作品紹介に「リーガル・サスペンス」と書いてあったので、
硬派な作品だろうなと想像して鑑賞しましたが、
さすがドイツ映画。
想像を超える難しい作品でした。
主人公のトルコ人青年は、子どもの頃からドイツ人社長の裕福な家庭に預けられ弁護士になります。
新米弁護士として殺人事件のイタリア人被告の弁護を担当することになりますが、
殺害されたのは育ての親のドイツ人社長でした。
しかもドイツ人社長の後継者である孫娘とは一時期恋仲だった関係。
被告人が殺害した理由を調べていくうちに、
育ての親である社長側に不利な、第二次世界大戦中のある事実にたどり着きます。
弁護士はその事実をどう扱うか?
裁判の結果、そして被告人はどうなるのか?
正義とは何か、弁護士はどうしたらよかったのか、
鑑賞後も考えさせられる作品です。
(新宿武蔵野館)
関連エントリ:
監督:マルコ・クロイツパイントナー
出演:エリアス・ムバレク、アレクサンドラ・マリア・ララ、ハイナー・ラウターバッハ、フランコ・ネロ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます