
このお二人、まったりした空気でよかったのに、へちょい最期だった。
しかも後日出てくる写真が結構怖い…火サスみたいだった。
さて、PF全12話のなかで、バララントの兵士が確認されたのは何回あっただろうか?? 谷に浮く要塞にはまるで無人ATが配備されていたかのように、自爆装置を操作するさえATだった。第9話で極北基地に超寒気団が到来した時、一番初めに凍っていく場面がAT内のバララント兵で、「あ、無人じゃなかった!」と思った。その後に2回ばかりATから転がり出た場面があったと思うが、いずれもヘルメット装着状態で生身の人間と判別が付き難い。ボトムズ初見の人には、アストラギウス銀河の二大勢力であるバララント軍とは何者なのか不思議ではなかったろうか。
台詞がどうも親切というかヒネリがないというか甘さを感じるなぁという感想は第8話に続いて第9話も感じた。TV本編もこれまでのOVAも、印象深い言葉のやりとりや心に残る台詞がいくつも出てきた。それまで第三者としてただ物語を追っていた気持ちを、一瞬ギクリとストップさせられるくらいのインパクトがあった。
多分、PF小説版では個性豊かに描かれているのだと思うが。バーコフのだらだら説明台詞が多い…そういう役回りだがちょいとしつこい。逃げやズルさも消えるし。ゴダンはキャンキャン騒ぎ立て過ぎ…最初の頃はそうでもないのだが、気心が知れると甘えるのかw それに対して意外にコチャックはそう文句タレでもなく見える。
ところでワップの最期、気の毒過ぎて笑いも泣きもできなかった…あんな状況はなんとも心理的に怖いし。こちら側が散々殺戮しているバララント兵が死ぬ時は、CGのロボットがクシャっと壊れるだけだ。人と人の命の奪い合いには見えず、顔のない敵という感覚だ。それで救われている部分も沢山ある。その分、まず死神シラスコを追う男がゴダンに撃たれた場面が生々しくて怖い。その後のキリコの表情も。(ここ、ゴダン自体は情けなくておかしいんだがww)それからコチャックとゴダンの最期は絵的にも怖い。ザキは可哀想過ぎて苦しい。バーコフはそれより前のワイズマンで発狂する様子がなんとも不気味。…おそらく最近のアニメ描写ではふつうか軽い方なのだろうが…自分は苦手w
また、様々の出来事のなかで、キリコの微動だにしない様子が時々本当に人間味がないように見えてそれも怖い。まるで驚く係、止める係、騒ぐ係、と役割が決まっていて、キリコは黙る係、たまに正論を言う係、これでは出来過ぎ君だw …と思ったらレッドショルダー(RS)秘話から、異能生存体まで結構しゃべった。それも切なそうに…ついに見つけた同類、でもまた確信まで至っていない、という感じだろうか?それにしても何故ここでザキがRSについて指摘したのだろうなぁ?最初から知っていたけど黙っていたのか…敵陣の真っ只中で戦闘の合い間に、ギャアギャア喧嘩したり仲間意識が芽生えたり…ここの会話はいまいち咀嚼できていない。次に見たら印象が違うかも知れない(^^;