改ざん25カ所、「画像の合成」など捏造26カ所などを指摘した。

http://megalodon.jp/2013-0725-0740-50/www.asahi.com/national/update/0725/TKY201307240640.html


論文不正問題に関する早急な情報開示の要望書

2002-04-05 21:06:02 | 日本分子生物学会(早急な情報開示の要望書

・2012.11.8 日本分子生物学会が、「論文不正問題に関する早急な情報開示の要望書」を公開しました。


平成24年11月8日

東京大学総長 殿

東京大学分子細胞生物学研究所長 殿

 

特定非営利活動法人日本分子生物学会

理事長 小原雄治

 

加藤茂明元分子細胞生物学研究所教授の論文不正問題に関する

早急な情報開示の要望書

 

 日本分子生物学会は生命系の我が国最大規模の学会です。その中で貴大学所属の会員数が最大であり、日頃よりの貴大学のご支援に感謝いたします。

 

表記の件につきまして、貴大学分子細胞生物学研究所加藤茂明元教授が本年3月末に貴大学を辞職されたことが4月5日付けの新聞報道で明らかにされています。それによりますと、加藤元教授が発表された論文に不適切な処理があったことの監督責任をとっての辞職で、貴大学に調査委員会が設けられ、調査が進んでいるとのことです。

 

日本分子生物学会では加藤元教授が日本分子生物学会の会員で、元理事でもあり、研究不正に関する若手教育担当メンバーの1名であったという事実から、この問題を当初より憂慮してきました。研究倫理を積極的に啓蒙する立場にある会員が起こした不祥事の責任を痛感し、本学会の責任および再発防止に関して協議を重ねてきております。しかし、大変残念なことに、今回の件が4月始めに報道され公知の事実となってkらすでに半年以上が過ぎましたが、加藤元教授が行った研究に不正があったのか、あったとすればどのような事実があったのかという情報が、貴大学から未だに全く報告されておりません。

 

加藤元教授が行った研究活動に対する全責任と研究データの瑕疵を調査できる唯一の機関である貴大学による真相の公表なしには、この問題の本質の理解とそれに対する適切な具体的対応策の検討はできません。この問題は、単に研究者個人の問題に留まるものではなく、科学者コミュニティが「自浄作用」を発揮し、その社会的責任を果たす必要のある、いわば日本の科学界全体にとって重要問題であり、かつひ火急の対応が必要な問題と認識しております。このような状況下、貴大学の対応は、新たな問題を生じつつあると考えます。


研究成果はいうまでもなく全世界の研究者、全人類が分かち合う共通の知的財産です。もしそこに大きな瑕疵があるようでしたら、研究者あるいは責任機関は迅速に訂正あるいは削除する強い義務があると考えられます。間違った件食う成果をもとに研究が進められるなら、全世界的規模で研究者や学生の貴重な時間のみならず、研究に使われる予算などの大きな損失になります。特に、加藤元教授の研究は世界的にも競争が激しい分野であり、医学的な側面も強いことから大きな注目を上げてきました。また、加藤元教授の発表された論文はいわゆるトップジャーナルの多数の発表があり、これによって大型予算を獲得して来た経緯を考慮すると、その影響は研究者のコミュニティのみならず、社会への影響は多大なものと想定されます。また、正確な情報を社会に迅速に発信することこそがそのような研究不正に対しての防止策を策定する貴重な情報であsると考えます。


研究不正に関する調査は大変な労力と時間を要することは十分に理解しております。加藤元教授の研究(不正)に関する全貌と調査結果の詳細に関しての迅速な開示が行われることが理想ですが、少なくとも中間報告などによる経過報告により情報をコミュニティに伝えることは、無駄な研究に時間と労力を割くことを避け、関連団体が研究不正防止に対するさまざまな対応を講じるために非常に有効かつ重要であると考えます。

 

上記の点をふまえ、日本分子生物学会は貴大学と調査委員会および分子細胞生物学研究所に対して以下のことを強く要望するものであります。

 

- 加藤元教授の研究(不正)に関する全貌と調査結果の詳細に関する迅速な開示

 

- 迅速に開示できない場合は、中間報告などの形での早急な経過報告

 

- 不正があったと判断された論文の早急の訂正あるいは撤回

 

以上、早急にご対応いただけますようお願いいたします。

 


 

魚拓コピー→  http://megalodon.jp/2013-0603-0939-36/www.mbsj.jp/misc/youbou_20121108.pdf


American Society for Microbiology: Publisher's Expression of Concern

2002-04-05 21:06:02 | Expression of Concer

朝日新聞:東大教授が引責辞任 論文に不適切データか

2002-04-05 21:06:02 | 報道一覧
朝日新聞:東大教授が引責辞任 論文に不適切データか


 米国の科学誌に2003年に載った論文の研究データに不適切な処理があったとして、東京大学分子細胞生物学研究所の加藤茂明教授らが論文を取り下げたことがわかった。加藤教授は3月末、監督責任があるとして東大を辞職した。この論文を含め複数の論文でデータの使い回しや加工の疑いがあるとの指摘が大学外からあり、東大は調査委員会を設けて調べている。

 取り下げられた論文は、難病の仕組みを研究したもので、著名な科学誌「セル」に掲載された。加藤教授が指導監督した。取り下げの詳細な理由は明らかにされていないが、加藤教授らは実験結果の図について「実験データを正しく反映できていないなど不適切な処理があった」と同誌に説明している。一方、論文投稿時に加藤教授の研究チームに所属し、論文の筆頭筆者だった群馬大の教授は、取り下げに同意しなかった。

http://megalodon.jp/2012-0405-2107-13/www.asahi.com/national/update/0405/TKY201204040919.html

http://www.asahi.com/national/update/0405/TKY201204040919.html

読売新聞:東大、論文不正疑惑を調査

2002-04-05 21:02:58 | 報道一覧
読売新聞:東大、論文不正疑惑を調査

 東京大学は5日、米国の有力科学誌「セル」などに掲載された同大分子細胞生物学研究所の加藤茂明教授らの論文に不正があったとの通報を学外から受け、調査を進めていることを明らかにした。

 加藤教授は論文執筆の責任を取り、3月末で辞職した。

 同大によると、今年1月、加藤氏の関わった論文24編に捏造
ねつぞう
や改ざんの疑いがあるとの通報が、学外から郵送で寄せられた。通報に24編の掲載時期や表題が具体的に記されていたことなどを同大は重視し、科学研究行動規範委員会で、研究データの捏造、改ざん、盗用といった研究不正の有無を視野に、通報翌日から調査を始めた。

 加藤氏らは、「セル」に2003年に掲載された論文について、「図表がデータを正確に表していない」として3月に取り下げていた。

 同大は、同委員会の結論を待って、処分するかどうか決める。加藤氏は「すべて大学側に判断をゆだねており、現在はコメントすることはできない」と話している。

(2012年4月5日 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20120405-OYT8T00930.htm?from=osusume

NHK: 東大 論文“不適切疑惑”調査

2002-04-05 20:55:02 | 報道一覧
NHK: 東大 論文“不適切疑惑”調査
4月5日 18時58分

東京大学分子細胞生物学研究所のグループが発表した複数の論文にデータのねつ造や改ざんの疑いが指摘されていることから、大学は、調査委員会を設け、不適切な行為がなかったか詳しく調べることにしています。

データのねつ造や改ざんの疑いが指摘されているのは、東京大学分子細胞生物学研究所の50代の男性教授のグループが発表した複数の研究論文です。
東京大学によりますと、ことし1月、この教授が関わった24の論文に「データのねつ造や改ざんの疑いがある」という情報が学外から寄せられたということです。
このうち、平成15年にアメリカの著名な科学雑誌「セル」に掲載された論文は、先月29日に掲載を取り消す措置が取られていたことが分かりました。
大学は、ことし1月に調査委員会を設けて関係者の聞き取りなどを続けていて、今後、不適切な行為がなかったか詳しく調べることにしています。
研究グループを指導する教授は、分子生物学や生化学などの分野で国内の第一人者とされ、複数の学会で受賞歴がありますが、一身上の都合を理由にことし3月末で大学を辞職しています。

http://megalodon.jp/2012-0405-2054-09/www3.nhk.or.jp/news/html/20120405/k10014245331000.html

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120405/k10014245331000.html

西日本新聞: 東大が論文不正疑惑を調査 論文取り下げ、教授は辞職

2002-04-05 20:50:08 | 報道一覧
西日本新聞: 東大が論文不正疑惑を調査 論文取り下げ、教授は辞職

2012年4月5日 19:11 カテゴリー:科学・環境
 東京大分子細胞生物学研究所の加藤茂明教授が発表した複数の論文に、捏造や改ざんなどの不正を疑う指摘があり、東大が専門委員会で事実関係を調べていることが5日分かった。

 加藤教授は3月末、米医学誌セルに2003年に掲載された遺伝子疾患の仕組みに関する論文に、不適切なデータの処理があったとして論文を取り下げ、大学を辞職した。東大によると、辞職の理由は「一身上の都合」という。

 東大には1月、この論文を含む計24本に不正の疑いがあるとの指摘が外部から寄せられた。加藤教授の辞職後も調査は継続しており、不正があると認められた場合は処分を検討する。

http://megalodon.jp/2012-0405-2053-11/www.nishinippon.co.jp/nnp/item/295658

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/295658