「脳には妙なクセがある」
池谷裕二著、扶桑社新書、2013年12月
身近な話題を題材に、脳科学について分かりやすく解説した本。
26章から成り、各章のタイトルは全て「脳は妙に」で始まります。
本書を読むのは確か3回目。
過去2回は最初から順に読みましたが、
「はじめに」に「本書のバックボーンは第11章、22章、そして26章です」
と書いてありましたので、
今回はこの3章から読んで、その後残りの章を順に読みました。
11章 脳は妙に笑顔を作る|「まずは形から」で幸福になれる!?
・笑顔は見る人だけでなく、笑顔を作る人にとつても、よい心理効果がある
→ 口元を笑顔にしておく話が出てくるのですが、いまはマスクしているから分からないです。
ということは、いまはお互いよい心理効果を得られない状態になっているんだろうなあと感じました。
22章 脳は妙に不自由が心地よい|ヒトは自分のことを自分では決して知りえない
・自由意志とは本人の錯覚にすぎず、実際の行動の大部分は環境や刺激によって、
あるいは普段の習慣によって決まっている
→ 後述する、行動経済学にもよく出てくる話です。
26章 脳は妙に使い回す|やり始めるとやる気が出る
・身体運動を伴うとニューロンが10倍ほど強く活動する
→ 脳を使うために、まずは行動してみよう!ということのようです。
その他メモ:
・シャーデンフロイデ(他人の不幸を喜ぶ感情)
・相手への信頼度を試す実験
・最後通牒ゲーム
・ニセ薬(プラセボ)
・後知恵バイアス、所持効果
・認知的不協和
・囚人のジレンマ
・トロリージレンマ
→ これらは行動経済学でもよく出てきます
・人差し指と薬指を比べて、人差し指が短い人のほうが、株取引で儲け上手
→ 自分は人差し指が短いです。この法則を拠り所に株取引を続けています。
・人は映像的説明に弱い
→ ブログでも写真や絵があった方が見てもらえます。
脳に悪い7つの習慣