官庁の御用始めと証券取引所の大発会の日です。いよいよ正月休みも終わり、通常の生活が始まると感じる日ですね。
『御用始め』の御用とは、宮中や政府の用命を指します。時代劇ではよく「御用、御用!」と捕り方たちが叫んでいますが、奉行所(お上)の御用という意味だそうです。
『大発会』は日本の証券取引所で、新年初の立ち合いが行なわれること。取引所にはいかつい証券マンとともに晴れ着姿の女性が居並び、内鐘を鳴らして景気よく売買がスタートします。
私が日本橋の証券会社に勤務していたときも、成人式を迎える女性社員などが美しい振袖姿で大発会に参加していました。
華やかななかにも新しい年のビジネスが始まるという緊張感のあるセレモニーです。
女性が和風に髪をセットし、振袖の着物を着付けるにはかなりの時間がかかります。多分、参加する女性社員は夜中に起き、午前2~3時くらいに美容室に行っていたのではないかと思います。
株の世界は景気付けや験の良さを大切にする世界。
若く美しい華やかな振袖姿の女性は、大発会に欠かせない風物詩のひとつといえるのでしょうね。
はたして今年の景気はどう動いていくのか、ぜひ私たち庶民の懐が潤う方向に行ってほしいものです。
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