てんてこまい子育ての記憶(旧 わたしと家族の日々)

一人で三人分にぎやかと言われてきた息子も、もう高3。

高校生になっても続く、コンクール前の攻防

2022-05-06 | 習い事
我が家は、息子が
GWに開催されるコンクールに
毎年出場するもんだから、
GWは動けない、と相場が決まっています。
(コロナで延期になったときは
コロナで外出できなかったし・笑)

今年もまた。
来年もきっと。

子どもが満足しているなら
いいんですけどね。親は。


さて、
私にとって、子どものコンクールとは、
変なテンションで態度が悪くなる息子との
戦いの歴史でもありました。

しかし、現在、息子は高1。
さすがにもう親の手を
煩わせるようなことはなかろう。
やっと「本番の一瞬だけ観て、気楽に応援する人」
になれるかな?(←夫は常にこのポジション)

・・・と思っていたのですが、
思いたかったのですが、
現実には、そうすんなりと
問屋が卸すわけがなかったのです。


「ぜんぶ自分で用意するから」
と言いながら、
直前まで放置する息子。

しびれを切らして
用意しなくていいの?
と言うと、
「ちゃんと全て把握してるから
いいんだよ。大丈夫だからっっ」
と言い返してくる。

そして出かける直前に荷物を用意し、
「あれ?××が無い…
教室に忘れてきたかも」
「お母さん、もう一回作ってよ。
いいから早くっ」

・・・・(怒)

だ・か・らっっ!

用意ってのは
せめて前日にやるべきなんだよ、
分かったか!!!!

と説教しながら
仕方なく新しく制作する羽目に。


私の小言をふてぶてしく聞き流し、
新しく作った物をピッと取る息子。
(もうちょっと感謝しろ)

「はい、もう忘れ物ない。ちゃんと確かめた。
と荷物をまとめ、
玄関に向かおうとする息子。
見ると、床の上に
参加票ハガキと印鑑が放置されている。
(これが無くては参加出来ない)


・・・はぁぁぁ~~。

疲れる。すごく疲れる。

そして、コンクールなんて
ものすごくどうでもよくなる。

こんな子、もう知らん。
どうでもいいから早く終われって感じ。


心からそう思うんですけど、
しかし始まってみると、
そして終わってみると
満足感でいっぱいになってしまうのです。

自分の子がどうこう
ってだけじゃないんです。

コンクールってのは
毎年出続ける子も多いから、
なんとなく馴染みができて
他の子の成長も楽しみになっちゃうのです。
子ども達の頑張る姿そのものに
感動するのです。
そして、感動で心が浄化されちゃうのですよ。

知り合いになったお母様方との
ちょっとした会話も
リフレッシュになるし。

開始前の我が子とのバカバカしい攻防など
どうでもよくなってしまうのです。


ああ、良かった良かった。
終わった終わった。
それだけです。



・・・ところが。

次は、数ヶ月後、
遠方での全国大会があるんです。
うちは、そういうものに参加するのは
初めてです。

参加するだけでも
良い思い出になるだろうな。
よかったね。

・・・とは思うのですが、
同時に、
参加にかかる経費…
参加費等基本的なものに加え、
ハイシーズンの旅費、すなわち
二人分の飛行機代、ホテル代(6泊!)
などを含めると、
私の給与など軽く数ヶ月分が飛ぶ金額に。

更に、事前準備、当日含め
私が考え、サポートすべき事柄が
いろいろあると予測され、
頭の中、軽くパニック。


甲子園やら何やら
TV中継される大きな大会を見ながら、
本人の遠征費に加え
家族の旅費もかかるよね、
大変だろうなー
と思ってはいたけれど。

身近にいる
全国大会に出場する子のお母さん方が
「本人はいいけど、親は大変…」
と苦笑するのを聞いてはいたけれど。

いざ我が身に降りかかると
その金額の大きさに戦慄が走る。


芸術、スポーツなどの分野で
コンクールだの遠征試合だの
全国大会だの
なんなら国際コンクールだの
頑張る子どもを持つ親御さん達の多くは、
きっとみんな
けっこうな無理をしながら
子をサポートしているんだろうな。


・・・おつかれさまです(涙)

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