エリヤフ・ゴールドラット博士の「The Choice」を読み終えた。
思えば、博士の著の「The Goal」を読んで感銘を受けた後に買った本だから、本棚で10年以上眠っていたかも…(読み終えた記憶が無い…)
先日、TOCクラブのWEB講演を聴いて、興味を感じたことから、本棚から引き摺り出して一気に読み進めた次第…
本書の内容は、実際の企業コンサルタントを行った際のゴールドラット・レポートの一部を織り交ぜながら、博士と娘の架空の会話を通した、ビジネス社会から「充実した人生を手に入れる」という命題に至る小説として、多くの気付きを読者に与えてくれる内容だった。
ダイヤモンド社からのビジネス本として書かれた本書のエッセンスは…
充実した人生を手に入れる為に必要な能力とは「Think Clearly」…明晰に考える力
それを阻むのは4つの障害は…「ものごとを複雑だと考える」「人のせいにする」「対立は仕方がないと考える」「わかっていると考える」
これらはいずれも、自分のちっぽけな価値観により引き起こされる先入観によって形成されるもので、問題を遠ざけ、学びを妨げるレシピに他ならない。
「人のせいにして」愚痴を言い続ける人生を過ごすか?Think Clearly(明晰に考える)を日々訓練して充実した人生を叶えるか…それは我々の「The Choice」次第。
我々は、より良い世界を創ることが出来ると言うもの。
で、、4つの障害を乗り越える思考は…
① 「ものごとを複雑だと考える」⇒「ものごとは、そもそもシンプルである」
② 「人のせいにする」⇒「人はもともと善良である」
③ 「対立は仕方がないと考える」⇒「WIN-WINは常に可能である」
④ 「わかっていると考える」⇒「わかっているとは決して言わない」
科学者のように「明晰に」考えることが肝要。
では、この4つの障害の典型的な事例を、日常行う「なぜ?」と言う質問から紐解いてみると…
日常行う「なぜ?」と言う質問には「良い問い」と「悪い問い」が有る。
「悪い問い」とは問題解決に繋がらない問い…
典型的な例:問題解決に繋がらない問いをした時には…
・問題解決から遠ざかる
・言い訳を引き出す
・相手を落ち込ませる
・相手の怒りを買ってしまう
・人間関係が悪くなる
失敗した時…「なぜ?」と問いかける、自問自答もする…
人間は誰もOSに近い自己防衛本能が備わっているゆえ、プレッシャーを感じて言い訳したくなるのが実態…
悪い質問は、「どれだけ進んだ?」「問題な無いって言っただろう?」「なぜ遅れているんだ?」…いずれも変えられない過去を質問して人を責めている。
良い質問は、「あと何日ある?」「これから問題発生するとすれば何?」「何か助けられないか?」…変えられる未来を質問して人を助けている。
例えば…思ったように行かない時…「なぜだ?」と自分を責めても問題解決には行きつかない。
これは、目標である「The Goal」を定義していないからに他ならない。
良い問いとは「目標に繋がる問い」でなければならない訳で、「The Goal」無くして、問題解決は無い!!
つまり、目標である「The Goal」無きところに、「良い問い」は立てられない!!
そして、自ら常識を既成概念として疑問に思うコトが問題解決「なぜ?」の出発点として捉えることで、新しいヒントを導き出していける。
4つの障害を乗り越えて、明晰に考える力を身に付ける事で、人と協力する力、失敗を乗り越えるスタミナが養われ多くのチャンスが目の前に開けてくる。
これは十分に意義のある成功に結びついていく…
そして充実した人生を送る事が出来るだろう。
還暦過ぎで読み返すとこんな感覚…
中々考えさせられる良い本でした。
思えば、博士の著の「The Goal」を読んで感銘を受けた後に買った本だから、本棚で10年以上眠っていたかも…(読み終えた記憶が無い…)
先日、TOCクラブのWEB講演を聴いて、興味を感じたことから、本棚から引き摺り出して一気に読み進めた次第…
本書の内容は、実際の企業コンサルタントを行った際のゴールドラット・レポートの一部を織り交ぜながら、博士と娘の架空の会話を通した、ビジネス社会から「充実した人生を手に入れる」という命題に至る小説として、多くの気付きを読者に与えてくれる内容だった。
ダイヤモンド社からのビジネス本として書かれた本書のエッセンスは…
充実した人生を手に入れる為に必要な能力とは「Think Clearly」…明晰に考える力
それを阻むのは4つの障害は…「ものごとを複雑だと考える」「人のせいにする」「対立は仕方がないと考える」「わかっていると考える」
これらはいずれも、自分のちっぽけな価値観により引き起こされる先入観によって形成されるもので、問題を遠ざけ、学びを妨げるレシピに他ならない。
「人のせいにして」愚痴を言い続ける人生を過ごすか?Think Clearly(明晰に考える)を日々訓練して充実した人生を叶えるか…それは我々の「The Choice」次第。
我々は、より良い世界を創ることが出来ると言うもの。
で、、4つの障害を乗り越える思考は…
① 「ものごとを複雑だと考える」⇒「ものごとは、そもそもシンプルである」
② 「人のせいにする」⇒「人はもともと善良である」
③ 「対立は仕方がないと考える」⇒「WIN-WINは常に可能である」
④ 「わかっていると考える」⇒「わかっているとは決して言わない」
科学者のように「明晰に」考えることが肝要。
では、この4つの障害の典型的な事例を、日常行う「なぜ?」と言う質問から紐解いてみると…
日常行う「なぜ?」と言う質問には「良い問い」と「悪い問い」が有る。
「悪い問い」とは問題解決に繋がらない問い…
典型的な例:問題解決に繋がらない問いをした時には…
・問題解決から遠ざかる
・言い訳を引き出す
・相手を落ち込ませる
・相手の怒りを買ってしまう
・人間関係が悪くなる
失敗した時…「なぜ?」と問いかける、自問自答もする…
人間は誰もOSに近い自己防衛本能が備わっているゆえ、プレッシャーを感じて言い訳したくなるのが実態…
悪い質問は、「どれだけ進んだ?」「問題な無いって言っただろう?」「なぜ遅れているんだ?」…いずれも変えられない過去を質問して人を責めている。
良い質問は、「あと何日ある?」「これから問題発生するとすれば何?」「何か助けられないか?」…変えられる未来を質問して人を助けている。
例えば…思ったように行かない時…「なぜだ?」と自分を責めても問題解決には行きつかない。
これは、目標である「The Goal」を定義していないからに他ならない。
良い問いとは「目標に繋がる問い」でなければならない訳で、「The Goal」無くして、問題解決は無い!!
つまり、目標である「The Goal」無きところに、「良い問い」は立てられない!!
そして、自ら常識を既成概念として疑問に思うコトが問題解決「なぜ?」の出発点として捉えることで、新しいヒントを導き出していける。
4つの障害を乗り越えて、明晰に考える力を身に付ける事で、人と協力する力、失敗を乗り越えるスタミナが養われ多くのチャンスが目の前に開けてくる。
これは十分に意義のある成功に結びついていく…
そして充実した人生を送る事が出来るだろう。
還暦過ぎで読み返すとこんな感覚…
中々考えさせられる良い本でした。