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「数学的決断の技術」
小島寛之著、朝日新書、2013年12月
決断のメソッド(=癖)について、標準理論から(当時)最先端の理論までを紹介し、
他人の行動の背後にある原理を理解し、自分の人生について深く内省するための材料を提供する本。
帯に意思決定の基準として4つのタイプが例示されています。
A.最悪のケースを思い浮かべて、慎重に
B.だいたい自分の得になればOK
C.結果がどうなっても、後悔だけはしたくない
D.狙うは一発逆転! 絶対自分はうまくいく
それぞれ専門的には、
A.マックスミン基準
B.期待値基準
C.最大機会損失・最小化基準(サベージ基準)
D.マックスマックス基準
と呼ぶそうです。
自分は、事例も含めて考えると、Bのタイプに近いかなと思いました。
あとがきの最後で、選択の結果について以下のように述べて、
本書を締めています。
「間違った選択などありえないのではないか。
なぜなら選択が正しいかどうかを決めるのも、まさにあなたの行動なのだから」
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