レッド・ドワーフ号

2010-06-19 20:50:20 | 日記
ワウワウ海外ドラマナビに、レッドドワーフ号カムバックのニュースがあります。
イギリスのSFもののシットコムで、という事は謎の円盤UFOと大体同じですが、
これもちゃんと「吹き替えが良くて熱心なファンが付いている」と書いてあります。

確かシンプソンズがテレビ神奈川で放送しているくらいの時期に、一度教育テレビで
深夜に一挙放送していた事がありましたが、それ以来見ていません。

今回のがリメイクでなく「カムバック」と書いてあるので、というかそれ以外書いてないですが
同じ俳優さん、同じ声優さんで新たに見られるのならいいと思います。

今書店で毎週スパイ大作戦を売っていると思いますが、
同形態のDVDで、奥さまは魔女がありました。

発売元が違うので、対抗意識か分かりませんが声優さんのお名前が入っていませんが、
吹替の帝王サイトで大塚周夫さんが中村正さんのお名前に言及なさった事が
影響してるのかなと、ちょっと思いました。
同じく中村さんがナレーションをなさった映画リメイクが入っているからです。

奥さまは魔女も、スパイ大作戦も、全シーズンDVDが出ているはずですが、
書店に並ぶ事で新たに目を引いて、ゆくゆくは吹き替えも市民権を得てとか
そういう物量作戦なのかもしれません。

ところで、それは非常にいいのですが、肝心の吹き替えの文献の扱いは
どうするのかなと思います。

一番破格に詳しいのが吹き替え本3「とりみきの映画吹替王」(2004)で、
しかも贅沢な声優単独インタビュー(何十人も)のトップが大平さんで、

「洋泉社が地位を利用して吹き替えの世界に踏み込むだけ踏み込んで楽しんで、
 シンプソンズの吹き替え中断などのトラブルには首を突っ込みたくなくて結局」というのが
一目瞭然になるようになってしまっています(笑)。

2004年に本が出るという事は、それ以前の制作の時期は、
中断があからさまに分かってきた頃だと思います。

という事は、インタビューに応じて下さった声優さんの多くは、
やはり端的に、とり氏や映画秘宝や洋泉社がフォックスに掛け合う事を望んでいたと思います。

クラシック吹き替えの声優さんとしてお名前を挙げたい方のインタビューが殆ど載ってて、
この本さえテキストとして使えれば問題ないのでしょうが、多分そこが引っ掛かっているんだと思います。

これさえクリアすれば、額田さんのインタビューが載っている他の本なども
まとめて吹き替え本として、扱えるかもしれないんだと思います。

クラシック海外ドラマについては結構雑誌などに載っているのに、
記名だけでなく突っ込んだ記述がされているのはやけに新しい声優さんばかりなのは、
そこに原因があるのかもしれません。

とり氏の本を除外した洋画吹き替えの一番いい本となると、
やはり日曜洋画劇場の「映画はブラウン館の指定席で」になるんだと思いますが、

これ、アマデウスの頃のムックなので、多分図書館とテレビ朝日にしかないです(笑)。
もちろん、日曜洋画劇場放送分の資料しかないです。

結局そうやって本がないから、吹き替え自体はテレビや映画ですが、
そっちに悪影響があるんだと思います。

という事は、それをひっくり返すほどのインパクトがないと、
クラシック吹き替えがまとめて「あれはあれで楽しかったよね」の世界に
入れられてしまうのかも知れません。

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