
私が幼い頃に大ヒットしたのが、『柿の木坂の家』という歌謡曲です。
『柿の木坂の家』は作詞・石本美由起さん、作曲・船村徹さん、歌は青木光一さんで、昭和32年に空前の大ヒットとなりました。
哀愁を帯びたメロディーに、故郷を思わせる歌詞が見事にマッチした名曲。歌手・青木光一さんの伸びやかな歌声が胸に沁みます。
曲中で「♪秋には柿の実が熟れる」と歌われた柿の木坂は、広島県廿日市市の汐見坂(明石峠)をイメージしたものだそうです。
汐見坂は広島・津和野街道の明石峠に向かう場所にあります。かつては安芸国の戦国大名・毛利元就と周防国の大名・陶晴賢が戦った古戦場としても有名です。
峠からは遥かに瀬戸内海が望め、古道には一里塚の石碑が残る情緒あふれる坂だとか。
いつか、いちど訪れてみたい場所ですね。
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