今日は[BLObPUS GREEN]を一生懸命探し出していただき
本当にありがとうございました。お疲れさまでした。
全ての[BLObPUS GREEN]が無事捕獲され
それぞれのブロッパス研究所へ搬送されていきましたことを
ここにご報告いたします。
またいつか、どこかの町にブロッパスの変種、亜種が出現するかもしれません。
次はきみの町かも・・・!?
本当にありがとうございました。お疲れさまでした。
全ての[BLObPUS GREEN]が無事捕獲され
それぞれのブロッパス研究所へ搬送されていきましたことを
ここにご報告いたします。
またいつか、どこかの町にブロッパスの変種、亜種が出現するかもしれません。
次はきみの町かも・・・!?
4月29日(祝)「みどりの日」
中野ブロードウェイ2Fの某TOYショップにて
[BLObPUS GREEN]を限定7体発売いたします。
イメージのキーワードは「緑・GREEN・葉」です。
中野ブロードウェイはJR中野駅下車、北口サンモール奥の商業+住居施設です。
まんだらけをはじめ、フィギュア、マンガ、CD、軍モノ、サブカル系本屋等
OTAKUスポットが多数ありますので祝日の娯楽に、お散歩に、お買い物にと
一日遊んでいても飽きません。[BLObPUS GREEN]を、お探しついでに
是非、一度足を踏み入れて、その面白さに触れてみてください。
<中野ブロードウェイ館内案内>
http://www.nbw.jp/web/
中野ブロードウェイ2Fの某TOYショップにて
[BLObPUS GREEN]を限定7体発売いたします。
イメージのキーワードは「緑・GREEN・葉」です。
中野ブロードウェイはJR中野駅下車、北口サンモール奥の商業+住居施設です。
まんだらけをはじめ、フィギュア、マンガ、CD、軍モノ、サブカル系本屋等
OTAKUスポットが多数ありますので祝日の娯楽に、お散歩に、お買い物にと
一日遊んでいても飽きません。[BLObPUS GREEN]を、お探しついでに
是非、一度足を踏み入れて、その面白さに触れてみてください。
<中野ブロードウェイ館内案内>
http://www.nbw.jp/web/
パチ怪獣サミット2005
ご来場、ご購入いただいたお客様、本当にありがとうございました。
惜しくも抽選からもれてしまい、お買いあげいただけなかったお客様
ブロッパスにご投票いただき、本当にありがとうございました。
これからも、ブロッパス、ムニェーニエ・マデーリをよろしくお願いいたします。
・パチ怪獣サミット2005限定くじびきブロッパス歌舞伎町バージョン(お土産付き)8体(パチタイ)
・パチ怪獣サミット2005限定くじびきブロッパス黄金街バージョン(お土産付き)1体「シークレット」
・お土産セット(若干数)
ご来場、ご購入いただいたお客様、本当にありがとうございました。
惜しくも抽選からもれてしまい、お買いあげいただけなかったお客様
ブロッパスにご投票いただき、本当にありがとうございました。
これからも、ブロッパス、ムニェーニエ・マデーリをよろしくお願いいたします。
・パチ怪獣サミット2005限定くじびきブロッパス歌舞伎町バージョン(お土産付き)8体(パチタイ)
・パチ怪獣サミット2005限定くじびきブロッパス黄金街バージョン(お土産付き)1体「シークレット」
・お土産セット(若干数)
あ~、おなかすいた。タバコが吸いたい。
こんなに月がキレイで風も気持ちのいい夜なのに、
なぜ、お客さんは妖子のお店にこないのかしら?
お酒はあるし、お料理だってできる。お金が欲しいわ。ドレスを買いたいの。
来月のリサイタル用に新しいドレスを買わなければ・・・。
半開きのドアにもたれて、妖子はぼんやりと二ヶ月前のソロ・リサイタルの事を思い出していた。
それは駆け出しの歌手、妖子にとって初めての大きいステージだった。
大きいと言っても新宿コマ劇場ではない。オーナーが変わるたびにその内容も
ダンスホール、ストリップ、映画館、舞踏や演劇、と変わり
今はバンド演奏を中心とした、ライブハウスと呼ばれる収容客数300人程度の
ハコのステージ。大きかったのは、プレッシャーと希望、夢である。
たいした宣伝もしていなかったが、どこからか妖子の歌の評判を聞きつけ
集まった人々で満員となり、好評のうちにリサイタルは幕を閉じた。
まだ歌だけでは食べていけないため、BARを開いたのだがこちらのほうは
サッパリお客が入らない。不思議な感じだった。
こんなんじゃ、お店の家賃も払えやしないわ。
ためいきまじりにお店のなかへ戻ろうとしたそのときだった。
眼の前を「何か得体の知れない生きモノ」が猛スピードで横切った。
何を見たのか確認するために、自分の数秒前の記憶を再生したが
それは、透明の脚を持った毛のない猫?金目で腹が赤く点滅するネズミ?
触手と吸盤を持ったカラス?自分の知識と理解の範囲を超えていた。
しかし、冷静に、普通に考えてそんな生き物はいるはずがない。
強いて言うなら、タコに似ていたような気がする。しかしこの新宿のど真ん中を
タコが猛スピードで走っているなんて、そんなこと、ある?
見たと思わない事。それがいい。疲れているからきっと幻想を見たんだわ。
後ろ手にドアを閉め店の中に入った足下に、じっと妖子を見上げる
「何か得体の知れない生きモノ」の存在の気配と視線を感じた。
出てって!足下は見ずに心の中で叫んだ。そむけた視線の先にそれはもう一匹いた。
一匹どころではなかった。ざっと数えて七~八匹はいる。まさに四方八方に
「何か得体の知れない生きモノ」が店内を陣取っている。招かれざる客。
招かれざる客の一匹が、触手でバーボンの瓶を持ち、ラッパ飲みをしている。
もう一匹はジンとライムシロップを両手に持って飲み干し口の中でシェイクしている。
もう一匹はビールサーバーのハンドルを操作し、のどを鳴らしながらビールを飲んでいる。
開店祝いに贈られたシャンパンのマグナムボトルのコルクが、
立ちつくす妖子の頬の脇をかすめ飛び、薔薇色がかった金の泡が吹き出した瞬間、キレた。
あんたたちっ!出ていってよっ!私の大事なシャンパンをよくも・・・!
とっさにモップを手に取り、シャンパンの瓶に群がる招かれざる客達を一網打尽にすべく
振り下ろした。しかし逃げ足の方が一歩速かった。
新宿の街、月明かりの下、雑踏の中を猛スピードで逃げていく
「何か得体の知れない生きモノ」八匹を、もしDR.ムニェーニエが見たならこう叫ぶだろう。
「誰かあのブロッパスを捕まえてくれ!」
こんなに月がキレイで風も気持ちのいい夜なのに、
なぜ、お客さんは妖子のお店にこないのかしら?
お酒はあるし、お料理だってできる。お金が欲しいわ。ドレスを買いたいの。
来月のリサイタル用に新しいドレスを買わなければ・・・。
半開きのドアにもたれて、妖子はぼんやりと二ヶ月前のソロ・リサイタルの事を思い出していた。
それは駆け出しの歌手、妖子にとって初めての大きいステージだった。
大きいと言っても新宿コマ劇場ではない。オーナーが変わるたびにその内容も
ダンスホール、ストリップ、映画館、舞踏や演劇、と変わり
今はバンド演奏を中心とした、ライブハウスと呼ばれる収容客数300人程度の
ハコのステージ。大きかったのは、プレッシャーと希望、夢である。
たいした宣伝もしていなかったが、どこからか妖子の歌の評判を聞きつけ
集まった人々で満員となり、好評のうちにリサイタルは幕を閉じた。
まだ歌だけでは食べていけないため、BARを開いたのだがこちらのほうは
サッパリお客が入らない。不思議な感じだった。
こんなんじゃ、お店の家賃も払えやしないわ。
ためいきまじりにお店のなかへ戻ろうとしたそのときだった。
眼の前を「何か得体の知れない生きモノ」が猛スピードで横切った。
何を見たのか確認するために、自分の数秒前の記憶を再生したが
それは、透明の脚を持った毛のない猫?金目で腹が赤く点滅するネズミ?
触手と吸盤を持ったカラス?自分の知識と理解の範囲を超えていた。
しかし、冷静に、普通に考えてそんな生き物はいるはずがない。
強いて言うなら、タコに似ていたような気がする。しかしこの新宿のど真ん中を
タコが猛スピードで走っているなんて、そんなこと、ある?
見たと思わない事。それがいい。疲れているからきっと幻想を見たんだわ。
後ろ手にドアを閉め店の中に入った足下に、じっと妖子を見上げる
「何か得体の知れない生きモノ」の存在の気配と視線を感じた。
出てって!足下は見ずに心の中で叫んだ。そむけた視線の先にそれはもう一匹いた。
一匹どころではなかった。ざっと数えて七~八匹はいる。まさに四方八方に
「何か得体の知れない生きモノ」が店内を陣取っている。招かれざる客。
招かれざる客の一匹が、触手でバーボンの瓶を持ち、ラッパ飲みをしている。
もう一匹はジンとライムシロップを両手に持って飲み干し口の中でシェイクしている。
もう一匹はビールサーバーのハンドルを操作し、のどを鳴らしながらビールを飲んでいる。
開店祝いに贈られたシャンパンのマグナムボトルのコルクが、
立ちつくす妖子の頬の脇をかすめ飛び、薔薇色がかった金の泡が吹き出した瞬間、キレた。
あんたたちっ!出ていってよっ!私の大事なシャンパンをよくも・・・!
とっさにモップを手に取り、シャンパンの瓶に群がる招かれざる客達を一網打尽にすべく
振り下ろした。しかし逃げ足の方が一歩速かった。
新宿の街、月明かりの下、雑踏の中を猛スピードで逃げていく
「何か得体の知れない生きモノ」八匹を、もしDR.ムニェーニエが見たならこう叫ぶだろう。
「誰かあのブロッパスを捕まえてくれ!」
「黄金街」の名前とは裏腹に、その一角はまるで安っぽいテレビドラマの
古びたセットのようだった。
バブル経済時にはマッチ箱のようなウワモノがのっかった、猫の額ほどの土地に
何億という値がつけられて土地ころがしの対象になった。
しかし、実際の街の様子といえば猛烈な土地ころがしの回転についていけず、
はじきだされた人々が、どんどん商売をたたんで出て行ってしまったため
「黄金街(ゴールデンタウン)」どころか、
「幽霊街(ゴーストタウン)」になってしまったのである。
人間が去ると、代わりに「怪なる存在(モノ)達」が棲みついた。
次に「怪なる存在(モノ)達」と共存できる人間達が、
ぽつり、ぽつりと街に戻りはじめた。
ほとんどが闇に包まれた黄金街の中心近くに、築40年は経っていそうな、
かろうじて自立している一軒の小さな木造モルタルの家があった。
ありふれてはいるが他の建物と決定的に違うところ、
それはその家の半開きのドアから、頼りなくも優しく誘いかけるような
オレンジ色の光が漏れていることである。光には人間を吸い寄せる力がある。
「怪なる存在(モノ)」は暗闇を棲みかとするが
人間は本能的に光を目指してしまう習性がある。
半開きのドアの上に小さな看板が出ている。「BAR 妖子(ようこ)」
どうもここでは酒を飲ませてくれるらしい。
しかし「妖子」という名がひっかかる。人間に擬態した妖怪が光と酒で、
人間にオイデオイデしているのかもしれない。
古びたセットのようだった。
バブル経済時にはマッチ箱のようなウワモノがのっかった、猫の額ほどの土地に
何億という値がつけられて土地ころがしの対象になった。
しかし、実際の街の様子といえば猛烈な土地ころがしの回転についていけず、
はじきだされた人々が、どんどん商売をたたんで出て行ってしまったため
「黄金街(ゴールデンタウン)」どころか、
「幽霊街(ゴーストタウン)」になってしまったのである。
人間が去ると、代わりに「怪なる存在(モノ)達」が棲みついた。
次に「怪なる存在(モノ)達」と共存できる人間達が、
ぽつり、ぽつりと街に戻りはじめた。
ほとんどが闇に包まれた黄金街の中心近くに、築40年は経っていそうな、
かろうじて自立している一軒の小さな木造モルタルの家があった。
ありふれてはいるが他の建物と決定的に違うところ、
それはその家の半開きのドアから、頼りなくも優しく誘いかけるような
オレンジ色の光が漏れていることである。光には人間を吸い寄せる力がある。
「怪なる存在(モノ)」は暗闇を棲みかとするが
人間は本能的に光を目指してしまう習性がある。
半開きのドアの上に小さな看板が出ている。「BAR 妖子(ようこ)」
どうもここでは酒を飲ませてくれるらしい。
しかし「妖子」という名がひっかかる。人間に擬態した妖怪が光と酒で、
人間にオイデオイデしているのかもしれない。
妖怪、怪物、怪獣。怪と名の付く存在(モノ)達が
その街を目指してやってくるのは
その街にそれらを吸い寄せる特別で強力な磁場があるからだ。
ありとあらゆる怪怪奇奇としたものたち、魑魅魍魎、KABUKI-MONO・・・。
それらの存在が、その街の磁場に吸い寄せられ、彷徨い、棲みつき、
増えていった。それらの何千、何万という怪なる存在(モノ)達が
磁気を帯び、磁場が相乗的に強化されていった。
磁場が強化されると、さらにその街は怪なる存在(モノ)達を呼び寄せた。
いつしかその街は「怪なる存在(モノ)達の一大コロニー」となっていた。
その街に足を踏み入れたときにふと感じる、あの何とも言えない感じは
それら怪なる存在(モノ)達の気配を、本能的に感じ取っているからなのである。
カビ臭く生暖かい風が噴出す通気口に、暗く湿った厨房の排水溝に
屋上に取り付けられたネオンの裏側に、雑居ビル階段踊り場鉄扉の向こう側に。
怪なる存在(モノ)達はあなたの目に見えなくとも、確かに存在しているのである。
何が起こっても、不思議はない街であった。
しかし、その一瞬の閃光は、その街のネオンや喧噪とは
明らかに異質なものであった。
100万ボルトの電気の刀で、バッサリと空間を切り裂いたかのような閃光。
表通りの明るさとはうってかわって、一歩裏通りへ入ると
小さなブラックホールのような場所が、その街にはある。
その明暗のコントラストに一瞬めまいをおぼえ、暗闇に目が慣れるまで、
しばし時間を要するほどの黒いエアポケットだ。
そんな路地裏のエアポケットに、(正確には地上げ後の時間貸し駐車場だが)
一瞬閃光が走ったとしても、誰が振り向くであろうか?
黒いエアポケットを好んですみかとする名もない小さな妖怪達が
自分達のなわばりを荒らされまいと、身構え、ざわめく程度である。
閃光は一瞬で消えたが、暗闇に立ちつくす不気味なシルエットが
残像のように残って、いつまでもそれは消えることがなかった。
しかしそれは、残像ではなかった。新たな怪なる存在(モノ)が、
磁場を切り裂きこの街にやってきたのであった。
この街のどんな怪なる存在(モノ)達とは似ても似つかない姿。
名はミュータント・イービル。
その名のもとに語られる恐怖の都市伝説が、その後この街の隅々に
知れ渡ることになろうとは・・・。
その街を目指してやってくるのは
その街にそれらを吸い寄せる特別で強力な磁場があるからだ。
ありとあらゆる怪怪奇奇としたものたち、魑魅魍魎、KABUKI-MONO・・・。
それらの存在が、その街の磁場に吸い寄せられ、彷徨い、棲みつき、
増えていった。それらの何千、何万という怪なる存在(モノ)達が
磁気を帯び、磁場が相乗的に強化されていった。
磁場が強化されると、さらにその街は怪なる存在(モノ)達を呼び寄せた。
いつしかその街は「怪なる存在(モノ)達の一大コロニー」となっていた。
その街に足を踏み入れたときにふと感じる、あの何とも言えない感じは
それら怪なる存在(モノ)達の気配を、本能的に感じ取っているからなのである。
カビ臭く生暖かい風が噴出す通気口に、暗く湿った厨房の排水溝に
屋上に取り付けられたネオンの裏側に、雑居ビル階段踊り場鉄扉の向こう側に。
怪なる存在(モノ)達はあなたの目に見えなくとも、確かに存在しているのである。
何が起こっても、不思議はない街であった。
しかし、その一瞬の閃光は、その街のネオンや喧噪とは
明らかに異質なものであった。
100万ボルトの電気の刀で、バッサリと空間を切り裂いたかのような閃光。
表通りの明るさとはうってかわって、一歩裏通りへ入ると
小さなブラックホールのような場所が、その街にはある。
その明暗のコントラストに一瞬めまいをおぼえ、暗闇に目が慣れるまで、
しばし時間を要するほどの黒いエアポケットだ。
そんな路地裏のエアポケットに、(正確には地上げ後の時間貸し駐車場だが)
一瞬閃光が走ったとしても、誰が振り向くであろうか?
黒いエアポケットを好んですみかとする名もない小さな妖怪達が
自分達のなわばりを荒らされまいと、身構え、ざわめく程度である。
閃光は一瞬で消えたが、暗闇に立ちつくす不気味なシルエットが
残像のように残って、いつまでもそれは消えることがなかった。
しかしそれは、残像ではなかった。新たな怪なる存在(モノ)が、
磁場を切り裂きこの街にやってきたのであった。
この街のどんな怪なる存在(モノ)達とは似ても似つかない姿。
名はミュータント・イービル。
その名のもとに語られる恐怖の都市伝説が、その後この街の隅々に
知れ渡ることになろうとは・・・。