＊今朝の１枚
今朝も朝日は見れず残念。
でも、
日中はカンカン照りで、残暑が厳しかったですね。
残暑がないまま秋に突入か？
なんて思ってたけど、
「そんな心配はご無用。」
と、お天道様が言っているかのような暑さである。
一方、
俺の風邪だが、
だいぶ良くなってきた。
この調子で早く完全復活してほしいです。
画像は今日仕入れたミニカラー。
花職人Ａｉｚｕ湯田さんのカラーです。
小売のお店でこんなにたくさんのカラー、何に使うの？
と思うかもしれない。
ウェディングの仕事があるときなら、
メイン装花・テーブル装花・受付花などで
このくらいの量は軽く使うのですが、今回は違う。
このカラーは、
お稽古（フラワーレッスン）に使うんです。
お稽古の仕事は主に２種類あり、
ひとつは、
俺が教えるフラワーレッスン。
もうひとつは、
お花の先生に花材を納める仕事。
今回は納める仕事です。
自分がやるレッスンは、
ある程度、頭の中でデザインを考えて仕入れに挑み、
使いたいなと思った花材の入荷がなければ、
別のお花に変えることが出来る。
最悪の場合は、
デザインを変更することだって出来る。
でも、
お花の先生へ納品する場合にはそうはいかない。
事前に、
その日に作るデザインをお聞きし、
使用したい花材を細かく教えていただく。
ある程度の変更はあるものの、
基本的にはご希望に近いものを仕入れるようにしている。
今回、
一番使いたいと言われた花材はピンクのカラー。
しかも、細くてやわらかいカラーを１人５本。
５本×杯数となるとけっこうな本数になる。
しかし月曜日には、
大田も世田谷も見合ったカラーの出荷がなかった。
カラーは出ていても、
金額が見合わなかったり、細くなかったり。
細いカラーというと、
俺は、
サンダーソニアでおなじみの丸朝園芸さんのカラーを良く買うのだが、
今は出荷してる時期ではないようだ。
その後、
月曜日の入荷状況を先生に説明し、
代品でも良いと了解は得ていた。
でもやはり、
「ご希望通りの花材を揃えたい」
と思うのが、仕入れをしている者の心情である。
諦めずに探してみた。
ありました。
湯田さんのところから出荷があったんです。
金額的には予定より少し高くなってしまったのだが、
（「１杯いくら」という金額設定があるため）
なにより、ご希望通りの花材をご用意したかったので、
迷わず相対し、
納品金額は他の花材で調整した。
今週は 別のもう１件のお稽古の納品もあり、
そっちの花材探しも苦労している。
結局、金曜日のみの一発勝負になってしまいそうだが、
早起きして市場へ行こうと思ってます。
確かに、
早起きして市場へ行くのって大変かもしれないが、
“早い者勝ち”の仲卸での仕入れには、
早起きが必要不可欠である。
でもそれは、
「お客様の期待に応えたい」
という強い気持ちがあるので、苦にはなってない。
おもに表日（切花の出荷がある月・水・金）は、
（例えば今日は・・・）
朝４時に起きて市場へ行き、
１９時までのお店の営業、
閉店後の納品・配達を終わらせお店に戻り、
今、こうしてブログを書いているのが２１時過ぎ。
“実労働時間は何時間だよ？！”
って世界の自営業者花屋。
時給に換算したら・・・
なんて考えたらぞっとしちゃうよね。
でも、
俺が朝早く市場へ行って、
厳選して仕入れてきたお花を、
お客様が喜んでくれる
ただそれだけで疲れは吹っ飛んじゃうんだよなぁ
喜びを売っている
なんて言ったらカッコつけすぎだよって言われそうだが、
そんな花屋の仕事が俺は好きだ。
「仕入れ“命”」の青空でした。
