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1974年台風多摩川決壊と「岸辺のアルバム」の不倫の思い出

2019-10-12 05:09:32 | せたっしーの絵日記!
いよいよ本日未明。 多摩川の水源の奥多摩小河内ダムが台風19号の豪雨で貯水が危険水域に達し放水警報が鳴った。
赤いラインが台風19号の中心予想コースライン

トニーは中学2年の夏の終わりを思い出した

1974年夏の台風豪雨は多摩川を決壊させ狛江市や世田谷区に多大な被害を出した

東京都は非常事態宣言で自衛隊爆破部隊を要請した。 流れが穏やかな多摩川は鮎や自然の宝庫で狛江市和泉多摩川には河堰があったのだ。 それが水量や流木に耐え切れず水は小田急線和泉多摩川駅の住宅に流れ出した。 その緊急措置で多摩川の堰を自衛隊の大量爆弾💣で破壊して流れを多摩川本流に戻す作戦が実行された。 その爆破威力が凄くて直線距離で2キロも離れているトニーの自宅も震度3ぐらいの揺れがあった。台風被害より爆弾の爆風でガラスや建物の被害が出たので、トニーはハッキリ記憶している。

この水害で多摩川の堤防が決壊して19棟の家屋が崩壊・流出したが、家を失ったことのほかに家族のアルバムを失ったことが大変ショックであったという被災者の話をドラマ脚本家の山田太一が聞き、そこからTBS大ヒットドラマ「岸辺のアルバム」の構想が生まれた。

ラストの水害で家が流されるシーンは、実際の報道映像が使用されている。

ドラマの内容は台風崩壊より家族の崩壊がショッキングなホームドラマ…

主演の当時清純で貞淑な美人役の多かった八千草薫さんは、トニーの最寄り駅から各停で3駅の小田急線和泉多摩川駅の向かいのホームに佇む美しさに惹かれたといって電話をかけてきた竹脇無我と家族に隠れて不倫する主婦を演じ、それまでの良妻賢母的なイメージを打ち破り、新たな役どころを開拓。
(今も和泉多摩川の雰囲気はあまり変わらない)

トニーは童貞ながら
「貞淑を絵にかいたような八千草と多摩川のリバーサイドの連れ込みラブホテルでの不倫セックスシーンは衝撃的だった」。

小説では39歳だったが、脚本では42歳に直されている。八千草の実年齢は46歳(美人若奥様に見えた)だった。八千草はテレビ大賞主演女優賞を受賞。また、この作品でデビューした国広富之はゴールデン・アロー賞放送新人賞等を受賞した。

当時の平均視聴率は14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とそれほどでもなかったが、その後評価が高まり、テレビドラマ史に残る名作という評価が定着している。

このドラマは、前述のように実際に東京都狛江市で起こった台風水害を題材に、平凡な中流家庭の崩壊を描いた作品である。
それまでの「家族で食卓を囲んで最後はハッピーエンド」というホームドラマの殻を打ち破り、辛口ホームドラマというジャンルを確立した点で、革命的な作品であり、日本のテレビドラマ界に与えた衝撃は大きかった。

そのストーリーと共に特筆すべきは、オープニングの映像である。
平穏に見える川がある日突然濁流に変わり平凡な家庭を飲み込んでいくという、この作品のテーマを見事に象徴している。
特にジャニス・イアンの甘く気だるい歌声と、マイホームが濁流に飲み込まれていく実際のニュース映像が鮮烈に印象に残る。 

『岸辺のアルバム』というタイトルも含蓄がある。

このホームドラマは今では作られないような脚本である。

八千草薫の不倫だけではなく旦那は仕事の裏で東南アジアから人身売買で売春婦を違法入国させてるし、娘の中田嘉子はアメリカ軍属にレイプ被害があっても泣き寝入りして隠す。息子は受験生だけと
登校拒否になりノイローゼになる…

途中の回で、それぞれに秘密を抱える主人公の家族が偽りの笑顔をつくって多摩川の岸辺で家族写真を撮るシーンがあり、多摩川の岸辺でインスタ映えする写真アルバムは偽りの家族平和の象徴である。
それが台風によって家も家族も家庭も多摩川の河川敷やボート遊びや狛江や世田谷区の花火大会の思い出も一瞬にして崩壊してしまった…(悲)

そんな多摩川が再び台風増水決壊の危機にさらされている。

普段穏やかな僕らの川が世田谷成城スタジオで撮影した東宝特撮怪獣映画「シンゴジラ」の多摩川河川敷の自衛隊とゴジラの対決のような有り様だ。

多摩川沿線する皆さま台風厳重注意!である。

多摩川沿線や成城学園駅に住む綺麗な若奥様が「台風の日って、気圧のせいで身体が疼くのよね💕」なんて不倫誘惑されて多摩川のラブホテルで密会してると、多摩川は決壊したりゴジラが来襲して来るかもしれません…

🎵ここでジャニスイアンの名曲

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