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東京連続集会16(6)

2006-03-27 | 東京集会
『佐藤勝巳 救う会会長の講演 その1』



佐藤でございます。
今、皆さんの話を聞いておりまして日本は大分変わったんだなぁと言うふうに、私自身は感動いたしております。
私は朝鮮問題に関って間もなく半世紀経ちます。
こんなふうに世の中が変わるっていう、本当に凄い、ドラスティックな変わり方をしているわけです。

一例を申しますと、在日朝鮮人つまり総連のですね。
商工会の大幹部が埼玉県越谷にバッティングセンターを作ったんです。
その総連の大幹部の親友と私が親友ですから、バッティングセンター開所に当たってビールを飲みに行かないか?と言うのであぁ行きましょうと行ったんです。
そしたら紅白の幕が張ってあって、入り口があって、花輪がある。
左側には自民党・中村梅吉、これは法務大臣です。
右側には衆議院議員・中曽根康弘。
へぇ~~。

で、まぁ宴たけなわになりまして、主催者がビール注ぎに来たから、
「表にある花輪の二人は、朝鮮総連から見たら戦う敵じゃないのか?敵が何で花輪を送って来るんだ?あれどういうわけ?」
って聞いたら、私よりその人は10歳くらい上ですから今生きていらっしゃれば80代半ばくらいですよね。
彼は真面目な顔をして俺をまじまじと見て「佐藤さん、あんた朝鮮問題何年やってるんだ?」と聞くから真面目に「何年」と答えたんです。

大体社会党の国会議員なんかに献金をしても何の役にも立たないんだと。
本当にやってくれるのは権力を持っている人たちだと。
あれ豊島区ですから、中村梅吉って言うのはその人の家から直線で300メートルくらいです。
中村さんの親分って言うのは中曽根康弘ですから、この人たちに大変な献金をしているから花輪が出てるんですよ。
役に立たない党に金使ってもしょうがないんだと言ってるわけです。
表向きは社会党や共産党と連携している。
しかし実態は。
だいたいパチンコ疑惑の時に国会で質問した新潟県出身の秦豊は貰った金は30万ですよね?
後藤田さんは500万ですよね?
大体それくらい違うんです、金の額が。

その今の金額と言うのは私裏を取ってるわけではないんだが、国会周辺に出回った資料に書いてある。
それで貰った資料に私がどうして国民生活課長やっとった警察庁の課長に、「この表間違いないですか?」と確認をしたら、「大体間違いがないですね」と答えたのが、平沢勝栄なんです。(笑い声)
当時、あれは課長をやってましたから。
だから警察の持ってる資料と私の持ってる資料、金額はほぼ一致しておったんです。
そういう時代でしたよ。

ですから今言った、朝鮮総連の施設に固定資産税をかけない、免税にする。
私だったら常識、当たり前だろうと。
あれくらいたくさん金貰ってるんだからそれ位しなければならんだろうと、いうふうに半世紀近くこの問題に関って来ると、大体精神状態が汚染されてくるんですね、こっちも。(笑い声)
でね、別に驚かんわけですよ、固定資産税免税なんて言っても。

で、不審船が来た時ね。
当時官房長官をやっておった前の、福田さんが記者会見をしていた、不審船が来たと。
福田さんが「けしからん奴だ」と言ってね、怒ったんですよ。
私なんか見てるとね 一ヶ月に一回くらい不審船が往来しているわけですから、別に驚かんわけですよ。
そんな事を発表されても、あぁまた来たかって言うような程度でしょ?
その時に私は、俺の精神は相当汚染されているなと思ったんですよ。
だんだんだんだん長年やってるとね、相手がデタラメな事をやってるなんて当たり前だと思ってるから。
政界との癒着、めちゃめちゃなんですよ。

今回のね、2月上旬の日朝交渉で、皆前進がなかった駄目だ駄目だと言ってるけど、私もそう思ってるんですよ?
そう思ってるんですが、私は皆さんと違うのはいつでも日朝交渉が開かれるたびに、必ず日本の政治家の中で北の意を受けて外務省や総理大臣にプレッシャーをかける奴が必ずおったんですよ。
だから北朝鮮との戦いではないんです。
北の意を受けて動いている政治家や親朝派の学者や運動体との戦いだったんです、私の50年間は。
本当言うと、それは途中で気がつくんですよ?
何でこいつらはね、金日成のいう事を聞いて動くんだろう?と。
で、だんだんだんだん調べていくと、なるほどねと、構造的なものが浮かび上がってくるわけです。

長銀がよく倒れて1兆4千億とか金入れたと言うじゃないですか。
あれはね、どういうことかって言うと、つまり毎年朝鮮総連側から見て北朝鮮に貢献してくれた政治家たちの勤務評定と言うのがある。
ちゃんと勤務評定と言うのがあって、この人には年末にいくらカンパをやるかとず~っと書いてある。
それを平壌の今中身を調べましたけど、金容淳(キム・ヨンスン)という3号庁舎担当の書記がおった。
これが最終的にそういう表を見てですね。
これはちょっと多すぎるんじゃないかとか、この先生は頑張ってくれたからもう少し金額増やした方が良いとか、勤務評定をやるんです。
その最終的な物は今度再び総連に降りてくるんです。
降りてくる物を朝鮮総連が総額1000万なら1000万、1億なら1億、まぁそんな半端な金額ではないです。
合計何億何十億になるわけです。
どこからひねり出すかという事になるんです。

そうするとこの朝銀にですね。
東京のそれから埼玉とか近県のところに割り当てをするんです。
そうすると割り当てされた朝銀は理由なくして金を出す事が出来ないから、裏口座を作るとか、あるいは個人の名義で貸し出しをするとかと言う形で資金の調達をず~~~っと、日韓基本条約が妥結した1965年以来、やってきたんです。
私はそれを繰り返し繰り返しあちこちに書いたけど、私が一人どれだけ書いても喋っても、誰も相手にしてくれない。
初めて相手にしてくれたのは渡辺しょういちろう(?)なんですよ。
「朝鮮商工組合の間に合意書のような物があるではないかと佐藤が書いてくれた」と、どこかであの人が引用したんです。
それで初めてですね、なんかそういう関係があるらしいなと。
1976年に紙ではなく、言葉の上でどうも約束がされたらしい。
契機は何か?と言うとですね。

あちこちで書いてあって喋って恥ずかしいけれどこの本の中に、北朝鮮の今が分かるように、これは数年前に出した本です。(自著「北朝鮮の今が分かる本」を掲げる)
今日ここで喋るに当たって、我輩は昔何を言っておったかと言うのを勉強して来たんです。(笑い声)
それで具滋龍というのがいるんですよ。
具滋龍。
我々の世界ではこの人の名前を知らない奴はもぐり。
と言うのが、こいつはですね、金貸しだったんですよ。
文藝春秋の本社のすぐ近くにあるんですが、そいつが脱税をしたと言うので関東国税局が手入れをやったんです。
手入れをやって、奴の取引銀行であった同和信用組合、今の朝銀の前身です。
1968年、機動隊400名を動員して証拠の接収に入った。
シャッターを降ろして入る事が出来ない。
機動隊の方はバーナーを持っていって、ガスバーナーでシャッターを破って突入したと言う、我々には非常に大事件。

さぁ大事件が起きた。
朝鮮総連は全国の組織に命令してですよ?
つまり多重地域なんですけども「強制捜査は在日への弾圧である」と抗議行動を全国組織したと。
そうすると税務署が仕事にならないんです。
毎日毎日やってきますからね。
それでテーブルを叩くわけなんです。
「36年なんだとお前ら思ってるんだ」という事を全国でやられたんです。
でね、国税の仕事はマヒ状態に陥った。
それでも国税は頑張ったんです、税務署当局は。
だけども、余りにもしつこく、特に大阪の西成です。
酷いもんですから。

とうとう音を上げて社会党の当時の副委員長・高沢寅男の議員会館の部屋で、あそこに高沢が間に入って国税の課長以下何人か、今ちょっと資料ありませんけど、名前全部分かってますけど誰が高沢の部屋へ来か?
商工会の人が来てそこで話し合われて、あの5項目と言う中身が確認されていったんです。
国税は否定してますよ?
どういう否定の仕方をしたと言うと、こういう仕方をしたんですね。

これは1999年2月26日、参議院の予算委員会の総括質問で鴻池祥肇(よしただ)議員、今回の郵政民営化で反対投票やった奴です。
彼が質問をするぞ、と質問通告を出したんです。
国税の総括で。
すると国税の担当課長からすぐ電話が入った。
「そんな合意書なんか存在しないから先生質問やめてくれ」と、「あぁ分かった分かった」と。
しかしまぁ、あの人は人に言われて自分の意思を曲げる政治家じゃありませんから、だんだん総括質問が近付いてきたら不安になってきたんですね国税が。
そこでまた違う課長が電話をかけてきた。
「あぁ分かった分かった」
質問の当日になったら今度は別の課長が部屋に現れてドアの前に立ちはだかって「先生質問やめてくれ」って言うわけです。
そしたら鴻池議員が「貴様ら公務員が政治家の質問権に介入するな、どけ!」って怒鳴り上げて、その課長をドアの外に出してそれで参議院の総括質問の部屋に入って行ったんです。

そこで項目の中身を振りかざして、出席している全閣僚に配ったんです。
「よく読め。これは朝鮮総連が合意があるといって、総連のこれは公式の文書だぞと、よく読め」
で、「なぜ特権を与えてるんだ?」と言ったら国税庁の次長が出てきて、「そういうことは一切ありません」
「そういう事が巷に言われているから惑わされてはいかんと言う通達、通告を出しております」と答弁した。
鴻池議員はそのとき他の質問もたくさんあったから、追及しなかったけど部屋に帰ってきて「待てよ?」と気がついたんです。
奴らは通達を出したと言ったけど、いつ出したんだろう?と思って電話かけて聞いたんだと。(笑い声)
メチャクチャな話ですからね。
あちこち出した本の中で僕は同じ事を何度も書いているんです。
いかに酷いかと言うことです。

そういうような事が公然と1960年代中ごろから、要するに65年ですから昭和40年ですよね。
ず~~~っと続いてきて、あろう事か現場ではどういう事かと言いますとね、朝鮮商工会に加盟している朝鮮人の税金の申告と言うのは、朝鮮商工会の役員が風呂敷に包んで税務署の課長の前にど~んと置く訳です。
「はいよろしく」
これが申告ですからね。

それで中身を見ておかしいなと思って呼び出しをかけると、誰が出てくるかと言うと本人は全然出てこない。
納税者は、申告者は。
商工会の役員が出て行ってそこで税務署と団体交渉です、税金が。
こんな事を全国いたるところでず~~っとやって来たんです。
彼らはこう言ってる訳ですよ。
「我々を差別抑圧している日本国家になんで税金納めなきゃいかんのだ。そんな納める金があったら金日成に納めます」と言うのが彼らの理屈ですから。
それは一つの理屈なんです。
それだったら我が国もそういう奴らは納税に違反しているんだから、片っ端から摘発すればいいんです。
と言うようなメチャクチャな事がやられてきたのを長年私見て来ていますから、総連の会館に固定資産税の免税なんて、ええと言う話になっちゃうわけなんです。
だって所得税が納めなくていいんですから。

と言うような事が、もっと酷い話はですね。
税金とは余り関係ない話なんですけども、北朝鮮の持っている労働一号とかテポドン何とかと言う物の、部品。
これ殆ど日本の物ですよ?
今自分の書いた本を読み返して学習してみた。
どこの部品をどこの国から買ってきたかと言うのがみんな書いてあるわけです。
これ鴻池先生が質問しているんです、みんな。

京セラは弾道ミサイルが大気圏から突っ込んでくる時の調整するときね。
それをコントロールする機械を京セラが出しているじゃないか。
三菱電機は何々を出してるじゃないか。
日立は何々を出してるじゃないか。
と言う事を具体的に明確に・・・(聞き取れず)部品名を挙げて追求しているんです。

何と答えるかと思って当日、テレビで見ておりましたら、警察庁の次長だか警備局長だかが出てきて、「そういう情報も私たち存じ上げておりますので、国際機関と緊密に連絡を取って調査中」と、こういう話ですよね。
で今は与謝野大臣、あれが当時通産大臣かしておって、「今議員ご指摘の事も耳にしておりますので調査いたします」、とこういう話ですよ。
否定はしない、全部調査しますと言う答弁が出てきたんです。

これね、1999年の春の話ですよ?
今は2006年でしょう?
何にもその間変わってないんです。
何も。
安倍さんが官房長官になって初めてですね、「違反してる奴は片っ端から捕まえろよ」となったんです。
しかも国会で通った外為の改正法、外国船舶の入港禁止法、そういうものの発動は一切無いわけです。
現行法規を使って違反事項を摘発すると言う事ですね。

ところが2月の北京の日朝交渉で何が問題になったかと言うと、梅田さんと言う参事官が斎木さんの後になって交渉をやってきたんです。
あの人は自分が今回の交渉5日間やってみて、受けた印象を述べますと言って私たち説明を受けたんです。
第一点は、北朝鮮が最も気を使って神経を尖らせているのは拉致についての日本国内の世論である。
第二番目は、拉致についての国際的世論である。
第三番目は、今日本国内で片っ端から総連系の・・・(聞き取れず)をやってるわけです。
これが相当堪えている。
この3つが北側が神経を尖らせていると言う印象を受けたと私たちに言いました。

・・・その2に続く・・・

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