「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」
哲学者 西田幾多郎が散策しながら思索にふけったことから呼ばれた京都の「哲学の道」
今や日本の道百選にも選ばれ、春には両岸の関雪桜で花のトンネルができる観光名所でもあります。
備後小でも、哲学の道とはまた違った道があります。
南校舎3階にある算数教室前の廊下です。
誰が呼んだか、名付けて「算数の道」!
算数専科の先生が、算数好きな子どもが多くなるように、思索にふけった道沿いの先、掲示物や展示物が学年ごとに並んでいます。
両側とも、学習した時期ごとにたくさんの算数の華を咲かせていて、それはまるで算数のトンネルです。
「算数の道」を通る子ども達が、算数について思索にふける姿は、さながら哲学の道を散策しながら思索にふけった西田幾多郎のようでしょうか。
最近、そんな「算数の道」に設けられた特設コーナーがにぎわいを見せているという話を3年生の先生から聞いたので、見に行ってきました。
そこには、暗算について楽しく学べる教材が展示してありました。
「暗算にチャレンジ!」ということで、実際に手に取ってチャレンジしてみました。
商品名と値段が書いてあるカード(くじ)を2枚ひき、それをもとに暗算をしていき、商品を手にいれます。
あ、これは、実際に買い物に行ったときと同じような感覚…!!
限られたおこづかいのお金で、どれを買おうか悩んで頭の中で一生懸命暗算して…という小学生の頃を思い出しました。
さて、先日、3年生は、暗算について学習をしました。
今回、1年目の先生の研究授業でもおこなわれるなど、そこに合わせた特設コーナー。
「暗算にチャレンジするのはいつ?」「今でしょ!」と子ども達も色々思索しながら暗算にチャレンジしました。
7月1日と2日は、ちょうど授業参観・懇談会です。
ご参観の際には「算数の道」に立ち寄って、算数の思索にふけってみたり、チャレンジしてみたりするのもいかがでしょうか。