トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

法律違反なのに辞職しないの?

2021-02-26 08:41:33 | 日記
菅首相の長男が関与している総務省の接待問題で、関係者の処分が発表された。

焦点はすでに総務省を離れた山田内閣報道官の処分だが、給与を自主返上することで決着つけるのが官邸の方針のようだ。端的に言えば彼女を守ることにした。

本件は何が問題なのか、というと総理の長男と飯を食ったということではない。ましてやそれが和牛ステーキとか海鮮とか高価な食事であったことでもない。国家公務員倫理法という法律に違反した行為を犯したということなのだ。官僚が民間の関係者から接待を受けることは違法なのだ。

一般的に高級官僚はこの倫理に非常に厳しい。業者から接待を受けることなどまず考えられない。過去大蔵省官僚のノーパンしゃぶしゃぶ接待が話題になったがそれ以降、官僚はこうしたことには一番気を付けてきている。なのにこのざまであり、気が緩んでいたといえよう。

いずれにせよ、まがいなりにも法律違反を起こしておいて、給与の自主返上で済ませようというのはちょっと無理がある。内閣の高級官僚がこのまま業務を続けられるとは思えない。一般的なセンスとしては早期に辞任して、本件を幕引きすることであろう。